日が暑く照ってくる前にココアを丸洗い。夏の丸洗いは汗だくである。ひといきつくと、青空に入道雲がもくもく。夏のちからこぶ。入道雲は芸術だ。見ていてとても気持ちがいい。
町のお祭りと川の花火大会が一緒の日。お祭りの公園から花火が見えるようなので、意気揚揚とココアと出かけた。お祭りでは盆踊りや屋台で賑やか。 ココアは賑やかさに目を丸くしていたが、怖くはないようだ。道行く人を興味深げに眺めている。小さい子にわくわくしていたが、なるべく近寄りすぎないようにする。 人だかりを避けてフランクフルトを1本だけ買って、公園の石段に腰掛ける。ココアとフランクフルトを分け合って食べながらお祭りと花火見物。少し離れたいい場所を見つけられて、まったりと1時間も花火とお祭りを眺めることが出来た。雰囲気に慣れてきたココア。足元に寝そべったり、触ってと甘えて来たりのんびりと過ごした。 お祭りに照らされた人々はみな笑顔。どんど〜んと花火と太鼓の音。夜風。公園の池の睡蓮。魚が泳ぐ水面。気持ちのいい夜。 ノエルともよく夏祭りに来た。おみこしを眺めていたら、仲良しの女の子が小さく手を振ってくれたその笑顔のこと。 がまの油を見に行って、「たら〜りたら〜り」の所でいちいちノエルが首をかしげるもので笑えたなあ。 こういう小さくてかわいい思い出をいっぱいつくろう、ココアとも。
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No.556 |
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