犬猫が食べてはいけないもの

 ここでは、犬や猫に与えてはいけない食べ物をご紹介したいと思います。
 人間用のお菓子・パン・レトルトなどの加工食品のほとんどは犬には味が濃すぎて体に悪いもの
ばかりです。(野菜・お肉・魚・穀類・豆類・海藻類などの素材は上手に犬猫に使う事が出来ます。オススメ食材を参考になさってください。)
 手作りごはんの場合は、人のごはんの残り物を与えることはしないようにしましょう。人用の味付けは塩分が濃すぎる為、犬猫の体によくありません。
 味をつける前に犬猫用に取り分けてあげることもできます。(もちろん、食べてもOKな食材のみを使っている場合です。)
 もしくは、犬猫用には別につくってあげましょう。特に味付けは必要ありません。素材に含まれる塩分や甘味で充分です。

 犬や猫が食べてはいけないものを把握すれば、塩分・糖分・脂質に注意して、人用の素材をうまく手作りごはんにとり入れる事ができます。人用・犬猫用と表示しているどの素材でも成分表示を必ず確認して選んであげてください。
お酒類 2003年5月1日放映のドラマ「動物のお医者さん」で犬のチョビとスナネズミにお酒を飲ませるシーンがあります。
 動物にお酒を絶対に飲ませてはいけません。急性アルコール中毒を起こして死に至ったり、呼吸困難、痙攣、、腎臓や肝臓などの臓器に多大な悪影響を及ぼします。晩酌なんでもってのほか!「撮影に酒類を使用していません」のテロップも効果がどれだけあるのでしょうか?獣医学生のハムテルがお酒を飲ませるのも本当に先生になる気があるのか!?としか思えません。
 だめなものは、最初から放映すべきではないと思います。
チョコレート チョコレートに含まれるテオブロミンという物質は心臓や中枢神経を刺激して、嘔吐や下痢を起こし、ひどい場合はショック状態を起こし、急性心不全になって死亡する事もある。
カフェイン コーヒー、ココア、緑茶などに含まれる。不整脈などを引き起こして危険。
ねぎ類(長ねぎ、たまねぎ、ニラ、らっきょうなど) ねぎ類に含まれるアリルプロピルジスルフィドという物質が赤血球を破壊し、ねぎ類を食べると血尿がでるようになり、酷くなると溶血性貧血になる。これがねぎ中毒。
 加熱しても作用はかわらないため、ねぎを使った料理の鍋、すきやき、カレー、ハンバーグ、コロッケ、チャーハン、ぎょうざ、牛丼、親子丼、ラーメン、サンドイッチなどは与えてはいけない。肉汁だけであっても、ねぎのエキスが出ている為、与えてはならない。
 ねぎの許容量は犬によって違うので、少しで中毒を起こす場合もあったり、食べてもすぐには症状がでない場合もあるが、与えないように。
 
消化器を傷つける可能性のあるもの
加熱した獣骨・鶏骨・サカナの固い骨などはのどのひっかかったり、消化器を傷つける恐れがある。特にお年寄り犬は要注意。(チャコ談)
塩分 うどん、そば、味噌汁、ラーメン、カレー、ハム、ベーコン、塩、醤油、ポテトチップなどのスナック菓子。
 人間は汗をかくことで塩分を食事で補給しなければならないが、犬は汗をかく場所が指の間と肉球しかない。だから塩分の取りすぎは心臓に負担がかかるなどの弊害となる。
 犬猫の手作りごはんには、塩分の味付けは必要なし。
香辛料 唐辛子、コショウ、マスタードなど。
胃腸を刺激して下痢を起こしたりする。
消化にわるいもの イカ、タコ、かに、エビなど。
下痢の原因になる。
生卵の白身 皮膚炎、疲労、結膜炎などを引き起こす可能性が。加熱することでいい栄養素となる。
糖分 人間用のお菓子・パンなどは脂質と糖質が多すぎる為、カロリー過剰で肥満傾向になる。犬は甘党が多くてほしがり、普段の食事を食べなくなってしまうことも。あげすぎには充分注意しましょう。犬猫用というものも成分表示をちゃんと確かめ、糖分が控えめなものを選ぶ事。
 犬用の手作りお菓子を参考につくってあげてもいいかも!レシピはこちら。
アロエ 犬にアロエを食べさせて腎炎が起きたケースも。
じゃがいもの芽 ソラニンという毒が含まれているため、よく取り除いてあげること。
<番外編>るんば
 ともろこしとその芯
 栗・アーモンドなどのナッツ類
とうもろこしは犬猫にとっては消化に悪く,うんちに出てきてしまいます。芯は食物繊維の塊で消化できなく、腸に詰まる危険性があります。ノエルさんが散歩中に油断して,止める間もなくご近所のおばあさんがとうもろこしの輪切り(芯あり)をあげてしまい、丸のみ!2週間後くらいに腸に滞ったらしく、消化不良でバリウムを飲んで検査したり大変でした・・・
 あと、栗やアーモンドなどのナッツ類の丸のみも危険です。栗は皮付きのままだと消化できません。小型犬だとナッツ類も腸に詰まる危険性があります。ノエルさんは腸閉塞で亡くなってますから、皆さん注意してくださいね。

参考文献〜愛犬のための手作り健康食 須崎 恭彦著 洋泉社
掲載にあたって須崎先生のご許可をいただいております。

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