2004年6月の日記


6月3日(Thu)  さんぽみち
 ココアと連れだってあるくさんぽみち。毎日のことだけど、うれしいことがいっぱいある。

*新聞配達のおじさんに「これって何犬?」と聞かれる。「雑種です。」と私。「ほら、この犬に似てて熊みたいに大きい犬・・」と新聞屋さん。「多分、バーニーズだど・・この辺りにも散歩でみかけますね。」

 ココアはねえちゃんに似ているらしい。そのことを家で話すと・・チャコはお散歩で会うバーニーズが大好きで大喜びするらしい。「ノエルだと思ってうれしいんだねえ」と義母。他の犬が苦手なチャコがあんなに喜んだのを見てびっくりしたそうだ。でもねえ、その子はノエルよりずっと大きかったそうなんだが・・(^^;)それでそのバニさんはとても穏やかでゆっさゆっさとチャコにしっぽを振って応えてくれたそうな。
 ノエルが天国へ行って3年。チャコはノエルのことが今でも大好きで決して忘れていなかった。なんだかとても嬉しかったエピソード。

*「おかえり〜。今日はママと一緒だね!」とお散歩中のほかのわんこママさんに声をかけられること。

*「お〜い!ひさしぶり〜!」とココアと仲のよい小学生の男の子がやってきてしこたま触ってくれること。

*「こんにちは〜」と知らない女の子がおずおずと挨拶してくれて、照れたようにココアに触ってくれたこと。最初はちょっと怖かったけど、ちゃんと触れたね。

 毎日てくてく歩くさんぽみち。うれしいことはいつも近くにいっぱいある。
No.527
6月4日(Fri)  ダンナとカメズ
 再び赴任先へ〜。朝、家を出るときにココアに悟られないように送ってくれる義父と別々に出る。私は回り道をして駐車場へ・・こうするとすぐに帰ってくると思って鳴かないのだ。義母はココアの気をまぎらわしてあげようとかまっていてくれた。ホントはあまりかまったりせずに無視しているのがいいのだが、義母の気持ちがよくわかった。私のとってはコドモのような存在のココアは義母にとっては孫のような存在らしい。孫を預かるやさしいおばあちゃんなのだ。あやしてくれているようだ。なんだかほほえましい。
 孫的存在のココアや他のしっぽたちを結んで「信頼」しあって面倒を見ている今、お互いの絆がちょっとだけ深まったような気がする。

 さて、旦那には聞いていたがやはり部屋はすごいことになっていた・・雑然としている部屋の中で、カメズの水槽の水だけが妙にきれいで浮いていた。どうやら、せっせとお世話をしてくれていたらしい。
 そういえば、「このカメたちは際限なく食べる!一体どうしたらいいのだ!?」と電話で話した。大変なりにかわいがってくれていた様子が伺える。なんだかうれしい。
 私の顔を見て、早速餌くれダンスを始めた2匹。ちょっと待て、ちょっと待てと部屋の片付けをした。
 
 自宅と赴任先。どっちにも待っていてくれるしっぽがいるのは心が和んでいいものだ。
No.528
6月6日(Sun)  手作りごはんセミナー
 イヌとネコの手作りごはんで名高い須崎先生のセミナーに参加した。
 駅から歩く・・着かない・・歩く・・着かないぞ!不安になって道行く人に尋ねるとまだまだ先だという・・う〜む・・とにかく歩き倒し、駅を出てから40分ほどでようやく到着。足が遅い私・・時間はぎりぎりであった・・事前にちゃんと会場に問い合わせするべきだった・・と反省。汗だくの状態でセミナーへ臨んだ。

 セミナーのお話は「手作りしていてよかった、これからもイヌと一緒にマイペースで楽しもう。」と思えるものだった。
 手作りごはんをしていると、「本当に大丈夫?」とか「栄養に偏りがでない?」と聞かれたり、情報に振り回されたりして不安に揺れることがある。周囲の方や獣医さんの理解が得られないことも多い。今日の講義は、手作りごはんには何通りもの手段や方法があって、自分とイヌに合った方法を選んでいいけばいいこと、その中から無理ぜず楽しく続けていけるように創意工夫をしていくことが大切という内容だった。「生食」でも「煮込み」でも「穀物」が入っていてもその子その子みんなで必要とするものが違うし、体質に合う合わないがある。そこを見極めていくこと。飼い主の心の状態がイヌに与える影響、食物が体に入って出て行くまでの仕組みや食物の与える影響など多岐にわたっていて、とても有意義で楽しい講義だった。
 肝臓にマリアザミやウコンがいいと知ることができ、チャコにやってあげてて良かったんだ〜と安堵。
 食べて消化するという作業は私たちが思う以上にとてもエネルギーを必要とし、時に食欲にむらがあって食べなくても、それは食べないことでエネルギーを体調を整えるために使っているので、元気なら心配がないということだった。普通に元気な子なら1.2日食べなくても死にませんよ〜という先生にそうだよな・・と妙に納得。
 小食でむらがあり悩み大きかった飼い主としては、ほっとするというか、色々心配しすぎて食べさせようとしていたので、ココアに悪かったな・・と反省。これから梅雨でますます食欲が落ちそうだが、義母にも元気なら心配ないと伝えておこう。
No.529
6月8日(Tue)  そして3年目
 今日はノエルの3回目の命日。遠く離れた赴任先で迎えたこの日は、朝から梅雨でしとしとした静かな1日だった。昨晩から健康的にぐうぐう寝てすっきり目覚めた朝だった。
 もう3年になるのか。早かったようないろいろなことがあったような。心穏やかに今日を迎えられて本当によかった。最初の1年は悲しくて悲しくて過ぎてしまった。1年が過ぎて「ひまわりの森」を始めて少しずつ心の中にあたたかいものが積もり始めた。そして3年目。私の心の中のノエルは、普段は空気のような存在となった。克明だったノエルの影が少しずついい感じに透明になって、普段は意識していなくても心地良くふんわり包んでくれていて、でもなくてはならない大切な空気のような大きな存在だ。
 いい形で自分が癒されてノエルがそこにいる、という感じだ。

 昨日はノエルが家の家族になった日。今日はノエルの命日。明日はノエルのお葬式とココアと初めて出会った日である。不思議な記念日が続く・・(^^;)

 最初の1、2年は常にノエルを意識しながら、ココアと1人2頭で歩いているような日々だった。いつもノエルがそばにいるようで嬉しかった。
 今は、心の中でずんずんココアの存在が大きくなり、ノエルはどんどん宙に浮いてきて空に近くなった。それは決して淋しいことではなく、むしろ浄化されているような気分のいいものだった。もし生まれ変わりということがあったとしたら、エネルギーを貯めてうんと健康に生まれ変わったノエルがどこかで幸せになっていたらいいなあというものだ。
 それでも私が虹の橋に行ったときにはちゃんと会えるといいなと都合よくも思っていたりする。(^^)
 
 これからも元気なココアとドタバタしたり、のんびり寝転んだりして過ごすのだろう。毎日おいしく食べて、いっぱい散歩をして、いつも元気にそばにいてくれれば、他にはなんにもいらない。
 きっと幸せとはこういうことなんだろう。
 ノエルが旅立って3年。元気にのんきに私とココアはここにいる。ココアといっしょにちゃんと歩いてきた。
 これからもいっぽいっぽのんびり行こう。ノエルはきっと見守ってくれているだろう。
No.530
6月9日(Wed)  なごむ


ああ、今日もいい昼下がりでんな〜。
No.531
6月11日(Fri)  言葉
 最近、妙に読書づいていて本ばかり読んでいる。
読んでいるとひとつの言葉がとても気になって心に残ることがある。

今日、心に残った言葉。

 「少し前は失ったものを嘆いてばかりいたが、今となってはなにも失ってなんかいなかったことがなんとなくわかる。」

 よしもとばななの「王国 その1アンドロメダ・ハイツ」の中の一文。
うん、わかるわかる!と思ってしまった。またしてもわんこに当てはめてしまうのだが、3頭の犬を失って、その3頭目のノエルからから3年たって初めてわかった感覚だった。失ったときは悲しくて悲しくて、触れられないこと、においをかげないこと、ぺろっとなめてくれないこと、あの毛の感触もあの笑顔ももう二度と目の前で見ることも触ることもできないのだと思っていた。目の前にいないことがリアルに迫ってくる感覚。
 「なにも失ってなんかいなかったことがわかる」までに3年かかってしまった。(^^)そう。あのわんこたちには触れられないけれど、あの笑顔も楽しかった思い出もやわらかい感触も手を伸ばせばいつでも思い出せる。
 なにもうしなってなんかいなかったのだ。
 犬ばか飼い主のお気楽な思い込みだけど、いつもあの子らの魂は私のそばににこにこしてお座りしている。多分、しっぽを振って。
 命日が近かったのも影響しているのだろうなあ。文章の前後からして、私の解釈は自分独自のものだなあ・・と思うのだが。
 私の勝手な感想なのだけど大切なことなので書いておくことにする。

 
No.532
6月13日(Sun)  毛のふわふわと緑
 しばらく続いていた旦那の風邪がやっと治った。私にはうつらなかったので我ながら今は健康なのだな・・と納得。
 朝からものすごくさわやかで気持ちが良い天気なので、勿体無い!と病みあがったばかりの旦那と共にでかけたのであった。(ある意味鬼・・)
 
 きょんさんに教えていただたわんことふれあえるカフェへ。沢山のわんこに囲まれて、旦那は終始目じりがさがりっぱなしだった。
「毛のあるものを触ったのは久々だ〜。」と嬉しそうであった。
そう、今は温かいが硬いカメズとのふれあい。それもとてもいいものだが、あの独特の犬のにおいと温かさとふかふかを感じると、やっぱりいいなあと思ってしまう。離れているとつい、毛のあるしっぽに癒しを求めてしまうときもある。私のような怪しい人間の頭の毛ではパワー不足なのだ。素直な毛のあるしっぽの力はすごい。飼い主はその恩返しにせっせとお世話をし、愛情もろもろをそそぐのだろうなあと思ってしまう。
 帰ったらまたしっぽさまにつくそう・・

 その後、緑の多い公園を散策した。青空と心地良い風がふぉ〜と吹いてきて「気持ちええ〜!」と言い合っていた。
 田舎者の私たちは時々、緑の多いところへ来たり、毛のある方々とふれあったりながめたりして、元気をもらうといいのかもしれない。旦那は家にいるよりずっと元気になったようだ。
 ああ、都会に来たのに、やっぱりイナカモノ。年かねえ・・と言い合いながら帰途へついたのであった。
 

 
No.533
6月15日(Tue)  動物園
 梅雨とは思えないさわやかな晴れの日が続いている。
 きょんさんと待ち合わせをして天王寺動物園へ出かけた。5年以上前、観光で訪れたことがある。その後、サバンナゾーンというところが新設されたそうだ。全体的に動物たちの敷地はゆったり広めで土と水が豊富にあり、木が植わっていて緑に囲まれている。コンクリートむき出しがちの他の動物園に比べて、ゆったり感じられる空間になっていた。心なしか動物たちも表情が穏やかに感じられる。
 かばの池の水はとても広く澄んでいて魚が泳いでいて、水中のかばの様子をゆったりと見ることができた。草食獣のゾーンは広く土と木がある敷地にシマウマやキリンなどの動物が自由に歩き回っているらしく、みんな涼しいところで休んでいるのか見当たらない。そこがまたいい。
 ゾウの森はタイの国立公園風にアレンジされていて、熱帯植物の中を歩きながら、ゾウのなめた土や足跡、背中をかいた跡などが作ってあり本格的。ここも他よりもずっと広めの敷地にゾウがゆったりとたたずんでいた。
 閉園間際までおしゃべりしながらのんびりと動物たちを見ることができた。動物好きにはまさに一見の場所。とてもたのしい一日だった。きょんさん、どうもありがとうございました〜。

 
 
No.534
6月21日(Mon)  台風
 前日、台風から逃げるように家に帰ってきた。ああ、一日遅れの今日でなくてよかった〜と安堵のため息。思った以上に空や陸の便に影響がでていたので、思うように帰ってこられなかっただろう。
 わんこたちは、雨がやんだ瞬間にそれ〜っとトイレタイムを済まし、それ〜っと帰ってくる。午後に強風のみになったのを見計らって、義父母とチャコは散歩へ。なまけたろうの私と強風が怖いココアは留守番組でずっと家の中で台風すごいね〜・・と過ごした。風の音が怖いココアの為にTVの音をつけて気をまぎらわせると安心したらしく寝転んだ。TVのニュースでは川の警戒水域を越えたらしい。被害が出なければいいけれど・・まだ今夜いっぱいは雨が続くだろう。
 
 昨日、ココアの口の下からだらだら血が出ているのを発見した。傷は少し前のもので、かさぶたになりかかっており、今日はそれをひっかいて血がでてしまったらしい。どうやら気になってかいているらしく広がってきている。消毒をしてクレイをはたいておく。今日また引っかいて血がでてしまう。消毒とクレイで傷の方はまずまずいいのだが、これでは治りが遅くなってしまう。明日病院からカラーをかりてこようかなあと考える。早く治して帰る前にこざっぱりとシャンプーをしてあげたい。
 
No.535

NAO  2004/06/22/11:22:31   No.536
同じ「台風」を題に日記を書いているのに、どうして、るんば家とNAO家では過ごし方がこうも違うのだろう?(笑)


るんば  2004/06/22/15:52:49   No.537
それは、私がなまけたろうだから。(^^;)

6月22日(Tue)  この夏最高の暑さ!
 今日はこの夏最高の暑さとなった!午前中に自転車で走り回って用事を済ませて帰宅したらくらくらした・・TVの天気情報を見てそうか・・と納得。気温ががんがんあがってきていたのだ〜。
 先生にココアの傷のことを相談したら、化膿止めに抗生剤をもらってカラーはしないことになった。ココアがカラーをしてブルーになるほうがかわいそうなので、薬で様子を見てどうしても治りずらかったらにしましょうとのこと。わんこの気持ちを最優先に考えてくれていい先生だなと思う。

 午後からはからっと湿気がなく気持ちいい風が吹き出してエアコンはつけずに過ごすことができた。猫たちは風通しのいい場所で思い思いに寝ていた。お昼前に日陰になった犬たちのあたりも涼しい風が通り、わんこたちは思ったよりリラックスしていた。
 この暑さの中、恐ろしいほど元気なのは紅スズメの紅丸で、日の出とともに歌い出し、日の入りとともに眠るという健康的な生活だ。4時半ごろには覆いをしていても歌い出し目が覚めてしまう。私は参ったなあ・・と思いつつ覆いをはずす毎日。
 冬はよぼよぼしていて危なかったのに、今は11歳とは思えないほど生き生きとしている。夏向きの赤いきれいな羽根に様変わりして、ああ、やはり暑い国の鳥なのだなあ・・と思う。
 
 ココアの方はあれから傷をかきむしることなく、クレイのぽんぽんでかさぶたも順調。このまま治ってくれよ〜。
 
No.538
6月23日(Wed)  猫とハーモニカ
 私のひそかな趣味。ハーモニカ吹き。下手なのでいつもはひとりでこっそりぷかぷか童謡などを吹いている。
 以前、TVでハーモニカの音が大好きな猫がいると放映していたので試しにビーちゃんの前で吹いてみた。すると・・ごろにゃ〜んと猫なで声でやってきてすりすり。たまらないらしく、一緒に合唱しながらすりすり〜。TVでは、ハーモニカの音の波長は親猫が子猫を呼んだり、甘えて鳴くときの波長に似ているそうだ。
 あまりのビーちゃんのかわいさぶりに楽しみが増えてしまった。
 ちなみにココアの前で「いぬのおまわりさん」吹くと目をまんまるにして首をかしげて聞き入り、これまたかわいいのである。
 紅丸は生活音に反応して歌う。特に掃除機が好きで掃除をしていると思いっきり歌う。しっぽさんの好みの音は予想外で面白い!
No.539
6月27日(Sun)  カブトムシの脱走
 我が家では毎年恒例のカブトムシが羽化して成虫になった。今年はオスが8匹。メスが2匹。いつも義母がせっせとお世話をしている。
 義父母が畑用にもらってくる堆肥の中に沢山いて、掘り起こしてしまった幼虫は我が家で羽化させて森へ還したり、孫にあげたりしている。
 昨夜、プラケースの蓋がゆるんでいたらしくオス5匹が脱走!四苦八苦して3匹を見つけたらしいがまだ2匹が行方不明・・早くみつかるといいが〜・・
 明日、孫達に届け物をするのでカブトムシを持っていくことになっている。それまでに見つかるだろうか?(^^;)
 今年は羽根がゆがんだオスがいたので、その子は家で最後まで面倒をみることになっている。今回はそれに迷子組も加わりそうだ。
 来年は畑作を縮小して堆肥も運ばないので、夏の風物詩のカブトムシのお世話も今年でおしまい。結婚前に遊びに来た時にいただいて北海道へ連れかえったことがある。結構長生きしてくれた。もう10年以上続いていたのでなんだか少し淋しい気もするカブトムシとの日々。

 こちらに滞在中はせっせと手作りごはんを作る。今日はカツオと鶏ムネ肉の野菜スープ。お肉、お魚、野菜のスープがすっかり定番となった。毎日暑いが、食欲減退もなく2匹とも気持ち良く食べてくれる。作り甲斐がある。毎日元気に散歩して遊んで、作ってくれたごはんをおいしく食べてくれて、ぐっすり一緒に眠る。しあわせだな〜と思う。
No.540
6月28日(Mon)  うめちゃんの命日
 今日はうめちゃんの4回目の命日。
 溝にはまって鳴いていた所を助けられたうめちゃん。おばあちゃんで病気をいっぱい持っていた。保護主さんが飼い主さんを探したけれど見つからず、縁あって我が家にやってきた。我が家にいられたのはたったの5ヶ月間。最初は里親さんを探そうということで預かった。我が家の一員にしようと決め、これからという時に病気が悪化して天に召されてしまった。時々思う。うめちゃんは最後に一目でも前の飼い主さんに会いたかったのではないかなあと。
 うめちゃんの飼い主さんが彼女を捨てたのか、迷子になったのを探さなかったのかはわからない。でも、あの高齢でフィラリアがマイナスだったのは、病気になるまではある程度ちゃんと飼ってあげていたのだろうと思う。乳腺腫瘍や尿路結石を患ってからはどうだったんだろう・・
 保護されたときは茫然自失で痴呆症を言われたうめちゃん。きっと飼い主さんとはぐれたショックだったのだろう。痴呆症ではないことは我が家に来てすぐにわかった。すぐにうちの犬たちに威張って元気にふるまっていたね。
 我が家に来る前にどんな生活をしていたか全くわからないけれど、うめちゃんは前の飼い主さんを忘れたことはなかっただろう。きっと会いたいと思っただろう。ほっとかれていたとしても犬は飼い主さんのことがとても好きだから。
 せめて、もう少し我が家で元気でいて、すっかりうちの子にそまって旅立てたらよかったね。もうちょっと一緒にいたかったなあ・・
 うめちゃんと過ごした時間は本当に短かったけれど、我が家の犬たちと仲良くなれたことは本当に良かったと思う。うめちゃんと仲良しだったノエルもそっちにいるから淋しくないね。2匹とも元気でね〜。
No.541
6月29日(Tue)  ねこうんちょす事件
 行方不明のカブトムシは、ふじこちゃんが2匹とも発見してお手柄だった。網戸を上っていたり、部屋の隅にいるところを目をまんまるにして見て鳴いていたそうな。

 今朝の衝撃的な事件・・
 私と義母が朝食の支度をしていると・・
「おい、これは何だ?」と義父がある物体を手に乗せて台所へやってきた。
その物体とは・・ねこのうんちょすに消化しきれなかった青草がからまったもの・・
「ねこのうん○〜!」
「ねこのうん○〜!」と私と義母は口々に叫んだ。
「ねこのうん○〜!」と義父が叫んで手から落そうとした。
「うん○落とすな〜!」と叫ぶ私と義母。
 義父は手に乗せたままゴミ箱へ走り、急いで手を洗った。

 朝の早よから開け放した窓。ご近所には私達のうん○の雄叫びが聞こえたことだろう・・朝からうん○〜!うん○〜!と連発・・
 どうやら、青草を食べたどやつかが(猫)切れの悪いうんちょすをトイレではなくカーペットの隅にしたしく、目の悪い義父がなんだろうと拾い上げたらしい。草がからまってるし・・???と。
 カーペットも念入りに掃除された。
 それにしても、しっぽと暮らすと笑いネタにつきないものである・・
 
 
No.542
6月30日(Wed)  ゴロゴロな一日


 昨夜の午前2時ごろ、ものすごい落雷で目が覚めた。一緒の部屋で寝ていたココアも驚いて頭をあげている。階下へ行ってみると、雷が大の苦手なチャコに付き添って義母が起きていた。その後、落雷と豪雨はさらにひどくなり、近くに何度も雷が落ちた音がとどろいた。衝撃で家が揺れて、窓際の置物が動いたほどだ。
 私と一緒のせいかココアは比較的落ちついていて、クレート中でひっくりかえって眠っていた。なかなかである。チャコはあまりの恐怖でパニックとなり、階段を上ったり下りたり、床をガリガリ引っかいたり、ガタガタ震えて大変だったらしい。義父母はつきそって一睡もしていなかった。とほほ・・。
 あまりのストレスなので、チャコにフラワーレメディを飲ませる。
 朝になっても激しい雷雨はやまない。ちょっとの隙にわんこたちのトイレを済ませる。朝食を食べているときに、チャコが犬用のゲートを押しのけて居間へ入ってきてしまった。1階の居間などは犬立ち入り禁止で、チャコの居場所はカーペットを敷いてもらった長い廊下なのである。
 困り果てた義父母と相談した結果、チャコにお古のTシャツを着せてココアと一緒に2階の私の部屋にいてもらうことにした。(チャコの抜け毛がすごいので義母が気にするので。ココアはなぜかそうでもない。)2階はすでにココアが(ほぼ)公認になっていたし、掃除は私がするからと説得。その間に義父母には眠ってもらった。
 雷から気をそらす為にカーテンを閉めて明かりをつけ、TVの音を大きくした。ココアはすぐに寝転んでくつろぐ。
 慣れない2階でうろうろしていたチャコ。ようやく私のそばに座ったものの、落雷の音に震えて堅くなっている。しばらくチャコをマッサージしてリラックスさせ伏せの体勢に。わざとあくびをしたりしてみせ、私も寝転がるとやっと安心してまどろんできた。外の落雷はいまだにひどかったが、疲れたチャコはうとうとしてきた。その後、2匹の犬の間で本を読んだり、ハーモニカを吹いて遊んだり、鼻歌を歌って気楽に過ごす。ハーモニカをぷかぷかしていたときにリラックスしてきて笑えた。のんきは伝染するらしい。飼い主の心持ちは大事だなあと思う。
 昼食からもどってくると、チャコはエアコンの効いた一番気持ちのいい場所で長々と寝ていた。横にクロネコのクーが平気で寝ている。ココアは遠慮がちな所にちょこんといた。いい場所を取られたけれど、まあ、いいか〜とその横で一緒に過ごした。
 午後になってようやく落雷はやんだ。なんと12時間以上もの落雷と豪雨・・こんなことははじめてで、県内各地で被害があったらしい。幸い高台にある我が家は何ともなかった。
 3時ごろになると一気に晴れて暑くなった。嵐のようだったのが嘘のようだ。
今日は雷でゴロゴロ、家の中でしっぽとゴロゴロな一日であった。
No.543

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