猫泌尿器症候群・結石体験談〜るんば
                           (2003.7.28)


 うちのこたくんが結石になってしまいました。約2ヶ月間の治療。やっと昨日先生から全快を言ってもらえました。猫にとてもおおい病気である泌尿器症候群。こたくんと私の体験談です。

我が家のねこまんま事情

 我が家の猫4匹は義母と二人でお世話しています。ココアの手作りごはんをはじめるまでは、猫はドライフードや缶詰が主体の食事でした。
 猫も手作りごはんの方が水分がとれ、おしっこもいっぱい出て体にいいと知り、今年に入ってから犬のおじやや生肉をあげたり、フードと手作り半々の生活になってきています。でも、猫はなかなか美食家でわんこほど何でも食べてくれません。折角あげても知らんふり〜とかも。

 私はなんとか時間を作ってあれこれ手作りしていますが、忙しい義母にも強要することは難しい感じです。義父母は塩分の濃い人のおつまみや魚の塩焼きの残りをどんどんあげたいほうです。わざわざ猫用に作る私のごはんにもあんまり協力的ではありません。塩分の濃い食べ物をあげられるよりは、ドライフードと2本立てで朝や私が留守のときはドライや缶詰にしてもらい、私がいる夕方はできるだけ手作りを心がけています。
 義母は以前から猫にごはんをあげるのが楽しみな人です。悪気があってあげてるわけではなく、単にかわいいからごはんやおやつを余分にあげたいのですね。ただ、その代わり我が家の猫は太り気味になりがちなのが頭痛の種ですが・・・そんな義母からごはんをあげる楽しみも奪えません。孫にこっそりおやつをあげるおばあちゃんとそれを怒るお母さんの心境に良く似てて苦笑してしまいます。ノエルやココアに関してもきっとこっそり色々あげてただろうなあ・・。(^^;)
 そんな我が家の理由で、義母にもごはんをあげてもらうためにもドライと缶詰にも協力してもらっている次第です。今までのフードは添加物があるようだったので、猫の体に少しでもいいようにとなるべく無添加を謳っているナチュラル・フードに変えてみたのですが・・・

あれ?おかしいな?と症状が・・

<6月6日>
 こたくんがFUS(猫泌尿器症候群)の疑い。残尿感があるのか、少量のおしっこを何回もする。こりは・・・(^^;)典型的な症状ではないか。夕方、2回にわたってまとまった量のおしっこがでたのでやや安心したが、明日は病院だ!水もたくさん飲みたがるので、やれ飲め、それ飲めと、だったんそば茶を薄めたものをいれておく。
 実はフードをこのほうがいいかなあと新しいものに変えて2ヶ月。他の3匹はより体調も運勢もよさそうであったが・・・見てみると、以前のフードよりマグネシウム含量が0.01%多い。じじいのこたくんに症状が現れたか、こたくんには合わなかったのかも。以前のフードを続けて5年。FUS症状は一度もなかったからなあ。
 夕方のごはんを元のドライに戻し、半量は手作りおじやで水分補給を心がけ・・明日に備え。食欲・元気もあり、熱もないよう。おいかけっこもするし、お腹もはっていないようである。

こたくん病院へ

<6月7日>
 朝一番でこたくんと動物病院へ。体重も変動無し。熱も平熱。先生が膀胱をマッサージして尿をしぼると血尿。あやや・・・昨日は気がつかなかった・・・トイレの猫すなに問題ありかなあ・・・尿検査でよくわからなかったため、超音波で検査した結果、なんと膀胱に5ミリの結石発見!猫のこたくんの膀胱を考えると大きいぞ・・う〜む。
 多分ストルバイト結石でしょうとのことで、膀胱炎のための投薬と抗生物質、結石用療法食のs/dを1週間分いただき、また病院へということになった。もし、尿が出ずらいようならすぐに来てくださいとのこと。
 2ヶ月ほど前にフードをかえたことと、かえる前にくらべて今のフードが0・01%マグネシウム含量が多いことを相談すると、それも原因のひとつかもしれないですね〜と先生。たったそれだけのことでも小さな猫には影響するんだな〜と反省。なんでもない他の3匹。きっと個体差があってこた君には合わなかったのだろう。
 結石は尿道が細くて長い雄猫がなりやすく、なんとなくくーも心配なので、マグネシウムが少ないフードを検討してみようと思った。猫と暮らして5年、一度も結石なしできたので、ちょっとフードを変えただけでなるんだな〜と反省。猫に多い病気って知っていたけど。我が家が幸運だったんじゃなくて、たまたまフードがあっていたのか・・・
 ちなみに今のフードはマグネシウム0.095%、以前のは0.085%、療法食は0.08%以下。0.08%前後が目安になりそうである。

病気の経過

<6月8日>
 こたくんの状態をチェックし、療法食をあげてオブラートに包んだ錠剤と粉薬を投薬。頭を後ろにのけぞらして口をあけて奥に薬を入れ、すばやく指を引っ込め口を閉じてのどをさする・・・という、犬ではお手軽の方法だが、猫だと口も小さいし我慢がきかないしおそろしい。案の定、口を閉めようとしたこたくんの牙にひっかかり出血。投薬は成功。明日から思いやられる・・・
 おしっこは3センチくらいの大きさに固まるくらい出ているが、まだ頻尿。心配なので病院にTEL。多分大丈夫でしょうとのこと。
 
<6月9日>
 今日のこたくんは朝から定量のおしっこが出て、食欲も元気もある。投薬は粉だけ1口分缶詰に混ぜたが、錠剤はだめ。錠剤のみ口あけ押し込みで飲ませる。今日はうまくいった。やっぱりオブラートかなあ・・・
 頻尿もなくなり、夕方もちゃんとおしっこがでる。回復してきたこたくん。

<6月11日>
 こたくんの様子も落ちつき、血尿もなくやや安心。元気も食欲もあり、おしっこの出も順調である。

<6月14日>
 午前中はこたくんを連れて病院へ。体重を計ると200g減っていた。療法食のみでちょっと食べる量が減ったのからかな?でもちゃんと食欲も元気もある。熱は平熱。先生に触診してもらい、まだ膀胱炎がありますね〜ということでお薬を続けることに。あとは順調なようなので、1週間で結石がなくなることはないというので、エコーの検査は来週にしてもらうことにした。爪切りをしてもらい終了。
 先生に療法食のs/dについてお伺いすると、やや塩分が多くしてあり、沢山水を飲んだり、結石を溶かす作用があるので6ヶ月以上は与えないように処方されるフードだということだった。また、s/d、予防用のc/dもややカロリーが高めなので、いつものフードの量であげるとふとってしまうので注意してくださいとのことだった。ふむふむ〜。
 来週結石が小さくなっているといいね。
 
<6月22日>
 昨日の午前中はこたくんを病院へ。体重は1週間前により60g減の5.62キロ。熱は平熱。先生が体重が2週間で260g減ったので心配して、もう少し食べさせてもいいですよと言っていた。
 トイレの回数もおしっこの出もいつも通りになり、エコー検査で膀胱内の結石が5.4ミリから3ミリに小さくなっていたのがわかった。先生がエコーの写真をくださった。(^^)
 順調に回復しているので、お薬が1種減って抗生物質のみに。療法食のs/dはしばらく続けつことにして1・8キロを買う事にした。フードを食べ終わったころにもう一度エコー検査の予定。

<7月5日>
 こたくんの診察で、症状も問題なく、食欲も元気あって問題がないので抗生物質も終わりとなる。そのままs/dを食べて月末に検査の予定。結石が小さくなったら尿道に出てきて詰まることもあるので、症状には充分注意してくださいとのこと。

<7月27日>
 午前中、グレー猫こたくんを連れて病院へ。体重5.64キロ。熱は38.3度平熱。食欲、元気、うんち、おしっこ良好。爪きりをしてもらい、問題の膀胱のストルバイト結石がなくなったかどうかエコー検査をしてもらう。先生が慎重に時間をかけて見てくれて「石がなくなりましたね〜。」と。よかったねえ、こたくん!
 まだ残っているs/dに維持食をまぜながら1週間くらい切りかえることとなり、一安心。

<7月28日>
 昨日からs/dにマグネシウム量が0.08%のナチュラルフード(泌尿器症候群予防フード)を混ぜなからあげている。病院の維持食ではないので、先生がちょっと心配そうだったが、マグネシウム含量がこの%なら大丈夫でしょうとのことだった。
 他の3匹は今までの0.094%のフードと生肉、おじやなどでとても元気。このフード気に入っているのだが、義母がこたくんだけ違うフードをあげる管理が難しいらしい。何度もこたくんに食べられそうになる・・とほほ・・猫に関してはフード派の義母に私が留守の間に手作りをやってもらうことも難しい。また、こたくんはなかなか手作りにうるさい猫なので、めんどくさい義母はフードのみあげるだろう。私は夏に長期間帰省して留守にする予定。その間、0.094%のフードをがんがんこたくんに食べさせて、また結石再発・・なんてことになりかねない。思い切って3匹とも0.08%のナチュラルフードに切りかえることにした。
 こたくんも少しずつ生肉やおじやを食べれるようにしていきたいと思う。生肉やおじやを食べて水分をなるべくとって、いっぱいおしっこをして、体の中からきれいになって健康になれるように頑張りたいと思う。

猫の健康な生活を目指して!参考サイト

こちらも愛猫さんの3度目の尿石症から手作りごはんを始められたネコピカイアさんのHPです。フードから手作りへのゆっくりした切り替え方法や、結石、腎臓、肝臓の悪い子のためのレシピ、ホリスティックケアーの情報が満載です。

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