ペットを失ったあなたへ

 
ここは、ペットを失ったあなたのためのページです。
 大切なペットを失って悲しく、辛く、苦しい気持ちは、それだけペット達を愛していたからだと思います。
 まるで自分の一部がもぎとられたような苦しみも当たり前の ことだと思います。決して特別なことではありません。
 ですが、大人であったり、周囲に心配をかけまいとするあまり、十分に悲しむことができない方も大勢いらっしゃる事と思います。
 同じ気持ちの人が他にもいることを知ることが、ほんの少しでも あなたの心をあたたかくしますように。そんな思いでこのページを作りました。
 
 一緒に大切なペット達が遺してくれた贈り物について考えて みませんか?
 

 悲嘆について
   
  ここでは、大切なペットを失ったときに遺された方が 経験するだろうプロセスについて書こうと思います。
 ペットロス18物語 佐藤道子さん著  ネスコ出版の本の一部を引用させていただいています。 著者の佐藤さんから掲載の許可をいただいています。

★悲嘆反応〜ペットロスで体験する可能性のある心身の変化
 
(1)行動面〜泣く,睡眠障害、食欲不振、過食、
        亡くなった動物の夢を見る、
        亡くなった動物との思い出の場所を訪ねる、
        亡くなった動物の遺品を身につけたり
        持ち歩いたりする、
        極端に活動的になる、
        ぼーっとする、ため息をつく。

(2)身体的感覚〜胃の痛み、悪心、息切れ、
          息苦しさ、口渇感、疲れやすい、
          体の痛み、関節のこわばり、
          筋肉のこりや筋力低下。
  
悲しみによる心の苦痛は、ストレスとなって体にも影響を与える。

(3)感情の変化〜孤独感、怒り、罪の意識、自責、
          沈鬱、感情鈍麻、解放感
          自尊心の低下、困惑、絶望感など。

  沈鬱や感情鈍麻というのは、外界の刺激に対しての感受性が低下することである。 解放感というのは、動物が長い間苦しんでいたときなどに、 これでやっと楽になれたと思うことである。

★ペットロスからの立ち直りのプロセス

<第一段階  ショック、事実の否定>
 動物が死んだり、不治の病だと宣告されたとき、最初はショック状態で、事実をそのまま受け入れることがむずかしい。
「まさか」「何かの間違いだろう」と、現実を否定して、心の安定を
はかろうとする。

 闘病の間に死を受け入れる準備のできる病死と比べて、事故などの突然死ではショックが大きく、事実を受け入れられるまでに、かなり時間のかかることもある。

<第ニ段階  極度の悲しみ 絶望>
 ショックが過ぎると、動物が死んだことを事実として認めざるをえなくなり、今度は激しい悲しみの感情に押し流されるようになる。
前述した様々な心身の変化を感じるのも、この時期が中心となる。

<第三段階 回復期>
 まだ嘆きの感情は残るものの、日常の生活に少しずつ戻っていく。
 たとえば第二段階では決して行く事のできなかった愛犬の散歩コースも、一人で歩けるようになる。

<第四段階  正常な生活への復帰>
 亡くなった動物のことが思い出となって、自分の心の中にうまく整理できるようになる。
 新しい動物を飼うことにたいする罪悪感はほとんどなくなり、新しい動物と暮らしてみようと思えるようになる。

 以上の四段階は、境界が明確ではないし、各段階がオーバーラップしたり、段階をゆきつもどりつすることもある。
悲しみが癒えてきたかと思うと、何かをきっかけにして再び嘆きの淵に後もどりしてしまうこともあるのだ。

 悲しみの極地から第四段階にたどり着くまでの期間の長短は、人それぞれである。     
                          (ペットロス18物語より)

 勇気を持って再び歩き出せるタイミングは人それぞれだと思います。
それまでは、思う存分悲しむ事が大切だと思います。
 涙は流したぶんだけ心が癒されます。
 大切なペットの思い出は話をして聞いてもらった分だけ心が軽くなります。
 もし、身近にペットを亡くして悲しんでいる方がいたら、じっと最後までお話を聞いてあげてください。
「こうすればよかったね」
「新しいペットを飼えばいい」
「長生きできたからいいじゃない」などのアドバイスや励ましや、叱責はしないでただ、じっと最後まで耳を傾けてその悲しみを受けとめてあげるだけでいいと思います。
 亡くした方はすでに十分に悲しみ、自分を責めたりしています。
 そんな気持ちも受け止めてあげてください。
 ペットを亡くした直後や亡くしてから数ヶ月たってからでも、何度でも聞いてあげることは一番の心の癒しになると思います。
 悲しみを押さえることなく、十分の味わいつくすこと、それが一番立ち直りのきっかけになると信じています。
 その涙の先からきっと天国へいったあの子たちからの贈り物に気づける日がやってくると心から願っています。
 





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