2004年11月の日記


11月1日(Mon)  しっぽと休日


 義父母が3日間旅行に行ったので、ワタシは我が家のペットシッター。
朝夕、チャコとココアの散歩に行き、猫5匹の世話三昧である。まったりとたしっぽとの休日もなかなかいいい。写真は昼寝のココア。
No.625
11月3日(Wed)  大道芸ジプシー決視隊・初日


 今日から静岡大道芸ワールドカップ2004である。5日間市街のあちこちで大道芸が催される。
 今年は北海道、東京、千葉から元高校時代の友人が集まり、2年ぶりに大道芸ジプシー決視隊が編成された。総勢4名である。この決視隊は昨年は決行されなかったものの、1996年より7回にわたって編成され、北海道・東京隊員は毎年参加という快挙を成し遂げていたのである。今年は8回目である。市街を練り歩き、路上に座り込んで食べ、休み、1日中ジプシーと化す大道芸好きの怪しい集団である。そして、ワタシはガイドである。(みな、本来の年齢も外聞もすべて捨て去るのである。仕事も休んできているのである。)
 なんと、今年は11月3日の初日から7日の終日朝から晩まで休むことなく連日練り歩きというスケジュールである。初のフルタイムジプシーである。隊員達の熱意はすごい。

 初日の今日、隊員S氏とR氏ともに、食料を買いこみ駿府公園メインポイントへ。最初は後ろで立見だったものの、慣れた牛歩戦術でじわりじわりと前へ詰め、いつのまにか会場中央といういい席に陣取っている我々。熟練である。
メインポイントで鑑賞したパフォーマー。

・ステッケルズ〜デンマーク 男性&女性 コメディ・アクロバット。こちらも女性が力強い。

・シャルコフ・ブラザーズ〜ロシア ウクライナ 男性2人のアクロバット。迫力。

・ミム ダニエル〜フランス 男性 コメディ。ダチョウに化したコメディ&パントマイム。ダチョウがかわいい。

・ミッシェル ロジエール〜カナダ 男性 コメディミュージック。堺正章さんのかくし芸の先生だとか!さすがに観客の心をつかむのがうまい。自作の楽器演奏に抱腹絶倒。

・レザクロスティッシュ〜フランス 男性3名 コメディアクロバット。掛け合いがすごく面白かった。(写真は5日のもの)

・ローランベレッタ〜フランス 男性 マジック。クールなマジック。技術はものすごい。半そで仕掛けなしのようで、なんでどんどんカードがでてくるのか!?

・ルーカルーカ〜ドイツ 男性・女性1名 ジャグリング
・イマーゴ〜カナダ 男性2名 アクロバット スキンヘッドの迫力あるアクロバット。子供と一緒の掛け合いがほほえましい。

・アラン シュルツ〜チェコ 男性 13歳のかわいい少年が8個ものボールを操り、見事なタップダンスを披露。彼の笑顔のかわいさと技術の確かさに会場はすっかり魅了され、大人気なってしまった。すごい熱気だった!

 R氏が夜のライブに行く予定がありなので、ホテルに戻る。その後、S氏とともに再び食料を買いこみ、駿府公園へ。ソフィアツォラ(女性)の魅惑的な空中ブランコショーを見て、フライングロダスのスペクタクルショーを鑑賞。クレーンで吊り下げられたUFOから女性と男性が空中アクロバットショーを見せてくれた。圧巻!

 ナイトパフォーマンスを見に、西武前へ移動。たまたまやっていたヨーヨーピープルのパフォーマンスがものすごく面白かった!その名の通り、女性と男性2人組みが素晴らしくヨーヨーを操る大道芸。音楽に合わせて踊りながら操る技がすごかった。

 次は、昨年の金賞のルディ&クリスティ。最初はルディさんのコメディなパフォーマンス。最後は奥さんのクリスティさんが力強くご主人ルディさんを支えるアクロバットは感動的。夫婦愛を感じてちょっとうるうるしてしまった。強い奥さんはカッコイイ。

 最後は2年前にも見たドイツのデュオ ディゴナールのご夫婦2人組。以前より日本語をすんごく覚えてきてくれていて、観客との距離がぐんと縮まっていた。後半のパフォーマンスは日本語仕立てのコメディですっごく面白かった。
S氏、2人とばっちり記念撮影。(^^)以前来てくれた芸人さんと会えるととってもうれしい。技も言葉も磨いてきてくれて、本当にありがとう!と思う。

 初日から本当に満足のいく見っぷりだった。のちの4日間が楽しみである。
それにしても、5日間遊びほうけるすごい嫁・・

 

 
 
 
No.626
11月4日(Thu)  大道芸ジプシー・2日目


 2日目の今日は平日とあって大道芸の開始時間は午後から〜。そこで正午に隊員と待ち合わせして、食料を調達して目的の駿府公園のメインポイントへ。
 昨日とは打って変わってかなり会場にスペースがあり、最初から座って見ることが出来た。その後、メイン広場に移動。夜、1つだけナイトパフォーマンスを見る。本日は日本人パフォーマー・デー。

★今日見たパフォーマー

・王輝〜中国 男性1名 アクロバット。仮面を使った魔術的な見せ場があったり、アクロバットありの多彩な大道芸。

・フライングモンキーSASUKE〜日本 アクロバット 男性4名女性1名。トランポリンを使った忍者5名といった迫力のアクロバット。観客の体験トランポリンがありとても楽しい。

・サブリミット〜日本 男性女性1名 和製アクロバット。去年の銀賞。日本の持ち味を生かした熟練の技。毎年見ているけど、なんだか安心する。いつも来てくれてありがとう!という気持ち。

・サンキュー手塚〜日本 男性1名 パントマイム。ストリート宴会芸と終われるだけあって小技が沢山で、独特の世界。実はとっても好きである。毎年新ネタを持ってきてきてくれたり、懐かしいネタのアレンジも嬉しい。ファン層が厚い。

・シルコ インペルフェクト〜スペイン 男性2名女性1名 アクロバット&ジャグリング。小柄なリリーさん(女性)の個性豊かな観客との掛け合いがとっても面白い。3人でのスピードあふれるコメディタッチのアクロバットも圧巻。最後に子供達と記念撮影していたリリーさんの笑顔がステキ。子供達の人気者だった。今日の2枚の写真。

・タック!!〜日本 男性1名 ジャクリング。テニスやラケットや傘、カラーコーンなど日常にあるものを何でも使ってジャクリングしてしまう。とにかく話が面白くて大笑いしてしまった。丁寧でとても観客思いの方だな〜という印象。最後に次のパフォーマーの為にさりげなくゴミを拾っていたのが印象的。いい人だ!

・ミスターハム〜イギリス 男性1名 コメディ&ジャグリング。今年で10年目とのことで日本語ぺらぺらで、観客とのコミュニケーションがすごく面白い。ディアボロの糸が切れるハプニングも笑いのひとつにしてしまうのがさすが。

・カリガリ2004〜日本 男性1名。謎の生物(?)との不思議なかけあいをマジック感覚で見せてくれた。物語調になっていて終始動きだけで語られるが、ちゃんと物語が伝わってくる不思議なパントマイム。
No.627
11月5日(Fri)  大道芸ジプシー・3日目


 本日も晴天なり。R氏たっての希望で静岡世界のお茶祭り2004に行く。世界中のお茶を試飲させてもらう。特に印象深かったのはケニヤのお茶。その濃厚さと力強さに土地の持つエネルギー感じた。お茶はその土地の力を特徴を如実に表すように感じて感動した。チベットのバター茶、モロッコのミント風味の甘いお茶など国々によって様々な飲み方、バリエーション。熟練の腕前で入れてくれたウーロン茶の素晴らしい甘い香りと深みのある味わいを堪能。やはり達人の人が入れてくれた味は素晴らしい。すっかりお茶で癒されて会場を後にした。

 目的地のメイン広場に到着。ここで1時半〜夕方6時まで定点で鑑賞し続けた。

★今日見たパフォーマー

・TOKYO−MAD〜日本 男性1名 コメディ&アクロバット。観客を巻き込んだ痛快なコメディと迫力のアクロバット。同じ場所で2回の公演を見た。2回目で内容を少し変えてくれて、2回目の盛り上がりは頂点に!より素晴らしかった!

・アンドレイ&ナターリア〜ロシア 男性女性1名 玉乗りフラフープ&綱渡り。アンドレイさんの綱渡りはすごい。綱の上で一輪車やはしごに乗ってしまう。そしてナターリアさんの美しさにすっかり魅了されてしまった。(写真)

・チャップリンちゅうサン〜日本 男性1名 パントマイム。心温まるサイレントムービーのようなパントマイム。(写真)

・Mr.アパッチ〜日本 男性1名 アクロバット&ジャグリング。カメラ目線と決めポーズばっちりのテンポと切れの良さ。若いって素晴らしい。

・フランメファタミールミーツボバリーノ〜ドイツ、アメリカ 男性1女性2 ファイアーショー。物凄い迫力と幻想的な火の踊り。思わず我を忘れて見入る。普段着のステッケルズのお二人が鑑賞に来ていた。

・レザクロステッシュ〜フランス 男性3 コメディ&アクロバット。今日で2回目。今回は近くで見られて、その面白さを堪能〜。

 その後、スペクタクルショーを2回目で見る。

★ナイト・パフォーマンス〜青葉通り

・山本光洋〜日本 男性1 パントマイム。ひよこになったりにわとりになったり、お笑いいっぱいのパフォーマンス。

・ザ ハンサム リトル デビルズ〜アメリカ 男性2 ダンス&ジャグリング&コメディ。ハンサムでキザなマイクとひょうきんなダン兄弟。ドタバタのユニークなパフォーマンス。
No.628
11月6日(Sat)  大道芸ジプシー・4日目


本日も晴天なり。10時半に西武前のポイントで隊員と待ち合わせ。
今日のTOPはハットジャグラー ジェイ(日本・男性1 ジャグリング)。(今日の写真)ステッキや帽子を使ったおしゃれなジャグリング。時折見せるお茶目さがナイス!R隊員がいたく気に入り、ジェイさんと握手してもらう。

 隊員R氏が帰るので駅に移動して、駅コンコース内のポイントで鑑賞。3日間大道芸ジプシーを初敢闘したR氏をねぎらいつつ見送る。代わって東京からN隊員が合流。そのまま駅コンコースで鑑賞する。

・ミスター・マシュー〜韓国・男性1ヨーヨー、バランス、ディアボロ。18歳の若さで繰り出す多彩な芸と技の切れの良さ!テンポの良さ、芸の多さに圧巻。アカデミー賞で披露してくれるようにスピルバーグ監督からオファーがあったとか。卒業式で行けなかったそうだ。(ほほえましい)(今日の写真)

・トムらっはい〜日本 男性1 バランス、アクロバット。木のモデル人形を自由な形にしてくださいと観客にお願いして、そのポーズにトムらっはいがなるという独特なワールド。子供が大喜び。シェーのポーズなんかもあり。その後の椅子を使ったバランス芸はすごかった。

・テンショー〜日本 男性1 ダンスマイム。今年は和を基調にしたとかのダンス、パントマイムの安定した腕前。観客と一緒のダンスのコラボレーションにオオウケ。

・サンキュー手塚〜2回目。新ネタのテーマ「永遠」。愛犬ジョンを交通事故で亡くした少年が星になったジョンに会う為に宇宙飛行士になり、20年後火星に到着。そこで未確認生命体の声がジョンと分かり、無理を押して再び外に出て命を落とし、天国のジョンと再会するというちょっとほろっとするお話。もちろん、笑いの部分がふんだんに盛り込んである。犬バカにはじ〜んとする内容。手塚さん自身、大切な犬がいたのかなあ〜。

・アキタ〜ドイツ 女性1 トロピーズ(高台から垂れたの綱を使っての空中パフォーマンス)とてもきれいな方。日本の忍者をモチーフにした独特の世界。前半の床演技はアンニュイでやや分かり難かったが、後半の空中演技の切れの良さとスピード感は素晴らしかった。

・ザ ウイング サイズ〜イギリス・ノルウェー 女性2 トロピーズ。真っ赤な2本のリボンにつかまっての女性の空中演技。幻想的でとてもきれいだった。

★ナイト・パフォーマンス(北ワシントン前)

 こちらでは、演技の終わった普段着のザ ウイング サイズの2人、アラン シュルツ君が鑑賞していて、・ザ ハンサム リトル デビルズ兄のマイクさんがレザクロスティッシュの写真を撮ったりしていて、ほほえましかった。パフォーマーも楽しんでるぞ。

・ミスター・マシュー〜2回目。昼間は駅構内で天井の低さがネックだったが、今回は外でのびのびとパフォーマンス。特に天高く舞い上がるディアボロが印象的だった。

・ザ ハンサム リトル デビルズ〜2回目。2回見ても変わらぬ面白さ。よかった!

・レザクロスティッシュ〜3回目。こちらも何度見ても面白い。近くだと彼らのお茶目な表情や迫力の演技にぐいぐい引き込まれる。S隊員一押し。
No.629
11月7日(Sun)  大道芸ジプシー・最終日


 本日もまたまた晴天なり。すべての日程が晴天!素晴らしい。
 朝一からメインポイントにて鑑賞開始。最終日なので隊員で前日に入念な計画を練ってのスタートである。

★今日見たパフォーマー

・ステッケルズ
・ミッシェル ロジエール
・アラン シュルツ
 今回2回目の鑑賞。初めてのN隊員はいたく楽しんだようだ。

 ポイントを移動してトロピーズの鑑賞へ。私とS隊員は体力温存の為(5日目なので・・^^;)ポイントの池を挟んだ反対側が悠々と全体を見渡せたので、そこの芝生に座って見ることに。N隊員は「近くで激写なのだ!」とカメラ片手にポイントそばに突入していった。さすがである!

・ベンチャ〜オランダ 男性1女性2。反対側であったが、アクロバット試行の床演技も美しい3本のリボンに捕まった3人の空中演技もゆったりと見ることが出来た。男性がさかさになり、足だけで女性2人を支えてのバランスが素晴らしかった。

・ソフィアツォラ〜1日目に見た女性のトロピーズ。黒の妖艶な衣装での床演技をやっと見ることが出来た。1日目は空中演技のみ。相変わらずセクシーな演技。美しい。演技中も対岸にいる私達(他大勢)のためにこちらを見てくれていた。そして、最後に無邪気に笑顔でこっちにぶんぶん両手を振ってくれた。感動して私もぶんぶん両手を振り返した。セクシーでそして何て気さくでいい人なんだ!とS隊員と感動〜。

 新静岡センターポイントに移動。

・矢部 亮〜日本 男性1 ジャグリング&ディアボロ。若干18歳にしてアメリカのペンシルバニア州の大道芸大会ディアボロ部門でアジア人初のチャンピオンになった彼!数々のジャグリングの技もさることながら、世界で優勝したディアボロの華麗な技は素晴らしかった!3つのディアボロを自在に操れるのは彼だけだろうか!?すごい。(写真)

 駅コンコースに移動。

・タック!〜2回目。私とS隊員一押しのパフォーマー。さわやかな笑顔とたのしい話術でどんどん観客と一体に!観客への好感度がとても良く、優しい人柄があふれ出ている。彼こそエンターティナーだね〜と隊員同士で認め合う。どんな観客にも優しい笑顔なのだ。また来年も来てくださいね!

 帰りの新幹線を待ちながら1時間ほど隊員たちとお茶をした。5日間たっぷり大満足のジプシーっぷりをふりかえる。互いに心地よい疲れを感じながらも終始笑顔だった。大道芸はみんなを笑顔にし幸せな気持ちにさせてくれる。みんなを笑わせるための影の努力を決して忘れないと思う。笑わせてくれてありがとう。楽しさと幸せをいっぱいくれてありがとう。そして、また来年会いましょう。

 チャンピオンが発表された。詳しくは大道芸ワールフォカップHPで。
http://www.daidogei.com/

金賞〜シャルコフ ブラザーズ
銀賞〜レザクロスティッシュ(写真5日のもの)
銅賞〜アラン シュルツ
審査員特別賞〜アンドレイ&ナターリア

 やはり、アクロバットか!?というのが感想。この賞、最近はかなりアクロバット系が上位をしてめいるのだ。S隊員、お気に入りのレザクロスティッシュ入賞おめでとう!そして、アラン君の今後の成長が本当に楽しみだ。ぜひ、来年も来てほしいと思う。
No.630
11月8日(Mon)  ビーママとこたパパ


 大道芸が終わり、日常が戻ってきた。すっかり遊びほうけていたので、しっぽたちに奉仕しつつ、掃除やたまった片付けものをしたりして忙しい1日。
 ビーちゃんはすっかりちびにゃんのママ気取りである。いつも寄り添ってなめてやったり、他の猫とちょっと不穏になると間に入って仲裁するのだ〜。こたくんはすっかりパパで、この2匹はちびにゃんをいたくかわいがっている。ほほえましい。
 5日間、夕方の散歩とごはんは義父母にお願いしていたので、朝の散歩と夜一緒に寝るだけだったココア。すまぬすまぬ・・といいつつ長い散歩をする。とてもうれしそう。
No.631
11月14日(Sun)  マリンバを聴くカメ


 るんば、赴任先におります。
 お隣の区で区のアート見本市なるものがあると聞き、ようし!と出かけていった。この区で様々な文化活動をなさっている方々の手作りの文化祭のような楽しい催しだった。
 まず、昔話の語りを聞きゆったりとした時間を楽しんだ。あたたかくてやさしい語り口をなさっていて本当に勉強になった。子供たちが描いた画にお話をつけた語りや映像紙芝居がとても印象的だった。

 色々な展示物もあり、その中で一目で気に入った赤いうささんを購入。知的障害のある方が作ってくれたものだそうだ。きっとあったかい気持ちで一生懸命に作ったものなのだろう。ちゃんと伝わってきた。大切にしよう。

 その後、お茶とお菓子をいただいてゆっくりして午後から「西アフリカの昔話と音楽を楽しもう」を見に行った。西アフリカのジェンペ太鼓(両手で叩く太鼓)という楽器を大勢のお話村の方とアフリカのミュージシャンの方が2人加わり、とても楽しくそして迫力ある演奏。ワークショップでは、私も太鼓に挑戦してみた。リズム感が必要でなかなか難しいが、とても楽しかった。いつもワンテンポずれるワタクシ・・
 西アフリカの昔話や乾季の雨ごいの歌もしてくださって、少しだけ西アフリカの文化に触れられて貴重な体験になった。
 帰りにおすすめの民族楽器マリンバのCDを購入して、にこにこ家路についた。
 電車が川の橋を渡るとき、沢山の水鳥を目にした。もう渡り鳥シーズンだ。バードウォチングにも行きたいなあ。

 帰ってからCDを聴いてみる。軽快でやさしい音色に心が和む。マリンバの音がしだしたとたん、眠っていたカメズが首をにょき〜と伸ばして聞き入っていた。(ゲンさん)気持ちいい音楽は動物種別を超えるのかのう。
 そして、張り切って太鼓を叩きすぎてつき指していた・・あほだ。

 
No.632
11月20日(Sat)  チャリティコンサート
 先日観に行った西アフリカのお話とチャリティコンサートが教会であるというので、るんば夫と出かけていった。
 1階はチャリティバザーと軽食が食べられるコーナー。早速、きのこごはんとオクラのシチューをいただく。トマトベースであっさりしていておいしい。オクラの原産はアフリカだからな〜とオクラ好きのるんば夫。
 2階に行き、民族楽器のジェンペ太鼓のコンサートを聴く。そして、ワークショップでるんば夫とともに太鼓に挑戦。前回つき指した汚名を晴らし、ちょっとだけコツもわかった。子供たちや大人たちも混じってのワークショップはとても楽しいものだった。昔話もとっても面白かった。
 この催しは、カメルーンのテッペ村に井戸を作ろうというチャリティーで、井戸が早くできますように・・と楽しませていただいたお礼もかねて感謝の募金をした。

 帰りになが〜い商店街が有名な駅で降り、二人であちこち散策。狭い路地に所狭しと店が並び、下町っぽい賑やかさと明るさが満ちていて元気がでる。こういうところがものすごく好きなので、2人でわくわくして歩いた。
ずっと気になっていた「油そば」なるものを食べたが、るんば夫は思っていたような味ではなかったようだ。何事も体験と冒険である。なかなか楽しい休日だった。
No.633
11月24日(Wed)  ココアフェチ・・
 私事であと半月は赴任先にいることになり、ココアと会えない〜と嘆いている日々である・・
 しっぽの家から荷物が届いた。梱包のガムテープに動物の毛らしきものが・・この黒くて先っちょが白いのは・・ココアのしっぽの毛だ〜!(喜!)
 いつも夜に荷物を送ってくれるので、室内に入ったココアがそばでうろうろしていたのだろう。
 丁寧にとってちり紙に包む。自分でも相当アホだと思う・・しかし、嬉しいから仕方がないのだ。
 帰宅した旦那に嬉々として毛を見せると(ここだけ読むと変態である。)「嬉しいのはわかるけど、犬バカを通りこして犬フェチ(変態の域)では・・」とやや心配そうであった。若い男性が好きな女の子の使ったストローをこっそり持ち帰ったりする気持ちがうっすら理解できるような・・だからといって、嫌がられるような犯罪すれすれの行為は認められないが・・

 純粋な意味では、亡くなったしっぽたちの遺髪もとってもいとおしい。今でも大切にしている。
 夜寝るとき、久々にココア〜!と身もだえして眠った。早く会いたい。
 
 
 
No.634
11月26日(Fri)  ほっこりする言葉
 時々、本を読んだりTVを見ていたり、人との会話の中で、心がほっこりするような言葉に出会うことがある。そういう時は、後々になってもその言葉に助けられることが多いので、メモって大切にとっておくことにした。多分、その時の自分にとって必要な言葉だから心に引っかかるのだろう。

 昨日ほっこりした言葉。
「いのちのことは神様にしかわからん。」
あきおじの言葉。

 もうずっと前に放映した「Dr.コトー診療所2004」の前後編4時間をビデオに録っていて、やっと見たのだった。(遅い・・)
 とある沖縄の島の医者になったコトー先生と島民との交流を描いたドラマなのだが、好きでずっと見ていた。
 スペシャルの中で、あきおじというおじいさんが言った言葉。
末期のがんだとわかったが、島にいたいという本人と家族の願いで亡くなるまでいつもどおり、本当に幸せに暮らしたおじいさんのことだ。コトー先生はその介護を支えていく。
 あきおじには、がんのことは伏せていたけれど、自分の畑でコトー先生に頼むときに、「いのちのことは神様にしかわからん。体のことはコトー先生にお任せだ!」と豪快に笑うシーンがある。本当にさわやかだった。
 
 寿命のこととかは、結局は最後には神様にしかわからないのかもしれない。だから、そういう大きなことは神様を信じて任せて、後は日々生かされていることに感謝して明るく生きたあきおじや、それをいつもどおりあったかく支えた家族は理想の姿だなと思った。
 現実には、段々と弱っていく姿を見るのは辛いし、たまらないけれど、「いのちは神様にしかわからん。」という言葉にみんな支えられていたように思う。

 1年後の設定で、あきおじの作ったすいかが今年もとってもいい出来で、みんなで「おいしいな〜」と食べるシーンは、とてもいい供養だと思う。
「じいちゃんは、もういないけどこうしてスイカはおいしくできた。不思議だ。」という言葉もいい。
 亡くなった後も、故人が残してくれたもの(品物だったり思い出だったり)を大切にしてみんなで共有することは天国の故人にとって何より喜ばれることだと思う。
 そして、みんなでほっこりとあったかい気持ちになれることが天国の人たちやしっぽたちからのお返事だと思うのだ。そういうときは、そばでみんなをあったかく包んでいるはずだ。きっとそうだ。
 
 
No.635
11月30日(Tue)  消えちゃった!


 実は、11月上旬に皮下にやや大きめのしこりができていて、切ってとることになっていた。大道芸ジプシーの時に気づいたのだが、ここはもう楽しむゾウ!と気持ちを切り替えて存分に楽しんだ。

 診察してもらうと、切らないと完治しないそうで、大きくなって破裂したら厄介な代物らしい。皮膚科の先生の所見だと多分良性だから心配ないでしょうとのことで、念のために検査に出しましょうとのことだった。
 手術の予定が詰まっていたので、予約が先になって今日になっていた。なんとなく心配ではあったのだが、努めて気にしないようにして、手術までに消えろ〜と密かに念じつつ、なるべくゲハゲハ笑って明るく過ごした。
 そうしたら、本当に昨日の晩に消えてしまっていてびっくり!3日前には小さくなりつつもまだあったので、手術は仕方が無いなあ〜と覚悟していたのだ。消えたことに自分の体に、そして心配してくれた家族や友達に感謝!

 「今日入院なのに、なんで診察???」と不思議がられつつ、診察してもらい、先生と看護婦さんにもびっくりされ「免疫力でなくなってしまったんですねえ・・」と感心された。よかったよかった、めでたしめでたしである。
 代わりに今年できた頭のイボを通院して治療することに・・(イボ体質なのか・・)こちらもなくなれ〜と念じて早くよくしよう!
 今日、イボなどについてネットで調べてみたら、イボなどは良くなれ〜、なくなれ〜と前向きに明るく思うことで、心理的に免疫力が高まり完治することが多いのだそうだ。とっても不思議。そして人体の神秘である。(大げさか・・)

 こじつけではないんだけど、手術2日前に今年1月に亡くなった桜文鳥の小次郎が夢で遊びに来て、ずっと左肩に止まってにこにこくつろいでいた。(しこりがあったのが左側)
 目が覚めても、なんだかあたりが小鳥の香ばしいにほいがしているような気がして面白かった。(ちょっと変な奴・・。夢に出てくると時々、そういうことがある。気配がしたり。)
 久々に会えて嬉しいな〜いいことあるかな〜と思っていたら、本当にいいことがあった。いい方向にとらえると、私はしっぽたちや大きなものにいつも守られているな〜と思うのだ。ありがとうといつも思う。

 
No.636

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