2004年7月の日記


7月1日(Thu)  ココア、きぬげさんになる


 昨日とは打って変わってのさわやかな晴れ。ようし〜!と金魚の水変えとココアの丸洗いを一気に敢行。暑いので気合がいるけれど、夏に水を使ってきれいにするのは本当に気持ちがいい。私は汗だく。金魚の水槽とココアはぴかぴかになった。
 今回、ココアには「きぬげさん」というナチュラルソープを使ってみた。長い毛のがさらさらになるそうで楽しみにしていたら、本当にふんわりつるつるぴかぴかになった。外の風で乾いたココアはひなたのいいにおいがする。なぜか頭はひよこのにおいがする。かわいい・・(^^)
 下顎の傷も良くなってきてこれならもう心配ない。
 猫のこたくんと洗い立てのココアの毛に顔をばふ〜んとうずめてみる。しあわせだ〜。
 
 
No.544
7月3日(Sat)  好きなもの


 好きなものは自分を支えるのだなあと思う。
 元気な自分。家族や友達はもちろん。
 そして、私の中で欠かせなくてものすごく好きなのは「しっぽさんたち」と「本」「みどり」だと思う。環境が変わったり、家族が増えたり、引越ししたとき、いつも支えてくれたのはこの三つだ。転勤して新しい土地に来るといつもそう思う。
 新しい土地にくるということは、今までのことを振り返ったり、違う自分が見えてくる。行ったり来たりという特殊な生活になって、知らず知らずのうちにとてもくたびれていてびっくりした。旦那も仕事が忙しすぎて、いつも疲れている。その疲れが伝染して私までぐったりしてしまうのでまずいと思った。旦那にも家族にもしっぽの家族にも元気でいてもらわなくては・・
それには、私が元気配達人のつもりで明るくありたいと心から思った。
 
 あんまりくたびれていたので、心と体にいいことを探したり体験してみてあがいてみた。気をつけていても体がこちこちになってしまうので、自分にあったマッサージをしてくれるところを見つけて、これは定期的に通おうと決めた。疲れたらいつでもここへ来ることができると思うだけで安心する。人の手に癒されるっていいなあ〜と思う。
 それ以外に日々自分を元気にするものも改めて見つけてみた。しっぽのいる家にいるときは、人&しっぽ家族のお世話になどに忙しく、肉体的に疲れるが精神的には疲れない。常に家族がそばにいて、わあわあ言い合って暮らしているからだと思う。実家にいたときからそうだったが、常に人や動物やみどりがある暮らしになれているからだ。また、ここは自然が豊かで毎日大きな木を見ながらココアとぐんぐん歩いたり、みどりからも元気をもらえる。
 赴任先は都会で、この街のいいところが沢山あるのだけれど、きっとまだなじんでいないのだと思う。今はまだ、見上げる高い建物が多くて緑が身近にあまりないということで、いつのまにか気持ちが沈んでいることがあって困った。(^^;)
 折角ここへ来たのだからと、思い切ってボランティア講座に申し込んだ。絵本や民話などのお話について勉強する講座だ。これがとても楽しい。童心に帰って絵本を読んでいる。新しい本にも色々出会えそうだ。子供の頃から本が大好きで、古い本のにおいを嗅ぐとなんとも言えず懐かしい感じがする。子供の頃に良く通った児童文庫の思い出の香りだ。本好きのお母さんたちがご好意で自宅を文庫として使わせてくれていたあったかい場所だった。
 本の読み聞かせしてもらって、一緒に楽しむのが大好きだった。子供の頃から本に支えられ、今もこうしてまた支えられている。いつか自分も誰かと一緒に楽しめる人になれたらいいなあと思う。
 赴任先の家に小さいながらも元気がでそうな観葉植物を置いてみた。少しのことなのに感じが全然違う。小さなみどりがあることや、カメズがいてくれること、そして大好きな本とともあることがここでの私の元気の源になっている。私が元気じゃなければ、家族やしっぽを元気にはできない。
 そして、この街のいい所を沢山見つけて、もっともっと好きになろう。
 
No.545
7月6日(Tue)  森林浴


同じ講座でお友達になったOさんのお誘いで滝見物に出かけた。駅の改札で待ち合わせをして、電車を乗り継いで山のほうへ。
 目的の駅に降り立つと、もうものすごい暑さだった。二人で「うわ〜」といいながら滝へと続く道を歩きだした。お土産屋さんが両側に並んでいて、なんだか温泉街のようなたたずまいだ。
 山の中の緑をどんどん歩くと、道の横に川が流れだした。水はとても澄んでいて流れが穏やか。名前のわからない魚の稚魚がおびただしい数で泳いでいる。水の音。いっぱいの魚。濃いみどり。そよそよ吹く風。汗を流しながら歩いているのだが、とても気持ちがいい。ここはおサルさんがやってきていたずらをするらしく、注意事項が書いてある紙をもらった。けれど、暑いせいかサルは1匹も見かけない。
 しばらく歩いて滝に到着した。滝を見るところは時間的に直射日光が当たっていて「う〜む」。暑い中、近づいて見ると滝の飛沫が飛んできてなんともさわやかなのだ。「マイナスイオン!マイナスイオン!」といいながらOさんと大喜びで滝を眺める。あめ色の羽根をしたムカシトンボのようなきれいな虫を発見。トンボは滝つぼの岩の上に止まって、あめ色の羽根をゆっくりと広げたり閉じたりしている。まるで飛沫や日光浴を楽しんでいるかのようだ。とてもきれいなこのトンボ。名前はわからないが、自然が豊かで水がきれいなところにしかいない気がした。
 滝の見える木陰でお昼を食べた。ただのおにぎりが格別においしい。景色を楽しみながらおしゃべり。
 もう一度、滝の飛沫を浴びに行くとまだトンボがいた。よほど気持ちがいいんだねえ。
 
 滝の周辺や川では、家族連れの子供たちや若者が水に入って涼んでいた。
 帰りは舗装された道ではなく、土の山道を下ってみた。先ほどとは景色も違い、ケモノ道のようなところがある。面白がってケモノ道を探索しているうちにものすごい距離を歩いてしまった。(^^;)面白かったけど。
 帰宅すると膝ががくがくと笑っていて、階段降りがイタイ・・果たして〇さんは大丈夫だっただたろうか・・
No.546
7月8日(Thu)  プラネタリウム
 7月7日の七夕に合わせてプラネタリウムがリニューアル!という記事を見て行きたくてたまらなくなった。きょんさんをお誘いしていくことに・・
しかし、誘った私が場所を間違えて大幅な遅刻・・「市立科学館」ではなく、「科学技術館」へ行ってしまったのだ・・大バカである・・案内の方の気の毒そうな表情を見て、思わず目の前が暗くなった・・炎天下の中、汗だくで走る私はさぞかし怪しかったことだろう・・朝一の上映を目指して早く来ていただいたのに、本当に申し訳ないことをしてしまった。仕方がないのでしばらく科学館の中を見学。
 12時の上映をみるためにものすごい数の人がならんでいた。小学生が学年単位での見学らしく、大勢なだれこんできた。(^^;)満席での中、上映開始。さすがに最新式らしく、スクリーンに映し出された星々はきれいで、宇宙旅行をするという内容はとても面白かった。まるで映画をみているようだった。
 その後、お昼をご一緒して家に遊びに来ていただいた。ベランダの日陰にいたカメズにも少しご対面してもらった。我が家のカメズ。性格が2匹とも違っている。顔の黒化が終わって大きいほうのゲンさんはとてもおおらかで度胸が座っている。人の手が全然怖くない。幼少のみぎり、動物病院に通院したときや預けられたときも「このカメさん、すごいですね・・」といわれた程。そんなゲンさんはグルメで水に落としたエサが1分でもひたっていたら「もうふやけたのはいらん!カリカリよこせ!」というグルメなのだ・・きょんさんの前でもそのグルメわがままぶりを発揮・・・
 一方鈍くさくて要領の悪いノビさん。性格はちょっと臆病。だけどふやけたエサも嫌がらずに食べる偉い子さんなのだ。
 そして、私も旦那もえさやりに悩まされる今日この頃なのだ。ゲンさん、わがまま言うな〜・・そんな2匹をかわいいと言ってくださってうれしかった。
No.547
7月14日(Wed)  ぎっくり
 週末、出張で3日ほど家に帰っていた旦那はたっぷりココアと遊んできたらしい。散歩も行ってもらってココアはうれしかったことだろう。
 旦那が帰ってきたと同時にぎっくり腰一歩手前になってしまった。2日ほど寝ていてようやく動けるようになってきた〜。マッサージに行っているのに腰を痛めるとは、これはもう体がなまっているに違いない。完全な運動不足だ。まじめに腰痛体操やストレッチをしなくては・・
 安静中は旦那がごはんを作ってくれたり、買ってきてくれたりでなんとかしのぐ。今日からはちょっとずつ家事をしている。カメズの水替えは旦那にお願い。ああ、早く治さなくては・・
No.548
7月15日(Thu)  MY DOG SKIP
 借りてあったビデオで見たのだがホントに良かった!涙ぼろぼろである。
見た後すぐに書いているのでおいおい・・私。以下、ややネタばれありなので注意です・・ネタばれがあっても映画の素晴らしさは変わりませんが。
 原作本も静かにたんたんと感動的だが、これを映像で見ると感動もひとしお。舞台は戦争の影がある時代のアメリカのとある小さな町。一人っ子で弱虫で友達がいない「僕」と家族になった犬のスキップの本当にあった絆と成長の物語である。戦争で片足を失って以来、人が変わってしまった父。ほがらかで前向きで「僕」を信じている明るい母。父は犬を飼う事を反対するが、母の全面的な協力と愛情によってスキップは家族の一員となる。
 孤独だった「僕」がスキップを通じて町の人や友達と知り合い、仲良くなっていく様子、何事に対しても頑なだった父が「僕」とスキップのおかげで本来の自分を取り戻し優しく変わっていく様子がなんとも素敵だ。話の要所要所で明るいお母さんがいつも影で支えているので、「お母さん」は偉大だと思う。小さな子が動物と暮らすのにこういった支えはとても大切だ。
 戦争の時代に「勲章よりも足が大事だ。」と話す父。兵役を果たせずに戻ってきて「自分が死ぬことより殺すことの方が耐えられない」というティングの言葉は重く、戦争弱者と言われていた人たちの本当の勇気、そして生きることの大切さを切実に訴えてくる。
 自然豊かな小さな町で命の大切さや友情、絆をはぐぐみながら人々が生きる様子。そして、そこに生きる子供たちやスキップが町中の人に愛されていることが素晴らしい。
 映画最後の「僕」のことばは必見。犬と暮らしている人、犬と暮らしたことのある人、犬を亡くしたことのある人、そして今悲しんでいる人にも、犬を愛する全ての人に見てほしいな〜と思ってしまう映画だった。
No.549
7月21日(Wed)  パワーアップ網戸
 こちらしっぽの家へ。
 しばらく留守にしている間に我が家の網戸がパワーアップしていた。
 夏は窓を開けておきたいけれど猫たちの脱走が心配・・と言う訳で数年前に義父が網戸サイズの木枠に金網をつけて普通の網戸の内側にセットして猫が動かせないようになっていた。以前は左右とも開閉がある台所の窓のみそれがなかったが、とうとう左右開閉が自由にでき、しかも猫が脱走できないように工夫に工夫を凝らした巨大な室内網戸が設置されていた!しかも2階の入り口には室内網戸がドアのように開閉できるよう設置されており、夜間2階にネコズを寝かせた後も全体に風が通る&猫が開けられないというアイディアである。す、すごい・・
 すっかり風通しがよく快適になり、エアコンをかけなくてもいい時間が増えたのである。
 それにしてもこちらは緑が多いせいか赴任先よりもさわやかである。朝や夜に吹く風が全然違う。赴任先は都会なので夜11時頃でもまだ30℃もあるのだ〜・・

 我が家のしっぽたちは暑い中でも元気いっぱい。おばあちゃんのチャコは食欲も落ちずに元気である。朝夕のお散歩に30分は行っている。ウコンも毎日取っている。ウコンパワーか!?紅丸もものすごく元気である。若返りか!?
 ココアは本当にいい子に育ったと思う。口の下にケガをしたのでジェントルリーダーはずしても引っ張らずに歩ける練習をしてから赴任先へ行ったが、義父母と一緒にちゃんとゆっくり歩けるようになった。今までは私以外だと甘えやはしゃぎが増して、ひっぱたりして大変だったけれど、本当にいい子になったと思う。安心して任せられるようになった。
 前は「私の犬」のようなところがあったが、今は「家族みんなの犬」になったココア。以前より客観的にいい所や悪い所が見えるようになった。私がいるときはそれを直すようにしたり、家族で工夫したり、ココアが順応したり。とてもいい方向になってきた。ココアは自立してきて、よりのびやかにおおらかになったように思う。親ばかだけれど、なんてやさしくていい子なんだ・・と思ってしまう。
 私がいるときは、一緒にいる時間をうんと大切にして楽しく過ごしている。ココアはやっぱりうんと甘えてきてうれしそうだ。
 おかしいのは、ネコズの中では一番気難しがり屋のビーちゃんが、私の後にくっついて歩いて不器用に甘えることだ。笑える。
 
No.550
7月24日(Sat)  ねこ事情
 今朝、義母と2人がかりで紅丸の爪きりをした。私が保定して切る長さを指でストッパーにして義母に切ってもらう。数ミリ単位の作業。この時だけで1日分の冷や汗をどっとかいて疲れた・・切ってもらった紅丸が案外けろっとしていた。これで止まり木にも止まりやすくなったね。

2.3日ほど前から我が家とお隣の敷地に涼みにくるキジトラ白の子猫と茶トラの猫を見かけるようになった。どこかでご飯をもらっているらしく、日陰の庭先で遊んでから見えなくなる。子猫の方はベランダ越しにこたくんと交流している・・人が来ると逃げる。
 聞くと我が家はごはんをあげてはいないとのことで、子猫には以前兄弟猫と白黒の母猫がいたようだがはぐれてしまったらしい。それを全くの他人猫の茶トラがかわいがっているのだ。子猫は生後4ヶ月ほどでオスっぽい。生粋の野良の子供らしい。茶トラはあまり人が怖くないらしい。まったりとしている。性格的にオスか・・?(性別まだ不明)
 見かけたときは正直ブルーになった・・家では飼えないし、今の私の状況では保護して慣らして里親探しも無理。中途半端には関われない。話題にはしていたが、考えあぐねていたのでそっとしていた。
 今日になって決意した義母が私の元へ。「不妊手術だけはしてあげよう!」そのゆるぎない決意に説得され協力することにした。
 約束事〜ごはんは出しっぱなしにせず、2匹が食べ終わったらすみやかに片付ける。ご近所迷惑、悪臭、他の猫が集まってくるのを防ぐため。(経済的にも無理だゾウ。)2匹はあくまで外猫として面倒を見る。家には入れない。というか入れられない。外にトイレを設置。お世話をしていることは内緒。我が家への捨て猫防止のため。(とほほだが、世の中いい人ばかりではない。)
 不妊手術がうまくいって、庭先で遊んでいる分には暖かく見守ることになった。
外猫とはいえ、病気になったら病院へ連れて行ってあげるだろうし、毎年ワクチンを打ってあげることだろう。やっぱり覚悟と責任が伴うのである。
 猫のことで重い腰をあげたのは実に2年ぶり。気をひきしめてかかろう。面倒みよう。気が重かったが、義母の決意は本物だし一旦決めると前向きな対処に気持ちがしゃんと動き出すものだ。がんばろう。
 
No.551
7月25日(Sun)  うちねこ事情
 外の猫さんたちは・・子猫はどうやらお隣や家の裏の物置のあたりが拠点らしい。あまり遠くへは行っていないようだ。だが、警戒心が強く茶トラがやってくるまでは見当たらない。茶トラがきてからようやく出てきて、ごはんを食べたり遊んでいる。なかなか慣れずらそう。ゆっくり不妊するためにも2匹ともオスだといいなあと思う。茶トラはどうだろう?行動範囲が広いこととケンカしていたところを見るとオスだと思うが・・体はやや小柄。うちのクーも小柄だからな。
 普段のお世話は義母にお願い。義父と外トイレ設置の相談をしていた。私は手術などの困ったときのお助けマンでいよう。

 我が家の猫たち。外の猫に好意的なのはこたくん。さすがホスト猫である。我が家の猫たちの取り持ちをしているのも彼である。おっとりしていて誰にでも好かれる。我が家ではでぶホストがモテモテだ。
 女性陣のビーとふじこは気になるけど外だし、まあ、いいかという感じ。
 困ったちゃんなのはクーだ。外の猫がいないか窓を偵察して、1階のトイレではお尻を高くあげて壁にかけるようにとばすようにおしっこをするようになった。縄張りを気にしているようだ。一時期、1階のふじこに威張り出してこういう行動が出てきたが、マーキングに発展する前に収まった。それが再発。マーキングにならならないといいけどな・・去勢をしたとはいえ、やっぱりオスなんだなあ。

 室内飼いになってから、かわいいビーちゃん。キャットニップの入ったおもちゃを獲物に見たてて、2階から1階へ運び、家族の目の前に置いて「なお〜ん。なお〜ん。」と例の取ってきたよコールをする。投げてやると喜んでまた取ってくる。
 乳製品が大好きで、時々義母からアイスをもらっている。

 昨夜、急な土砂降りと雷雨でまたチャコがガクガクブルブル・・。義母がつきそう。戻ってくるとココアはぐうぐうひっくり返って寝ていた。

No.552
7月26日(Mon)  夕暮れさんぽ
 夏の夕暮れの散歩は気持ちがいい。
曇っていていつもより涼しかったので早い時間帯の散歩へ出た。思うことは同じようで沢山のわんこ連れさんとわらわら出会う。
 ココアが大好きなハスキーさんと会って、おしゃべりしながら一緒にお散歩。2ヶ月の黒ラブさんが来たお宅へ一緒に寄ってみる。元気いっぱいに飛びついてくる子犬にたじたじの成犬2匹。成犬2匹より私の方が子犬をなでる。
 ココアは子犬を遠巻きにぐるぐる。でもまんざらでもない様子。最後ほうは近寄るもの許していたし。段々仲良くなって一緒に遊べるようになるでしょう〜。
 子犬の成長はわくわくもので楽しいことだろう。この辺のわんこはやさしい子が多いのでこの子もすぐにみんなになじむだろう。
No.553
7月27日(Tue)  水中ウォーキング
 水中ウォーキングは腰にいいと友達が教えてくれた。すっかりその気になって動きやすいストレッチ水着を買っておいたので、早速プールへ。家からは自転車で10分くらいで行けてしまうのだ。実は、水泳が苦手で20年以上プールはご無沙汰だったワタシ。ここへ来たのも初めてである。
 プールは人はまばらで広々としていた。ウォーキングと水泳練習用のスペースがゆったり半分もとってあって嬉しい。泳いでいる人より歩いている人の方が多い。なんだかやりやすいぞ。準備運動を軽くして水の中へ。浮力が気持ち良くて、自分のペースでもくもくとぷかぷかてくてく。
 途中、年配の奥さんに「大きい犬と歩いてた方?」と声をかけられる。ノエルのことかの?「はい。」「わんちゃん元気?」とにこやかに聞いてくれた。
「実は死んじゃったんです。でも、今は次の子と元気に歩いています。」とあっさり明るく言ってみた。奥さんは本当にがっかりしたようだった。あの犬が犬種が好きだった〜という。しばし、あのバーニーズというばふ〜んとした犬種の魅力について語り合った。「覚えていてくださって、ありがとうございます〜。」と言ってからそれぞれに歩き出した。
 覚えてくれている方はまだいるんだなあとしみじみ嬉しく思う。石の上にも3年。ノエルさん亡くなって3年。ふむふむ。ノエルさん良かったね。
 時々ノエルがらみで誰かもさっぱり分からない方にこうやって声をかけられるが、全く覚えていない自分の脳にも呆れる。そう、私は道と人の顔を覚えるのが全くダメなのだ。仕方がない。

 30分もくもくと歩き、休憩。採暖室という低温サウナみたいな部屋で体を温める。冷え症の人には嬉しい。15分ほどゆっくりしてからまた30分。歩いたぞ〜。気持ちが良かった!思ったより疲れない。また来たいと思う。
 赴任先でも時々プールに行こう。
No.554
7月28日(Wed)  ココアと花火
 夏だ!スイカだ!花火だ〜!ということで、今夜はココアと花火見物。
山の上の花火大会が我が家の2階の窓から見えるのである。この時期はいつもそこから見物。義父母は1階でサッカー観戦に燃えている。
 2階の小鳥部屋の高い窓から見えるので、椅子に座布団を置いて高くセット。大きめの丈夫なダンボールの上にカーペットを折ったものを敷き、しっかりさせてココア用の特設席も作る。(犬バカ・・)高さは私の椅子と一緒。目線が私と一緒なのでココアは気に入ったらしい。
 窓を開け、扇風機も設置。アイスを片手にわくわくして待つ。
「ど〜ん!ど〜ん!」と遠い夜空に花火が上がり出した。ココアは花火が怖くはない。おすわりしたまま不思議そうに遠くの明るい光を見ていた。動きが面白いらしい。しばらくすると飽きたのか、特設席に寝そべったのでなでなでしながら花火見物。夜風が心地よく、外で花火を見ている子供達の歓声。1階のコオロギの音。風鈴の音。花火。夏の風物詩満載の夜にまったり。
 最後に一大イベントとばかりに大物が連発でどんどん上がる。すごい!花火職人さんに拍手!この連発はココアも興味深そうに見ていた。
 愛犬と花火。なかなかいいものだ。
 
 
No.555

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