2005年3月の日記


3月4日(Fri)  ちびにゃんのエプロン
 今週に入ってようやく咳が止まった〜!!ようやくぐっすり眠れるようになった。睡眠は極上の贅沢だ・・と幸せをかみ締めておりまする。眠ってなかったのでちょっぴりやつれた。でも怒涛の勢いで体重はもどるであろう・・眠れるようになったら少しずつ元気になってきた。体力落ちてます。まだ風邪はやっています。私も休みつつのんびり行きます。
皆さんも油断せずにお大事に・・

 このところ、我が家の末っ子ちびにゃんの下腹部がぷよぷよたるんできて、走ると左右に揺れる。食欲元気は爆発的にあり、毎日飛び回っているのだが。これは何か悪いもんだったら・・と心配になって病院へ。
 先生が丹念に時間をかけて丁寧に触診してくださった。体重4.05キロ。腹水というわけではなく、できものだったり内臓が腫れているわけでもない。様々な可能性を話してくれて、多分脂肪だろうと。でもどこからか漏れてきている悪い脂肪だったり、会陰ヘルニアではないし、避妊手術後も大丈夫。これはエプロンといって、下腹部に垂れ下がるようにできる脂肪であった。食べているものに問題もなさそう。ただ、他の猫のごはんを盗み食いする大食漢なので今後注意が必要。骨格が小さい割りにおでぶなのだそうだ。頭が小さいのもそのせいで、野良時代の栄養も影響しているらしい。家に来て餓鬼道一直線で大きくなろうとしらたしいが、身の程をわきまえなくてはなるまい・・

 恥ずかしいやら安心して嬉しいやらで「でへへ」と頭をかきながら待合室へ。ちびにゃん、今日もお腹のエプロンをぶらぶらさせながら疾走。カンガルーとか、ドラえもんのポケットと家族に言われる。これから気をつけよう〜。

 
No.661

NAO  2005/03/06/21:34:22   No.662
あのプヨプヨは「エプロン」というのか!
ジュンジュン&マッコと兄弟2匹、仔猫時代から全員プヨプヨだったよ。
兄弟全員っていうことは、遺伝なのかねぇ?
チビニャンの兄弟にも、きっとエプロンはついてるんだろうな〜。
マッコはエプロンが巨大化してきてるけど・・・(笑)


るんば  2005/03/08/06:45:59   No.663
ジュンジュン&マッコと兄弟もエプロン仲間だったんだ〜。なんだか安心。(^^)やっぱり体質というか遺伝もありそうだねえ。うちの他4匹は丸々してるけどエプロンないもんなあ。

3月8日(Tue)  カメの年輪


カメの甲羅は木の年輪のように年がわかる。うちの子は8回りちゃんとある。
今日はあったかくてぽかぽかでカメもご機嫌。ごはんもいっぱい食べた。春ももうじきだ。

 充電もほぼ完了。これからはカメの年輪のごとく、休み休みのんびりいきます〜。
No.664
3月13日(Sun)  ナマケモノ的考察(長文)


今日はさむい。雪がちらほら舞っている。さむい。ここでは雪はめずらしいらしい。
時々、青空が見えて風が強くて雲がどんどん動いている。さむい。
カメと外と空を眺めて、つかの間のひだまりでひなだぼっこする。

 ああ、ホワイトデーのお返しを買いに行こうと冬将軍のいでたちで外へ。下町ののどかな商店街が好きでのんびり〜あるく。みんなだるまのように着込んでいた。安心。手作りで素朴な味がおいしいお店のクッキーを買う。ほこほこ帰宅。

 プレステ2の「いなか暮らし」というゲームをやっている。ゲームの忙しさについていけない私にもできるという珍しくのんきなゲーム。架空の沖縄の島に春休みで遊びにきた孫娘の設定。ものすごくスローモーのんき。毎日散歩して、話して食べてオジイに三線を習って散歩してまた寝るという毎日である。私にぴったりだ・・しみじみ。旦那はやっているうちに眠ってしまいそうだ・・といっていた。そうかも。じみじみしあわせなゲームだ。毎日1日分だけゆっくり進めている。というかそれしかできない。のんびりだから・・・

 しっぽの家では動物の都合で、こっちでは旦那の都合で日の出と共に起きるのだが、気がつくとちゃんと10時間くらい寝ている。それが一番調子がいい。散歩に行く元気がある余裕。10時間以下だと眠くて眠くて夜はものすごく早く寝てしまう。ナマケモノは20時間は寝ているそうだ。ずっと眠っていて、コケが生えているらしい。時折、日向で充電するらしい。生態的に近い。親近感が沸く。

 時々、すごく頑張って行動的になるが長く続かない。疲れて眠くなったり頑張りすぎるとちゃんと病気になる。わかりやすい。がんばろうと思うほうなのでがんばるのだが、生態的に持続力が無いので身の程をわきまえることにした。私は生態的にもナマケモノなのだ。実習に行ったとき馬の俊敏さと美しさにあこがれたが、神経質でデリケートで注意が必要な馬。実際に接するとのんきに草を食む牛のほうが自分にあっていると判明・・胃が4つあって時間をかけてゆっくり消化するところとか、ナマケモノは8日かけて消化して8日に1回しかうんちしに降りてこないところとか、カメとかコアラにも親近感を持つ。まさにワタシだ・・・

 時折、がんばちゃってすごく行動的になったり、責任感を持っててきぱき動くこともあるが長く続かない。というか続けられないのだ。色々ご迷惑をかけた方、この場をお借りしてごめんなさい。(いかん、自覚して動こう。)
 自分がナマケモノであるとしっかりわかるとすごく楽。なにもしていないのではなく、のんびりゆっくりが好きでそれでいいのだ。10時間寝たい。人ごみが苦手。でも大道芸は好き。あやしいもの好き。沢山のことが一度にできない。ひなたが好き。それでいい。今日もいい感じに脱力。今日もナマケモノでいこう。

 あのう、ペットロスで悲しくてもナマケモノでいいと思う。悲しんでいる人がいたらナマケモノに接するようにあったかく見守ってあげよう。ナマケモノのヒトは一応20時間眠って、日向で充電してコケを育て、8日間たったらちゃんとうんこしに降りてこよう。それはちゃんと自分のためにやらなくちゃね。ゆっくりでいいから。こんな感じでこれからもナマケモノでいこう。
No.665
3月21日(Mon)  修学旅行コース
 3連休のど真ん中。折角のお休みなのでるんば夫と京都へ出かけた。
といっても京都はまったく詳しくないのでガイドブックに載っている修学旅行のコースのような場所を歩く事に。
 京都駅はさすがの連休で駅もバス停も人でごった返していた〜。来る日を間違ったか!?長蛇の列を待ってバスに乗り、五条坂で降りて清水寺に向かう。こっちが裏道かな〜と1本違う道をのぼると普通のお寺にまぎれ込んでしまった。お彼岸のお参りさんがいっぱい。
 再び道を戻って清水さんにやってきた。まぎれもなく○年前にやってきた場所だ〜とるんば夫を修学旅行の思い出を話しながら寺内を散策。お守りもいっぱい買ってしまう。季節は桜前でまだ水墨画のような風景だったが趣がある。桜が咲いたら絶景だろうな〜。
 その後、二年坂、三年坂の石畳をおみやげ屋さんを見ながらのんびり歩く。修学旅行のときもこの道が賑やかでとても楽しかったのを思い出す。お香や食べ物屋さんをのぞきつつ、ほかほかの八橋シュークリームや出来たてきんつばを食べながら歩く。できたてなのでとてもおいしかった。るんば夫ここいらが一番楽しそうであった。食べ物だから。

 その後、高台寺の庭園を眺めつつ秀吉殿とねね殿のゆかりをたずね歩く。ねね殿のご遺体がまつられているという本堂では、秀吉殿とねね殿の像がおごそかに鎮座していて迫力が・・絶対になんか宿っている。夜は怖そうだ。
 傘亭と時雨亭というお茶室をのぞいていたら、係のお姉さんがいたので「茶室の入り口は小さいですね。昔の人はそれだけ小さかったんでしょうか。」とアホな質問をしてみる。すると沢山ゆかりについて教えてくれた。お茶室のひとつは伏見城の池の小島にあったそうで、船ごと入室したのだという。贅沢〜。声をかけなかったら教えてくなれさそうだったので聞いてみるものである。

 庭園をあるきながら、「そういえばノエルの名前の候補に「ねね」があった。」と話しながらしばしノエルの話でふたりでにこにこする。ねね殿に犬の名前の話で申し訳なかったか。(^^;)

 その後、円山公園、知恩院、平安神宮とひたすら歩きまくりへとへと・・二人とも5時間以上山寺のような急勾配や坂を歩いたので無口になっていた。
しまいにはお前は何でそんなに寺が好きなのだ?と呆れられる。そう、好きなのだ。寺で緑をながめてぼ〜っとするのが。にやり。

 夕食ににんにく料理をたっぷり食べてぷんぷんさせて帰宅。夜、夢にノエルが出てくる。ノエルとココアが2頭でにこにこしながらしっぽをぶんぶん振っていた。あれ〜ノエルは天国のはずだが・・ま、いいか〜と夢の中で思っていたのが笑える。時折だが、昼間思い出話をしていたら気軽に夢に出てくる。いつもばふ〜んと能天気なノエルなのであった。案外いつも近くでここだよ〜んと言っているような気がする。
No.666
3月24日(Thu)  うずうずビーちゃん
 春のビーちゃんはうずうずして落ちつかない。室内飼いした当初みたいにゃ〜にゃ〜鳴いて出して〜と懇願。そう。春〜夏はビーちゃんにとって狩りの絶好の季節なのだ。その頃はまだ外へ遊びに行って、育ち始めた野鳥のヒナをおみやげに持ちかえっては私を泣かせたものだ・・(私が動物園に運ばねばならない・・)最近、外では小鳥たちが元気よく飛び回り、咲き始めた木の花の蜜をすいにメジロなんかもやってくる。窓越しのビーちゃん、うずうず。我慢だ、ガンバだ、ビーよ!そうだ、他の猫にあたって追いかけっこしても許そう!小鳥たちも必死に生きているから、子を誘拐しちゃいかんよ。我慢だ、ビー〜。
 ビーちゃんを室内飼いにして1年くらい・・と勘違いいたが、もう2年目になっていた。早いものだなあ。

 そう言えば、散歩でうぐいす鳴いてたな〜。花粉さえなければ本当にいい季節だ。

 夕方、ココアっちの仲良しワンコさんと会いぐるっと一緒に散歩。途中、一度だけ会ったことのある他のワンコとご挨拶。気のいいお兄さんわんこなのですぐにうちとける。散歩コースの犬たちは性格美人のMIXさんや純血種の大きいコもやさしくてあかるい子が多い。

 最近、オカリナを吹いている。素朴なぽ〜という音がやさしくてほのぼのする。やっとこ2.3曲吹ける様になった。ぽ〜と吹いて、ぽ〜と眠くなって寝てしまう。

 
No.667
3月27日(Sun)  春日和
 朝から風がなくてぽかぽかといい天気。気合を入れてチャコとココア2頭をざぶざぶと丸洗いして天日で干した。洗いがえの敷布の上にごろごろの犬たち。(笑)わんこの敷布なんかも外で洗濯しながら、日向で一緒に私自身を干してぼ〜っとする。カメは甲羅干しのときはこんな気持ちなのか。
 お隣さんとわんちゃんが遊びに来て、ココアとしばしじゃれあって遊んだ。御年7歳のMIXの兄貴分。軽い身のこなしですんごく元気なコなのだ。このコが子犬の頃はノエルさんが遊んであげていて2代に渡っての仲良しである。
 飛び回る若いふたりを眺めるチャコ姐さん。仲間には入らないが、あんまりうるさいとワン!と吠えて牽制してみる。威厳たっぷりである。

 夜は義母がレンタルしてきたビデオを借りて見てみる。メル・ギブソン監督の「パッション」イエス・キリストが十字架にはりつけにされる前の12時間を追った壮絶な映画だった。前日に「ダヴィンチ・コード」を元にしたTVを見ていてこの映画が紹介されていて、そのつながりで見たんだけどすごかった・・
 義母からも壮絶だ・・と聞いて覚悟していたのだが想像を絶するすごさだった。キリストを弾圧する暴力シーンが壮絶すぎて何度も目を覆ってしまった。本来こういったシーンがある映画は極力見ないのだが、今回はそれでも最後まで見た。見なくちゃいけない気になってしまった。
 最後にイエスが復活するシーンが静かに描かれていて救いだった・・・

 後にネットで読んでみると、賛否両論かなり反響があった作品で、でもキリストの受難を忠実に再現しているようだ。セリフも「あ、ここは聖書と同じなんだ。」と思ったりした。私はキリスト教信者ではないのだが、深く考えさせられる映画だった。とても見たほうがいいよ!と薦められる作品ではないし、人によっては見ないほうがいいよ・・という作品。最後を迎えるまでに心がつぶれてしまいそうになるからだ。
 私が感じたことは、奇跡の人と言われたイエスを人間として生々しく掘り下げている作品に感じた。生きているものの中には必ず赤い血が流れているのだということ。そして人間の手は傷つけることも癒す事も両方できるということだ。だとしたら、できるだけこの手を傷つけることではなく癒すことに使いたいと感じたし、みんなに赤い血が流れていることを忘れたくないと思った。
 なんとなくすんごくココアがいとおしくなって優しく手でなでてみた。手はこういうふうに使いたい。

 昼間はほのぼのしていたのに、パッションのおかげでくらくらしてしまい、自分の中で消化できるのに時間がかかる作品だ・・熱がでそう・・しかもよく眠れなかった。見ようと思う方はくれぐれも心してほしい・・
 
No.668
3月29日(Tue)  犬との暮らし
 最近、家の近くの共同駐車場に犬の抜け毛を捨てていく人がいて困る。いつもだいたい同じ場所。毛色は茶色で抜け方などがこの時期の柴犬そっくりで、まるでチャコのようなので見かけるとせっせと拾って持って帰っていた。夕方はないので朝早い散歩のときみたい。すぐそばのチャコだと思われるのが嫌だというのもあるが、こう毎日だと段々腹がたってきた。こういうのは犬を飼っていない人はやっぱり眉をしかめたくなる。マナーを守って犬を飼っている人まで白い目で見られてしまう。私もココアが散歩でおしっこもうんこもするし、100%マナーをマナーを守っているとは言いがたい。せめて人の庭先や塀ではなく、草のある道端でさせるようにし、うんこは持ちかえっている位だけど。やっぱり放置はいけないと思う。
 とうとうその個所に「犬の抜け毛を捨てないでください」と書いた板を置いてきた。しゃがんで犬の毛をむしらないとわからない高さに目立たずに。さて、どうなることか。

 夕方のココアとの散歩でしばらくぶりにおじいさんと会った。このおじいさんはいつも柴MIXのおじいさんわんこと歩いていた方でよく会うとお話していた。わんこもいい子で、ココアとも挨拶したものだ。
 わんこは昨年暮れに天国に旅立ったそうだ。多分もう16歳以上だったというその子の痴呆がかなり進んでしまい、獣医さんと相談して眠らせてもらったのだそうだ。おじいさん自身も御年90才になろうとしていて、これからの介護のこと自分の健康の事を色々考えての決断だったのだろう。他のご家族のことはよく存じ上げないので、介護やお世話にあたってのサポートがあったかどうかはわからない。
淋しそうのココアをなでてくれた。
 お話を聞いて、しんと心が静かになった。淋しいなあ・・という気持ちだったが私はおじいさんのことは責められない。保健所の致死処分ではなく、獣医さんとよく相談して静かに眠らせてあげたことは、現在出来る精一杯のことだったのかもしれない。おじいさんとの世代の違いやペットへの考え方の違いもあるし、高齢の方のペットについても考えさせられた。
 私はおじいさんが飼育放棄したのだとは思わない。わんこと16年以上もつれそって毎朝毎晩お散歩してかわいがっていたのも知っている。一緒だった時間、わんこは幸せだったと思う。お別れしてももおじいさんのことは今でも大好きだし、魂はそばに寄り添っているだろう。動物とはそういうものだと思う。だから時としてお別れはとても切ない。

 この町で犬と暮らして数年、色んな小さな出会いや別れがあった。少しでも面識のあった飼い主さんは旅立った子のことをちゃんと話してくれる。交通事故だったり、迷子で見つからなかったり、病気、老衰、やむなく眠らせてあげたなど・・数々の形のお別れがあるけど、真摯に伝えてくれる心に生前に犬を通した交流や小さな友情を感じる。犬に、飼い主さんにありがとうを言いたい。
 
 
No.669
3月31日(Thu)  ひなたぼっこ


 日向でくつろぐちびにゃんである。猫なのにおっさん座り・・・大物の予感・・

 注意書きを置いてから犬の抜け毛がなくなった。わかってくれてよかった〜。一安心。しばらく置いておくことにする。
No.670

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