るんば@しっぽの家
しっぽの家に到着して、まず聞いたのは小さな訃報だった。 我が家の金魚の金ちゃんが享年9歳で今日、天国へ旅立っていた。 義母が昨日、ごはんをあげてくれたときは元気にパクパク食べていたそうなので、夜のうちにひっそり旅立ったようだ。最近は年をとったな〜と思っていた。おそらく寿命、大往生だったと思う。 義母は庭の片隅にお墓を作って埋葬してくれていた。 私が帰ってくる日に旅立ったのは、何だか殊勝な子だなあと思った。
私が通りがかると、ひゅ〜っとそばまで泳いできてじ〜っとこちらを見ていた金ちゃん。 水槽の中から、窓の外の景色を眺めているのが好きそうだった。 お祭りの金魚すくいからやってきて5cm位だったのが、3倍の15cmという立派な金魚になった金ちゃん。私が一緒に過ごした中では最高齢の金魚だった。 金ちゃんとの時間はいつも穏やかに流れていたよ。 長い間、一緒にいてくれてどうもありがとう。 悲しいという気持ちは不思議となく、ああ、元気に生きて老いて亡くなるという流れをきれいに見せてくれたなあ・・と思う。
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No.781 |
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