夏のおきみやげ  るんば(2002.9.1)


 夏休みももうおしまいですね。
いつのまにか朝夕の風が秋っぽくなっているのを感じます。
今年も夏のおきみやげがあったなあ・・と季節ものなので続けてエッセイを書いてみました。(^^;)

 時々、我が家には「夏のおきみやげ」があります。
今年は鈴虫30匹。
謎の川魚(めだかではないらしい)1匹。
川魚と共にやってきた川の巻き貝(名前不明)多数。
以上。
全てを義母が管理中。

毎年夏休みの遊びにくる義姉のやんちゃ小僧さん二人のおきみやげです。
川に遊びにいったり、公園にセミを取りに行ったり。それはもう元気に遊ぶ姿はほほえましいです。たいてい、取ったあとはちゃんと逃がすように!と
言っているのですが、たまにおきみやげが残ったまま夏が終わりに近づきます。

 鈴虫30匹はご近所の方が小僧さんたちに〜とくださいました。
ですが、義姉はこれ以上増えてはたまらん!と置いていき、そのまま我が家で元気に鳴いています。義母がせっせと毎日とれたてのナスなどをあげてます。きれいな鳴き声は心をなごませますね。(^^)
このまま卵を産んで越冬か・・・(^^;)元気な秋に逃がすのか・・・

 川魚は小僧さんたちが川から取ってきました。本当に小さな稚魚で、沢山いましたがどんどん死んでしまい、今は残りの1匹が元気に成長中です。
クロメダカだと思っていましたが、どうやら違うらしい・・・私がウグイではないかと見ています。サカナと一緒にやってきた小さな巻き貝が大発生しています。水槽の藻や水草を食べます。水面のメダカの餌も食べます。雌雄の区別がないので、カタツムリのようにどんどん増えます。この巻き貝、結構アクティブでカタツムリみたいな触覚をだして水中を自在に泳ぎ、みていて楽しいのです。(^^)小さな宇宙だ〜なんて。玄関におります。

 セミは取ってきたら必ず逃がすようにさせています。
カナブンもトマトを食べさせてあと、こっそり私が逃がします。(^^;)
おたまじゃくしは、しばらく飼って足が生えてきた頃に川に逃がしに行ってもらいました。なぜか、この小さな生き物系の飼育指導がワタクシ・・・

 先日は、アメリカザリガニを大量に取ってきて、そのまま炎天下に置きっぱなしにしたらしく死にかけていました。「やれやれ・・・」と思い、ザリガニを触って遊んでいる子に弱っている事と事情を話し、取ってきても死ではかわいそうなことを話しました。
 それでも夕方、また取ってきたので大きなたらいにカルキ抜きした水を用意し、ザリガニを入れました。ただの水道水では死んでしまうよ〜と話し日陰に置きました。隠れ場所&餌ように水草を入れました。ザリガニは水草も食べるんですね。(^^)
 私が説明しながら、小さな入れ物ではなく広く浅い大きなたらいに移す様子を小さな男の子二人は結構真面目に聞いていました。とりあえずはこれでよし!とし、旦那が帰ってきてからするめを一緒にやってもらい、餌を食べる様子を観察しました。とても喜んでいました。

 その日の夕方のニュースで巨大なオオサンショウオが見つかったとやっていました。サンショウオを見て興奮する小僧さんたちに、山に帰してあげた話をして、「大きくなれるには山が一番いいね。」と話し、ザリガニも明日逃がしてあげようということになりました。

 翌朝、ザリガニは1匹だけ死んでしまいましたが、後は元気でした。
するめをもう一度やって、川に逃がしに行きました。鶏肉を使ってザリガニ釣りをしに行ったようですが、今度は全部逃がしてあげたようです。
小さなザリガニが大きくなることにも興味を持ってくれました。(^^)

こうやって少しずつだけど、小さな生き物や自然とふれあって色々知っていってほしいなあと思います。(^^)小僧さんのやんちゃパワーについていけずにおばあちゃんやおかあさんは生き物の世話まで手が回らないので、おせっかいなおばさんとおじさんがあれこれ手を出してますが・・・
「取ってきて楽しかった。おしまい。」ではなく、その生き物の生きている様子を知って欲しいな~と。

 すでに義姉はお家でクサガメとメダカを飼わされているのですが、カメの飼育書を渡して「カメは慣れるとかわいい〜」とおだてました。(^^;)
おきみやげが増えないように・・・そしたらカメは2年たち、義姉に慣れて手から餌をもらってるそうです。最近、カメがかわいい(^^)と言っている義姉に「教授が亀に恋した訳」という超レアな亀マニア本を手渡し、亀道を極めてもらってます。変な義妹のワタクシ・・・

 今、私がお世話している4歳の和金(金魚)も小僧さんのおきみやげ。
現在15センチの巨体です。結構慣れてます。水替えのとき、素手でつかむけどあばれない。手の方に寄って来ます。
金魚も大事に飼うと30年は生きるんだとか・・・

うちに来て2年の桜文鳥は、私の友達の夏のおきみやげ。
おめでたで、お姑さんからブンちゃんを手放すように言われ、悩んだ末新幹線に乗って我が家に届けにきました。私が一番安心して任せられるから・・とのことです。(^^;)
 妊娠7ヶ月でブンちゃんを届けに来てくれた友達がその後体調が悪くなって入院・・・友達にとっては、それくらいブンちゃんは大事だったようです。まさかここまで遠出したからか!?ととても心配しました。
 無事に退院し、産まれた女の子は今2歳です。(^^)
ブンちゃんも来たその日から手に乗ってくれるくらいの子で、今は紅雀の紅丸のガールフレンドです。(^^)

小さな生き物の半数以上がおきみやげの我が家・・・
毎年夏がくるとおきみやげが増えないように祈るのです〜。(^^;)


                     るんば




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