2004年8月の日記


8月1日(Sun)  夏祭り
 

 日が暑く照ってくる前にココアを丸洗い。夏の丸洗いは汗だくである。ひといきつくと、青空に入道雲がもくもく。夏のちからこぶ。入道雲は芸術だ。見ていてとても気持ちがいい。

 町のお祭りと川の花火大会が一緒の日。お祭りの公園から花火が見えるようなので、意気揚揚とココアと出かけた。お祭りでは盆踊りや屋台で賑やか。 
 ココアは賑やかさに目を丸くしていたが、怖くはないようだ。道行く人を興味深げに眺めている。小さい子にわくわくしていたが、なるべく近寄りすぎないようにする。
 人だかりを避けてフランクフルトを1本だけ買って、公園の石段に腰掛ける。ココアとフランクフルトを分け合って食べながらお祭りと花火見物。少し離れたいい場所を見つけられて、まったりと1時間も花火とお祭りを眺めることが出来た。雰囲気に慣れてきたココア。足元に寝そべったり、触ってと甘えて来たりのんびりと過ごした。
 お祭りに照らされた人々はみな笑顔。どんど〜んと花火と太鼓の音。夜風。公園の池の睡蓮。魚が泳ぐ水面。気持ちのいい夜。
 
 ノエルともよく夏祭りに来た。おみこしを眺めていたら、仲良しの女の子が小さく手を振ってくれたその笑顔のこと。
 がまの油を見に行って、「たら〜りたら〜り」の所でいちいちノエルが首をかしげるもので笑えたなあ。
 こういう小さくてかわいい思い出をいっぱいつくろう、ココアとも。
No.556
8月3日(Tue)  ワクチン接種
 ココアの8種混合ワクチンの追加接種とフィラリア薬をもらいに行ってきた。体重は19.4キロ。4月の狂犬病接種より400g増。夏ばてもなく食欲元気いっぱいのあかしか。院長先生にはなれてきているのでちゃんと触ってもらえる。偉い偉い。
 先生に外猫の避妊手術の相談をする。早い子は半年で妊娠してしまうとか。恐るべし!今4ヶ月くらいなので健康状態次第で5.6ヶ月で・・と話し合う。
 チビ猫の性別がメス。成猫の茶トラはオスと判明。とても仲良しさんなのはほほえましいが、彼の将来のお嫁さんになってしまっては困る。最近は網戸越しに近寄ってくるが、まだ逃げる。来月来たときには慣れているといいなあ・・
 
 ココア、注射ををしたので散歩を軽めに済ませる。元気である。(^^)
 
No.557
8月8日(Sun)  こちらでも水中ウォーキング
 ただいま赴任先に滞在中。ココアはちょっと食が細くなったと義母から連絡がくる。すぐに元気になるだろう。
 るんば夫とともに近くのプールに出かけた。二人とも中年太りがまずいので、健康ために運動しよう!ということに。
 地図で調べると自転車でいける場所にプールがあった。これなら通えそうだぞ〜。緑の大きな木に囲まれた公園の中にあるプール。木があるだけで私の気持ちは和む。
 料金はやや高め。県によって違うのね〜と思いつつ中へ。しかし、それだけに設備は新しく整っていた。プールは水中歩行用、フリー(水泳、歩行自由)が2、初心者、上級者、スロープ付の浅いレーンに分かれている。歩行用のレーンはやや狭く、歩いている人に追いついて詰まってしまうときがあるが、なんとかペースを保って歩く。
 私はひたすら歩き、るんば夫は泳ぎに行ったり歩いたりしていた。
 このプールのいいところは、温水ジャグジーがあること!自由に休憩をとってジャグジーに入る。冷えた体を温めつつ、マッサージ効果もあってとても気持ちがいい。温泉気分である。運動した後に入ると筋肉痛予防にもなるだろう。私たちはすっかりここが気に入った。また来ようと約束する。二人の楽しみがひとつ増えてよかった。(^^)水中ウォーキングを薦めてくれた友達に感謝。
 帰りにるんば夫推薦のクサイけどうまいというラーメン屋さんへ。クサかったけど、確かにうまかった!
 
No.558

しずみん  [E-Mail]  2004/08/09/15:54:06   No.559
いいプールがあってよかったですね!ジャグジーは、歩行前と後に10分ぐらい入ると脂肪燃焼率が上がっていいようですよ。
あと、歩行30分前ぐらいに「VAAM」(http://www.vaam.jp/)飲んどくと、さらに汗が出る出る!粉末のがドラッグストアのセールで安く買えます。もちろん、運動後の水分補給も忘れずに〜!


るんば  2004/08/10/14:00:47   No.560
アドバイスどうもありがとう。やってみます。脂肪燃焼率をあげてなんとかやせたい!やせると少しは腰の負担が減るのできっといいと思います。

8月10日(Tue)  ちっちゃい生命力


 我が家に観葉植物の仲間が加わったのは1ヶ月ほど前。よく通るお花屋さんの店先で気になっていた元気そうな木があった。やや大きめなので買うのを迷って1週間。まだ残っていたら買おうと思い、家に迎えた。「パープルラブ」別名「デュランダ」という植物らしい。もう花が終わっていて安値だった・・不格好でもなんだかとても元気がもらえそうな木なのだ。木にも人との相性があるのかな・・と思った瞬間。
 そのデュランダは初めて見たときよりにょきにょきと葉っぱが生い茂っていて不恰好だったので剪定した。しかし、その青々とした若芽を捨てるにしのびなく、なんとなくコップに水を入れてさしておいた。
 半月後、赴任先に帰ってくるとその若芽がまだ元気にしているではないか。るんば夫に「水かえた?」と聞くと「放っておいた。」という返事。
よくよく見ると「カルス」というものが形成されていて、ちゃんと新しい根が生えていた。ちっちゃいけれどすごい生命力。なんだかわくわくした。
 また、ヤシの木は新しい葉っぱがにょきっと生えてきていた。みんな元気に育っておるおる。カメズは相変わらずまったりのんきである。
 ネットで調べてみて、ハイドロカルチャーなるものに挑戦してみることにした。双子の若木を硝子のコップに植えてみる。ちゃんと育つといいなあ。
楽しみ、楽しみ。
 
 プールで歩き倒している。はまりまくりである。単純作業がこよなく好きな私。ただただ水の中を歩くのに飽きない。楽しい。
 プールの周りの大きな木に会うのも楽しみのひとつ。大きな木の下を自転車でしゃ〜っと走ると木漏れ日や木々の間の風を感じてそれだけで元気になる。また、歩くのは精神的にもとてもいいと思う。ぐんぐん歩くことで前向きで楽しい気持ちになれる。体中に新鮮な酸素が運ばれて後ろ向きなことは考えられなくなる。エネルギーが満ちてくる。くだらないことも色々考えて楽しい。
 辛いことがあったときはいつも犬と歩いた。ノエルとチャコとココアと。緑をみながらぐんぐん歩くといつのまにか気持ちが浮上している。プールで歩くこともきっとおんなじだ。こちらでは犬と歩けない分、水の中で。これからも歩こう。
No.561
8月11日(Wed)  木は先生
 愛読書の「アメリカ・インディアンの聖なる大地の教え ジェミー・サムズ 扶桑社」の中に「木は先生」というページがある。
 
「木は大地にしっかりと根づき、その枝を天に伸ばすことで、人間にどうやって物質世界と目に見えない世界の橋渡しになるかを教えます。能動性と受容性のバランスは、人の心にも木の幹にも見られるのです。
 このバランスの生きた手本の中のおかげで、人類は内なる安らぎをもたらす生命力の流れを見い出します。」

 「地球の毛布」というページでは、

「この緑の部族は、地球の毛布と呼ばれます。母なる大地の毛布というだけではなく、すべての生きものに隠れ家を与えます。地球の毛布は私たちの吸う息や私たちが飲む水をリサイクルします。この毛布なしでは私たちは生き残れません。」

と書いてある。

 赴任先に引っ越してきてから、どうして森や山や大きな木のそばに行きたくなるのか、そばにいるだけでどうしてこんなにほっとして元気になるのか、漠然と感じていたことの答えがここにあったような気がする。
 私はプールに行きながらも木に会いに行っているような感じがする。家の中にある小さな木たちがすくすくと元気に成長しているのを見るととてもうれしくて元気になる。生きてるんだなあと思う。
 木は地球の毛布で、先生なら納得だ。家の小さい若木が元気にしているだけでもそれだけでいろんなことを教えてくれている。
 
 
No.562
8月15日(Sun)  二年
 若木はハイドロカルチャーから変更して、土の鉢植えに植えかえした。やっぱり土がないとな〜とかわいそうになって。やっぱり植え替えしてからのほうが力強く元気になってきた。

 「ひまわりの森」を始めてこの夏で二年になる。早いな〜と思う。いろんな人に支えてもらってここまで来れた。
 最初の頃みたいにぐ〜んとページが増えたりなどの賑やかさははないが、今ののんびりさが心地良い。これからも木が育つみたいにのんびりいきたい。
 私は元来のんびりや。友達からナマケモノという動物に似ていると言われる。行動も顔も似てるかも・・昼寝好きだし・・暇さえあれば何時間でも眠れる。特技。何かものすごい責任を負って時間を削ってでも邁進したり、何かのために情熱的に活動し続けるのは苦手。日にあたって、家族やしっぽさんと遊んだり、ぼ〜っとしているのがいい。
 最近の抱負。
 ひまわりの森はうらさびれた港みたいな感じで続けていきたい。船が港にやってきて、少しのんびりして、貨物をおろして、新しい燃料と貨物をつんでまた出航していくような、さびれててのんびりした港みたいでありたいと思う。田舎くさくてさびれていれば、さびれているほどいい。
 趣味の方では、年取っておばあさんになっても続けられるな・・という息のなが〜いものを選ぶようになった。軽い運動でも趣味でも習いたいこともみんな。これその気になれば10年後も20年後もできそうだな・・というのがいい。全然がんばりやではないと思う。何事も無理はしないで、それでも長く続けられるのがいい。がんばりすぎて困ったときがあった。やっぱり私には無理だった。無理しない。がんばりすぎない。いいのかな、これで。ま、いいか〜。
No.563

NAO  2004/08/16/13:26:38   No.564
ひまわり、2周年。おめでとう!
ひまわりには、いつまでも優しいHPであってほしいよ。
これからも、よろしくね!
「続ける」というのが、一番難しいんだよぉ〜!と私は思います。


chie  2004/08/17/17:12:13   No.565
「ひまわりの森」2周年、本当におめでとうございます。
うらさびれた港みたいな感じ・・・良いですね。
「シッピング・ニュース」の嵐から逃れた船が身を寄せる港が、温かく迎える人々の姿が目に浮かびました。
るんばさんの「ひまわりの森」も訪れた人をそっと癒してくれる場所です。
これからも末永く「憩いの森」として続きますように(祈)
どうぞ、これからも宜しく〜ね。


るんば  2004/08/17/17:44:12   No.566
NAOさん、chieさん、どうもありがとうございます。(^^)
これからもこつこつ、のんびり続けていきますね。


しずみん  [E-Mail]  2004/08/19/15:41:11   No.570
「うらさびれた優しい港」に行ったことがあります。
インドネシアのロンボク島、レンバルの港。
バリ島ほどには観光客の押し寄せることのない古い港町で、見慣れない日本人の私たちがきょろきょろしながらぽてぽて歩いていても、いぶかしむこともなく、道ばたでおばあちゃんがいすに座ってしこしこ笑いかけていたり、猫を見せてくれる子供がいたり、


しずみん  [E-Mail]  2004/08/19/15:41:23   No.571
バンタクシーの乗り場を親切に教えてくれる青年がいたり、市場の食堂で「これ、食べられる?」と定食の辛いおかずをきにかけてくれるおばちゃんがいたり…。海岸にはヤギの親子が散歩して、やしの樹の向こうの草地では小振りな牛が草を食んで。


しずみん  [E-Mail]  2004/08/19/15:41:40   No.572
よその島からの来訪者に慣れている港の人たちは、来訪者に優しい。派手でにぎやかではないけれど、おだやかに受け入れてくれる、のんびりした空気の港町でした。

ひまわり2周年、おめでとうございます。これからも末永く、よろしく。


るんば  2004/08/19/18:10:10   No.574
バリ島のレンバルの港。とてもすてきな港ですね。しずみんさんの言葉から光景が目に浮かぶようです。
ひまわりの森がここまで来れたのもしずみんさんやNAOさんたちのおかげです。どうもありがとう。これからもよろしくお願いします。

8月18日(Wed)  紅丸の旅立ち


 ベニズズメの紅丸さんが旅立った。つい先ほど、義母から電話があった。前日はいつものように元気で、朝見に行くと静かに亡くなっていたらしい。
夜の間に旅立ったんだ。2週間ほど前もとても元気に歌っていた。
 我が家に来て11年。小さい体でここまでよく元気でいてくれたと思う。去年の暮れの寒さでは、もう春は迎えられないと覚悟していたから、本当によく頑張ってくれて、夏は絶好調で若返ったかと思うくらい素晴らしい歌声だった。寒い季節ではなかったこと、毎日無農薬粟穂とサプリメントをもらって栄養も採っていたから、きっと老衰だったのだろうと思う。
 妻の紅葉とガールフレンドの小次郎が眠る庭に埋葬してもらうようにお願いした。もともと野鳥だった紅丸は土に還って落ち着きたいだろう。帰ったらお線香とお花を供えてあげよう。
 不思議と心はとても穏やかだった。良く頑張ったね。11年間一緒に過ごしてくれて、本当にどうもありがとう。君の歌声にいつも癒され、その生命力に強さをもらいました。いっぱいいろんなことを教えられました。

 今年6月に見た不思議な夢を思い出す。掲示板にこう書いていた。
 しっぽのいる家の方で眠っていた朝・・ものすごい羽ばたきでびっくりして目が覚めた。熱帯雨林に住むような極彩色の色とりどりの鳥たちが部屋の中をいっせいに飛び回っているのだ。ヒッチコックの「鳥」ごとく、襲われるかと思ったがそうでもない。
 その中に我が家の紅雀「紅丸」さんと亡くなったはずの奥さんの「紅葉(もみじ)」さんがよりそって止まっていた。生前の仲のよさを思い出してうれしくなった。
 目が覚めて、これは紅葉が紅丸を迎えにきたのではないか・・と心配になった。ところが、夏を迎えて紅丸はますます元気に歌っている。水を得たサカナのようにぴちぴちだ・・とてもお迎えが近いとは思えない。もちろん、相当の高齢なのでいつお迎えがきてもおかしくはないとも言える。この夢は天国の紅葉が極彩色の鳥たちとともに紅丸に元気を与え、守っているのだろうと気持ちよくいい方に解釈することにした。

 と思っていたが・・よく解釈すると紅丸は極彩色の鳥たちに祝福されて旅立って、今はきっと天国で愛妻の紅葉と小次郎と再会していることだろう。
そして、故郷の森にいたときのように大空を羽ばたいているに違いない。
No.567
8月19日(Thu)  気持ちの昇華
 紅丸さんの旅立ちは、やっぱり心にぽっかり大きな穴を空けていってしまったようで、夜中に目が覚めてしまった。あんなに小さい体なのに、存在はとても大きかったんだなあ・・としみじみ感じる。ただ生きていてくれるだけで大きな存在だった。生きる姿勢が野鳥そのものだったことで、あの小さな小鳥の中に自然を沢山感じたものだ。とても心を豊かにしてくれた。
 
 まだ家に来て間もない頃、上手に歌えなくて木でできた鳥のさえずりを真似た音を出すおもちゃで教えたことがある。そのうち、とてもきれいに歌えるようになった。周囲がほれぼれするような仲良しのつがいだった。冬はかかあ殿下の紅葉の体にめり込んでひっついていた。爪きりにも慣れてくれたよね。みんなみんないい思い出だ。

 事情があって自分が埋葬してあげられなかったことだけが心残りだ。お葬式は大事だと思う。帰ってからからっぽのケージを見るのが辛いだろうなあ・・・紅丸があけた穴が埋まるまでゆっくり時間をかけよう。
 家ではしばらく小鳥とは暮らさないだろう。その分、今いるしっぽたちを大切にしていこう。
 
 我が家の鳥さんたちが遺したものをいい形で昇華させていきたい。また、野の鳥に親しもう。寒い時期は餌台をしてあげるのもいい。外に住む鳥たちの中に生かせるようにしていくのもきっといい。
 鳥は大好き。自分が思っていれば縁が切れることはきっとない。
No.568

ラッキーママ  2004/08/19/09:14:49   No.569
11才で虹の橋へと旅立たれた紅丸さん。
るんばさんに残して下さったものはとても大きい宝物だったのでしょう。

紅丸さんへ寄せるるんばさんの想いに、27年前に1才で旅立ったインコのピーちゃんの亡骸を抱きしめて、大泣きしていた私の姿とだぶって涙しています。

手のひらにすっぽりと入る小さな体なのに、残してくれたものは大きいですね。

紅丸さん、やすらかにお眠り下さい。



るんば  2004/08/19/17:56:11   No.573
ラッキーママさん、あたたかいメッセージをどうもありがとうございます。
紅丸もピーちゃんに会えたかな?
ちっちゃいさんは、本当はすんごく大きい存在ですね。感心します。(^^)


金魚警報  2004/08/23/19:51:30   No.575
紅丸さん、大往生でしたね。
心に小鳥の形の穴があいて、風が吹き抜けていくようなお気持ちでしょう。

お弔いの儀式って、つくづく「のこされたもののため」にあるものだなぁ、と感じます。
我が家のねずみたちが眠る共同墓地は、山の近くにあります。
たずねていくと野鳥の声が出迎えてくれます。
「いいところで眠っている」…そう思うことが、辛い気持ちを少しずつ和らげてくれるように思います。


るんば  2004/08/23/20:46:56   No.576
>お弔いの儀式って、つくづく「のこされたもののため」にあるものだなぁ、と感じます。

金魚警報さん、ありがとうございます。
私もそうおもいます。心が穏やかになりますよね。今日、お墓に手を合わせました。

8月22日(Sun)  おすそわけ
 るんば夫に「日曜日どこに行く?」と聞くと「動物園」と言う。他の案をだしたり、また別の日に「どこに行く?」と聞いても「動物園」と言う。「パンダとコアラどっちが見たい?」と聞くと「コアラ」という返事。本格的に行きたいようなので、天王寺動物園へ出かけた。るんば夫は密かに動物好きだ。やっぱり喜んでいる。楽しんでいる。やっぱり来たかったのだ。(笑)
 
 今日とても良かったこと。コアラがみんなパチクリと起きていて、もりもりユーカリを食べていたこと。1日に15時間以上眠り、3時間40分は休息していて、3時間ちょっとが食事などの時間。一日の大半眠っている彼女ら(みんな女の子)のこんなにさわやかな姿を見たのは初めて。(私は3回目)
 屋内でのんびりしていた2匹のコアラの所へ120cmほどの長さの丸太を1本ずつ抱えて2人の飼育員さん登場。コアラのそばに立て掛ける。するとコアラはゆっくりと丸太につかまり、飼育員さんがひょいっと丸太ごと屋外へ移動。そうか!そうやって移動するのか〜!と感心した。コアラはちゃんとわかっていて、丸太に抱きつくところがなんともかわいい。
 
 どうして屋外へ行ったのか、その理由がわかった。コアラと飼育員さんの取材があったのだ。きっとコアラたちの一番活発な時間帯を選んだのだろう。外で写真を撮ったり話をしたりしている。コアラたちを囲んで笑顔の飼育員さん。信頼しきったコアラは飼育員さんになでなでしてもらっている。ほのぼのと暖かい雰囲気。こちらの気持ちまであったかくなった。
 人と動物との間に信頼関係と愛情があって、お互いにゆったりとくつろいでいる姿はなんて幸せそうなんだろう。飼い主さんと遊ぶ犬とか、なでてもらっている猫とか、恋人気分の小鳥とか、どんな動物でもそうだ。ただそばで見ているだけで、そばにいる人をほっこりさせる。しあわせのおすそわけだ。
 
No.577
8月23日(Mon)  チビ猫、保護
しっぽの家に帰ってきた。
紅丸さんのお墓に手を合わせた。やれることはできるだけやってあげたし、それに応えて8ヶ月も元気でいてくれた。空のケージを確認したら、自分で床に下りてとてとて歩いてえさ箱の下にもぐってちょこんと座って旅立ったことが分かった。
実は、紅丸さんの密かに好きだった場所。床をぴょんぴょんして、えさ箱の下にもぐったりして遊んでいた。
 実家のセキセイインコのクックと同じだ。クックも老衰でケージを開けて、とてとて歩いて、自分の一番好きな場所で旅立っていた。クックは迷子鳥で家に来て10年目に他界。
 義母は本当によくお世話をしてくれたと思う。温度管理や保温、風通し、餌やサプリ、青菜などなど。いつも気を配っていてくれた。だから紅丸は大好きな夏を元気に過ごせたのだと思う。
 こんなに穏やかに見送れることってあるんだなと久々に思った。ちょっとすがすがしいくらいだった。後悔なく見送れたことは、そのままちゃんと自分の生きる力になるんだなと思った。元気なうちにしっぽたちとうんと楽しもうという力になるんだなあと思った。みんな、こんな風に送ってあげられたらいいなあ。紅丸、ありがとう。

 明日、外のチビ猫の避妊手術。義母の足元に擦り寄るくらい慣れてくれていたので、(まだ触れないが)捕獲器の中においしいものをセットして、義母に呼び寄せてもらった。私は少し離れた場所で懐中電灯で照らす係。オスの茶トラまで来てしまい、茶トラがかかっては困るので、腹いっぱい食べてもらってお引取り願う。・・がなかなか帰ってくれない・・
 チビはうろうろしているが、警戒してなかなか入ろうとせず、根気良く1時間粘る。最後にそうっと中に入ったチビの後ろの扉を義母が手動でそっと閉めた。本当はバタン!と勢いよく閉まるのだが、びっくりしてパニックになるとかわいそうなので手で閉められて良かった。それだけ慣れていたからだ。(警戒心の強い猫はやっぱり自動じゃないと捕まらない。)
 閉まったことでびっくりしたチビに声をかけながらえっさほいさと2階へ運ぶ。ビニールシート、新聞紙、ペットシーツを3重に敷いた上に置いて、上から風呂敷をかけて暗くしてやる。暗くしておくとちゃんと落ちつく。30分後にはもう鳴いていなくて、人の足音がしたら甘えた声でにゃ〜んと鳴く。ますは一安心。一晩このままで、明日病院だ。チビ、試練だけど頑張るんだぞ。まだ成熟しきっていないので、手術に迷いがあったけれど、1ヶ月後に妊娠してましただともっとかわいそうだし・・無事に手術が終わりますように・・先生を信じよう。
No.579
8月24日(Tue)  チビ猫の避妊手術
 昨夜、チビ猫を保護して捕獲器のケージごと2階の隣部屋で一晩一緒に過ごした。扉を閉めた隣接した部屋。時々思い出したように鳴く。ココアと夜中に何度も目を合わせる。
ワタシ「鳴いているね。」
ココア「うん。」
なかなか寝つかれなかった。

 翌朝、それでもチビは元気そう。義母と病院へ連れて行く。「大きさ的大丈夫でしょうか?」と聞く。先生に大丈夫と言ってもらえて安心して帰った。夕方電話で尋ねると、無事に手術も終わったそうだ。「威勢のいい猫さんですね〜。」と先生。「そうなんです。(汗)。」明日の午前中にお迎えだ。まずは一安心。

 ごはんを食べにきていた茶トラや、我が家の猫たちはいっときの静けさが不思議だったのか、何度もチビがいないか偵察に行っていた。やっぱりいないと淋しいのかな。

 ココアは相変わらず元気。チャコはこの夏、一回ばてて相当心配をかけたらしい。冷たい牛乳で復活したらしい。首の後ろからまた白くなった。声がちょっとしわがれ声になった。確実にばあちゃん街道をすすんでおる。でも、まだまだ元気。
No.580

狗呂  2004/08/25/02:21:54   No.581
お久しぶりです。
紅丸さんも残念でしたが大往生とほめてあげたいですね。
子猫たちの避妊、当方にも三匹そろそろやらねばいけない子達がいます。
人馴れしてるから安心だけど、この時期なかなかご縁がなくて焦ってます。


狗呂さん、こんにちは。
3匹も避妊予定の子がいて大変ですね。夏は暑いせいか毛のふかふかした猫の里親さんは見つかりにくいですね。なんだか定説のような・・
いいご縁があるといいですね。がんばってくださいね。

8月25日(Wed)  チビ猫の帰還
 

 NAOさんがお花を送ってくれた。紅丸のケージの横に飾ってあげる。
とてもかわいいきれいなお花。ふんわりとやさしい気持ちになる。一緒についていた小鳥の飾りがかわいい。紅丸のかわりに大切にしよう。
 NAOさん、ありがとね。(^^)

 チビ猫のお迎えに行く。ノミがいっぱいいたそうで、フロントラインをしてくれていた。血液検査の結果もよくて、ワクチンも打ってもらい至れり尽せり。
 大きめのキャリーに入れてもらって帰宅。そのまま2階の安置して安静。知っている場所と知っている顔でやや安心したのか、鳴き声が甘えたように変わる。なんだかすっかり情が移ってかわいくなってきた。
 夕方、薬入りの缶詰をあげるとバクバク全部食べた。元気である。キャリーの中でリラックスして横になっている。
 いつ裏庭に放してあげるか相談中。だいたい、野良さんだと2泊安静にすれば放しても大丈夫だった。というか、2泊が限界だった。暴れるから・・
 裏に空いている犬小屋を置いてチビの寝床もこしらえた。明日の朝、ご飯の後にいつもの所に戻してあげようか。
 現在、チビは裏の物置の下を住みかとし、ほとんどずっと庭にいる。だから多分心配はないだろう。義母はチビが寒い日など中に入りたがったら仕方ないかも・・とぼやいている。ああ、5匹になるのか我が家・・まあ、ゆっくり時間をかけて外猫として仲良くやっていこう。茶トラの住みかの拠点は別の場所のようなので、外猫つきあいでいいだろう。
No.583

chie  2004/08/26/15:49:17   No.584
チビ猫ちゃんの無事ご帰還、良かったですねー。
これからはるんばさんちのお庭猫として過ごすんですね。
これからもおチビちゃんや茶トラ君?の様子を是非日記で公開してね。

8月26日(Thu)  るんば、チビ猫に信頼される


 昨夜一晩、キャリーの中で過ごしたチビ猫。食欲も元気もあり、良く鳴いていたので朝ご飯の後に裏庭に戻してあげた。仲良しの茶トラに甘えたり、虫を追いかけて遊んだりしている。とても手術をしたとは思えない元気ぶり。若さか!?これなら心配ないなあとそっとしておく。
 
 10時ごろ何気なく下に下りてきたら、それを見つけたチビ猫が台所のベランダにやってきた。網戸ごしににゃ〜にゃ〜催促するので、しばらく声をかけてやる。いつになくひとなつこいので、窓を開けてみるとすりすりしてくる。そのまま触ってみる。ごろごろごろ・・すんなり部屋に入ってしまった。そのまま30分ほど遊ぶ。ごろごろべたべたである。抱っこしてみる。おとなしい。一体どうしたというのか、急ななれっぷりである。義母も今まで触ったことがないんだぞう。二晩夜を共に過ごしたからだろうか?

 戸惑いつつ、そのまま2階へ。もともとあった2階建てケージの中を簡単に掃除して中へ。猫用トイレと水入れ、ダンボールの箱を入れてやると、落ちついてリラックスしている。気に入ったらしい。なんとなく、外猫にするのは不憫にも思えてきた。冬は厳しいからなあ・・かと言って5匹目・・・う〜ん、う〜ん・・

 帰ってきた義父母に事情を話し、チビを見てもらう。あらあらあら・・という感じ。「猫屋敷だ・・」と義父はため息。でもダメとは言わない。
 もしかしたら、このまま我が家の一員になってしまうかもしれない。何かいいご縁があって、信頼できる方がいたら里子にいくかもしれないとかすかに思いながら世話をする。常識を超えた多頭飼いはいけない〜とひまわりで色々書いているわりに私もなかなか情けないのであった。
多分、義母と相談して助けようと思ったときから気持ちは動いていたのだろう。
 私は性格が悪いので、この先、人から助けてほしいと全く知らない猫を頼まれたりしたら断ると思う。自分や家族が自ら進んで手をさしのべたような子でなければ受け入れられない。自分の範囲内で自己責任で。
 以前、どうしてもなかなか慣れない野良子猫をボランティアさんがもらってくれたことがあったが、自分でなんとかできずに本当に後悔した。それがしばらく野良猫から遠ざかっていた理由。今回は本当になんとかしてあげたい、いてもいいよと思えたのだ。こういうふうでないとやっぱりダメだなあ。

 チビはケージの中からココアにはシャーと怒る。でもココアはチビには優しい。しっぽを振っている。大人の猫たちは、2階の異変に気がついて1階に集合。これはいつものことで、段々と様子を見にやってきて次第に慣れてくる。特にホスト猫こたくんが一番に仲良くなるだろう。こたくんに認められると自然と他の猫も受け入れるから不思議だ。
 本当にこやつで最後だ!と堅く心に誓う。
 
No.585

NAO  2004/08/27/11:25:54   No.586
むふふっ!
「こやつで最後!」と心に誓っちゃったのねん(^^)
もう無理!と思いつつ、「この子は、私が・・・」と思わせる子っているんだよね。私は、ヴューロが実はそうだった。
目が届く所だったから、里子に出したけどね。


るんば  2004/08/27/19:23:45   No.588
NAOさんもそうだったんだ〜。我が家は家猫になるか外猫になるか微妙ですが、それでもちゃんとかわいがるつもりです。(^^;)

8月27日(Fri)  うちねこか、外ねこか?
 チビはすっかりくつろいでいるが、我が家はなかなかどうして・・(^^;)
義父が5匹になることに対してかなり不満らしい。ぶつぶつ言っている。4匹目のクーだって本当は家の子になるはずじゃなかったと言っている。チビが外猫になったほうが我が家は安泰になりそうだが・・義母は以前のビーのように出入り自由でいいじゃないかと言ってる。
 明日から義父が旅行にでかけるので、この二日間義母とよく相談してみようと思う。とりあえず、台風が去って天候がよくなるまでは室内でということに。

 ココアはチビのシャ〜にたじろぎつつ、とりあえずケージなので遠目に見ている。気にはなっているらしい。そんなに怒らなくても・・と言う感じ。犬は偉いと思う。野生であったら捕食対象になる動物でも、家族が大切にしているのがわかると襲ってはいけないとわかる。ちゃんと仲間として認める。(例外もあると思う。)犬が家畜を守るのもそう。
ココアもチャコも故ノエルも我が家の小動物に寛大だ。小鳥に対してもそうだった。(ケージごしだけど)犬は偉いなあ。
 
No.587
8月28日(Sat)  神様がそうつくった
 義父のいぬ間に作戦会議(笑)。義母とチビ猫の今後について話し合う。義母が時間をかけて義父を説得して、できるだけ家猫方向でいけるように頑張ってくれると言う。期待しよう。また、信頼できる方がいたら里親さんも考えようとチビの幸せのために前向きにがんばることになった。どんな形になるにせよ、我が家にとって一番無理なくベストではなくベターでいけたらいいと思う。
 最初は私も義母も困ったなあと乗り気ではなかった。けれど居ついてしまったチビ猫には罪はない。
「鳴き声が赤ちゃんみたいでどうしても助けてあげたくなる。神様がうまい具合にそう作ったのかもしれないね。」と義母は言った。なかなかどうして納得できる言葉。人も動物もどんな赤ちゃんでもつぶらな瞳でころころしていて、かわいい声で鳴く。母性本能をくすぐられる。かわいい、守ってあげたいと思ってしまう。神様は賢い。
 と同時に義父のようにすぐに「うん」と言わないことの大切さ。かわいい、かわいそうというだけで安易に数を増やしたり、命を引きうけてはいけないと、ちゃんと実感するためにこういう存在は大切だ。うんと話し合って納得して沢山のハードルをひとつひとつクリアして、そうして迎えなければならない。「ダメ」は時としてとても大事だと思う。
 だからこそ、縁あって我が家にいるしっぽたちはうんと大切にしてあげたい。私が与えている以上に彼らは幸せをいっぱい運んできてくれている。

今読んでいる本で心に響いた言葉。
「いいことはいつくるかな? スヌーピーと仲間たちはこうしている
A.J.ツワルスキー著 講談社文庫」から

 ピーナッツのマンガから心理学的に楽しくわかりやすい要素を盛り込んだ面白い本。

「あなたは自分がやることだけに責任があります。他人のおこないに罪の意識を感じる必要はないのです。」

「あなたが不幸な人々を助けてあげられるのなら、ぜひそうしてください。でもあなたがみじめになったからといって、他の人はちっとも幸福になんかなれないのです。あなたの現状を思いっきり楽しんでいいのです。」

 沢山の不幸な動物は助けられない。私が助けられるのはこのチビ猫1匹くらいだ。時々、空しいと思うときがあるけれど、私が悲しんでも不幸な動物は減らない。だったら、今いる自分の子たちを大切にして思いっきり楽しもうと思った。
 
No.589
8月30日(Mon)  新参者ストレス
 クーが体調を崩した。吐き気が治まらなくて病院へ。点滴、注射をしてもらって、1日たち今は元通りになった。薬はもらった分飲ませることにした。
 体調をくずす前の晩、ビーと一緒にチビさんのケージのある二階のしっぽの間(二間)に寝てもらったのがいけなかったようだ。チビはケージだし、他の二匹は二間自由だし大丈夫だろうと思ったのだが。義父母の安眠の為、我が家では一,二階に分けて猫が寝ることになっている。
 二階の猫トイレは1匹分しか使った形跡はなく、クーは我慢していたらしい。
 その前のビーとこたくんは大丈夫だったが、クーはストレスがかかってしまったらしい。かわいそうなことをした。猫でも色々。そして新参者が来ると今までの均衡が崩れて、慣れるまでに1ヶ月はかかる。1ヶ月もたつと自然と新参者のいる部屋にスムーズに入ったり、トイレを使ったりできるようになった。
 
 もっとクーには気をつかってあげるべきだった。反省。昨夜からクー、こたくん、ふじこは一階。ビーちゃんは二階。こたくんはおしっこ詰まりの前科があるので、念の為・・
 ビーちゃんは全然気にしていないらしい。自分から二階に来るし、二階を閉めてチビさんを自由に遊ばせても悠然と見ている。ビーちゃんが一番に慣れるとは。時々、チビさんがしつこく絡んでくると、「うるさい!シャ〜!」と怒る。それ以外は知らん振りだ。
 それにしてもチビさんの元気っぷりはずごい。猫じゃらしので空中ジャンプと身の軽さ。ビーちゃん、負けたね〜と言いながら遊ぶ。
No.590

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