大切な家族を失ったあなたへ〜るんば (2006.6.13)

 今年で私の愛犬ノエルが旅立って5年目の命日を迎えました。
5年というのは、そのまま今の愛犬ココアの年齢と同じです。
現在は、この命日をココアとチャコ、猫たちと元気に迎えられるのを感謝できる大切な日となりました。これも、命の大切さ、生きている実感を教えてくれたしっぽたちのおかげです。

このHPを立ち上げたのはノエルを亡くして1年目の時です。当時は、1年たってようやく自分の気持ちを表現して整理してみようという気持ちになり、私と同じく大切な家族を亡くした方に共感してもらえるようなHPを作れたらと思いました。

掲示板などでこつこつとペットロスの皆さんへの返信を続けて4年目になりました。
掲示板に来てくださった皆さんのメッセージに教えていただく事のほうが多く、私のほうが本当に励まされ、支えられました。対話を通して、沢山の気づきがありました。感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にどうもありがとうございました。

 5年目の命日を迎えて、ふと振り返ると、いつも同じニュアンスのメッセージを皆さんに繰り返している自分に気がつきました。私の中のペットロスへの姿勢、思いがしっかりと固まってきた為だと思います。それがいい事なのか、悪い事なのかはわかりませんが、これでいいのかなあ・・と思うようになったのは事実です。

 そこで、私のペットロスへの思いをしっかりとここに綴って、しばらくは掲示板をお休みすることにしました。


「あなたの人生に これから

どれほど多くの 別れがやってこようとも

おぼえておいてください

生命からあふれた 愛は

決して 消え去りも 失われもしないことを

それは 目に見えず 手に触れられなくても

透明な光のように

あなたのゆく手を 励まし続けてくれるのです

それは 目に見えず 耳に聞こえないからこそ

久遠の宇宙のように

あなたの生命のなかに 生きつづけるのです

いつまでも いつまでも −

           〜生命のメッセージ 中森じゅあん・著 海竜社」

 
中森じゅあんさんの本の中から引用させていただきました。

大切なしっぽある家族を失った方へ〜

お伝えしたい思いはこの文章に集約されているように感じました。

今はとても苦しくて立ち上がれない程の悲しみの中にいるのは、
それだけ家族を大切に思っていたから。

旅立たせてしまった自分を、家族を、
その旅立ちに関わった人々を許せないのも、
それだけ家族を愛していたから。
いなくなってほしくないから。
自分の気持ちを受け入れてあげてください。

でも、どんなに悲しくても忘れないでいてほしいのは、
あなたがどれだけその子を大切に思っていたか。
そして、たとえ短い一生だったとしても(人間よりも)
一緒の時間の中に幸せな思い出があったということ。
そして、その時間の中に笑顔があったということ。

そのことを思い出すには涙が必要です。
凍った心を溶かすためにいっぱいの涙と時間が。
今すぐに全部溶かしてしまわなくてもいい。
ゆっくりと、ゆっくりと。

そして、ゆっくりとでいいから
自分を
家族を
周囲の人々を
許してあげていってください。
許してあげられるのは自分の心だけ。

一生自分を
家族を
周囲の人々を
責め続けないでください。
憎しみはずっとあなたの心を芯まで傷つけてしまう。

涙の雨の隙間にちょっとだけ
あたたかな光が差したとき
初めて虹がかかります。
その虹のたもとには、
愛するあの子たちが笑顔で待っています。

虹の橋を感じるには、涙と
許しと幸せな思い出が必要です。

ここまで感じるには、ずっとずっと
時間が必要だけれど、
自分の心の中で一生生きつづけている
あの子の姿は、あなただけのものです。

これから先、どんなことがあっても
決して誰にも奪う事はできません。
失うこともありません。

これからもずっとずっと一緒。
いつも虹の橋で 心の中で
あなたを見守り 励まし
心配し 一緒に歩んでいる魂。
いつか 虹の橋で必ず出会えます。

「見送ることが飼い主の仕事」
と掲示板で教えてくださった方がいます。

見送ることは本当に辛い仕事だけれど、
ずっと大切にされて、最期に見送ってもらい、
旅立ち後もこうして思ってもらえるあの子たちは
きっとしあわせだったと思います。

あの子の一生の一時期でも一緒に過ごせた事。
きっと何よりの宝物だと思います。

見送れた自分を
少しだけ勇気をもてた自分を
誇りに思ってください。

そして、あの子の分も
精一杯生きていってくださいね。
ゆっくりと笑顔を取り戻して。





ペットロスの部屋に戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送