サビ猫び〜ちゃんの完全室内飼いへの道・・・〜るんば
   
 
  我が家で唯一外遊びを許されていたサビ猫び〜。他の3匹は野良猫から完全室内飼いに成功。でも、び〜だけは、他の人、猫への攻撃性増加、ヒステリー、家具壊しで1ヶ月で断念。以後ずっと1日1回は外へ遊びに行く生活でした。
 毎年、春先になると野鳥の雛を取ってくるび〜。死んじゃった子は食べてしまいます。無傷や軽い怪我の場合は保護して保護センターに届ける私・・・そんなことが毎年でした。今までは、野鳥だけだったけど、これが人が大切にしているペットだったら?
 び〜の小さいものを狩る本能はなくせません。怒っても無駄です。だからと言って仕方がないことで済ませいていいのか?野鳥だから仕方がないでいいの?精一杯巣立とうと大きくなってきた命です。
 また、私自身、大切にしていた鳩を猫に殺された経験があります。悔しくて悲しくて猫を殺してやりたいと思いました。(しませんでしたけど)そんな思いを他の人に味合わせたくはありません。
 今、猫と暮らし始めて5年。また猫が入らないように厳重注意で小鳥も飼っています。(小鳥の方が実は先)両方の素晴らしさ、愛らしさを感じています。両方の命を尊重したい。考えた方法は、やっぱりび〜を室内飼いにしよう。
 残念ながら、猫の暮らしは昔ほど楽ではありません。住宅化が進み、庭に猫が入ってきて、折角のガーデニングや畑を荒らされたり、トイレにされたり、生ゴミをあらされたり、ペットの小動物が被害にあったり、野鳥の餌台を楽しむ家庭では野鳥が標的になったり、車に乗られて傷ついたり、避妊・去勢をしていなくて増えてしまったり・・猫本来の無邪気な行動が猫害となり、近隣の迷惑になっています。
 また、猫自身にも交通事故、伝染病、閉じ込められたり、人や動物からの虐待など、決して安全とは言えない世の中です。
 猫の飼い主はその事に大変無頓着であったり、仕方がない、自由のほうが幸せなんだと思っています。今までは私もその一人でもありました。
 現在では保健所の苦情の大多数は猫のものだそうです。ですが、犬とちがって法律での定めがないため忠告しか出来ず、野放しで解決出来ていない状態です。
 猫好きが猫嫌いを増やしている現実にもっと目を向けねばならないのではないでしょうか?
 室内飼いになるび〜が幸せかどうか?それはどうかはわかりません。でも、他の3匹をみるとストレスもなく、穏やかで実に幸せそうです。それにくらべ、び〜は警戒心が強く、落ちつきがない面を持っています。いつも神経を張り詰めていると言うか。
 大事なのは、飼い主が室内飼いにした猫を哀れんで罪悪感を持たない事。猫は敏感に察してあの手この手で出してもらおうとアピールします。毅然とした態度で、でも優しくゆったりと構えれば、猫にもきっと伝わるはず。そして、環境を整えて猫の幸せを考えて努力することなんじゃないかなと思います。
 
2004年2月18日

 びーちゃんが室内飼いになって早や9ヶ月がたとうとしている。最初の2ヶ月は本当に大変だったが、今はのんびりと室内でくつろいでいるびーちゃん。性格も以前より温和になり甘えん坊になった。安心してぐっすり眠るようになり、他の猫と追いかけっこをして遊んでいるので、私が気を張ってそんなに猫じゃらしで頑張らなくてもよくなってきた。
もちろん、一緒に遊ぶとその敏捷性は素晴らしくとても楽しいのである。
 1階にお留守番させると、障子やふすまに爪とぎや穴あけのいたずらは健在。2階だとダンボールをちぎって散らかすのも健在。でも、まあ、いいか〜とこっちも多目にみている。
 洗濯物を干すときに1部屋に猫を軟禁(?)するのだが、以前はにゃ〜にゃ〜出せと騒いでいたが、それもなくなり悠然と外を眺めている。1階に行くともしかして出られるかも・・と出入りのときに隙を狙う事があるのでまだ完全には安心はできない。しかし、以前よりも家の中が居心地いいので、ま、いいか〜という余裕をも感じる。
 このページの更新を怠ってしまったのも、最初の2ヶ月の苦労を忘れるくらいびーちゃんの室内飼い生活が快適に続いているからだ。がんばればできるのだなあ・・
 
★室内飼いに成功して・・

 私は、すべての猫さんを完全室内飼いにすべきだとは思ってはいません。その猫さんとつきあう飼い主さん、保護主さんが自分なりに猫との幸せを考えて決めてくださればいいと思っています。多少事故や病気の危険があっても出入り自由の方が幸せだと思う方もいるかもしれません。沢山の保護猫さん・お世話猫さんががいる方はすべての猫を保護したり、室内に入れることが出来ないかもしれません。それぞれの考えや猫とのお付き合いがあると思います。
 
 ただ、猫が遊びに行くのに危険が多そうな地域や、病気やケガの心配、猫に迷惑をこうむったとご近所とトラブルになりそうだったら・・。ご家庭の事情が許すなら、野良猫や成猫さんの室内飼いにトライできるかも・・という参考になれば幸いです。
 
 特に、事情があって保護された子猫や成猫の里親さんになった方には出来るだけ室内飼いにしてほしいなと思います。不幸な子を保護して病気を治したり、避妊去勢をしてやっと元気になった猫を里親さんに出した保護主さんの気持ちを汲んでいただけると・・(過去の経験から・・^^;)
 新しい環境で飼い猫になった子は、慣れるまでに脱走されてしまうとそのまま野良猫になったしまう場合があるからです。こういう猫さんは今までの経緯や保護してくれた保護主さんの分も室内飼いで大切にしていただけると嬉しいです

 野良猫で、ごはんをもらい出して飼い猫になっても約6年間は外を歩き回っていたびーちゃん。確かに家の中は外より狭いけど、仲間の猫たちやヒト家族に囲まれてそれなりに幸せそうです。(^^)一応、このページの更新も今日で一区切りにさせていただきたいと思います。これからのびーちゃんや猫たちの様子は、「今日のうちわん・うちにゃん日記」を読んでくださいね。
2003年7月9日

 室内飼いになってそろそろ2ヶ月。この間にびーにFAX電話の上に何度も乗られて故障・・・やむなく買い替え・・これ以上壊されてはたまら〜ん!とTVや電話、パソコン、飾り棚上には猫禁止の怪しい両面ガムテープつきのダンボールで保護・・・ますます怪しい部屋に・・
 「どうぶつ奇想天外」の猫にテーブルに乗ってほしくないとき対策で、べたべたするテープを貼っておく・・というのを参考にした。乗られたり、怒ったりの繰り返しでやっと乗らなくなってくれた・・とほほ〜。ちなみに他の猫は乗らない。ダメ〜と教えたらすぐ乗らなくなった。びーちゃんはしつこいのだ・・しかも敏捷なのでどこにでも乗ってしまう。外遊びしてたときは、垂直の木を爪を使ってだだだ〜と一気にかけあげるすごさであった。
 それでも、めっきり出してコールも減って落ちつき、性格もとても温和になって甘えるようになった。他の猫と追いかけっこで遊んで、昼寝の毎日。食欲元気は今までどおりでなんか太ったような・・・

 今日嬉しかった事。
 朝のココアと散歩していたら、ご近所のNさんの奥さんに声をかけられた。
「最近、びーちゃん見ないけど、どうしたの?」
 びーは首輪に自分と我が家の名前とTELナンバーを書いて出歩いてたので、ご近所でちょっと有名。るんばさん家の野良猫の異名が・・・(元野良だから)
 このNさんもびーちゃん、びーちゃんとかわいがってくれていた。よくお庭に遊びにきてたらしい。
 スズメの雛のレスキューの話とペットを採ってきたときの責任、交通事故と伝染病のこと、色々お話しして室内飼い2ヶ月目を報告。Nさん、ちょっと寂しそうだったけど、性格が温和になって安心な暮らしになったびーに「良かったね」と言ってくれた。
 びーちゃん、心配してくれてた人がいて良かったね。(^^)

これがTVに乗らないで警報。 すっかりリラックスのびー。だらしのない格好・・


 
6月12日

 室内飼いになってもう少しで1ヶ月。朝ご飯の後は相変わらず出してコールがあるものの、私もなれてきたのかあまり気にしなくなってきた。長く続くこともあれば、すぐにあきらめることもあったり、それはまちまち。
 1階に行くとどうしても外出たいがひどくなり、うっかり義父が逃がしてしまうのも怖いので、黒猫クーと共にすっかり2階猫になっている現在。時々、1階に遊びに行ってはすぐに帰ってくるか、連れてこられるのある。(うるさいから・・^^;)
 面白いのは、他の猫と奥の部屋に監禁されて、私や義母がベランダで洗濯物を干していると、「あんたは外なのになんであたいは中なのよ!」と怒っている所。かわいい。干し物が終わると怒りコールもやむのある。また、晴れの日は出せ〜!と言う割に雨や曇りの日はあきらめておとなしい。おかしい・・・(^^;)
 午後から夜はたいていびーも落ちつき、他の2匹とおいかけっこをしたり、家族が猫じゃらしで遊んだり、昼寝したりのんびり過ごす。私用の座椅子とふくろうクッションはすっかりびーにとられてしまったが、しあわせそうなので良しよしよう。

5月24日

 室内飼い10日目。朝ご飯を食べた後に猫じゃらしでひとゲームすると落ちつくが、出してコールがなかなかやまない午前中。窓をガリガリやったり、壁をガリガリ。コールがひどくなったら、私が部屋をでると諦めて大人しくなる。出たいピークとしては、これからしばらく続きそうなので辛抱辛抱。午後から夜になると気持ちも落ち着いてのんびり。
 出してコールは無視が一番だな〜。相手にするともっとエスカレート。のんびり構えよう。がんばれ、び〜!
5月16日

 室内飼い2日目。朝ご飯のあと2階へ。1階だと出して〜と鳴くび〜に義母がイライラして根負けするか、食べ物をやって黙らせようと問題が発生するので、2階で面倒見る事にする。実は、前回義母が我慢しきれず外に出してしまった経緯が・・・(^^;)
 朝から30分ねこじゃらしでたっぷり遊ぶ。黒猫く〜も喜んで応戦。いつも外で獲物をねらうび〜に発散してもらう為。その後、少し落ちつく。く〜は満足して昼寝。
 家は義父が作ってくれた猫用2重網戸のおかげで安心して窓を開けれるので、び〜は外の空気が感じられて下界を見下ろせる窓辺が気に入っているらしい。室内飼いの猫にとって、窓はTVを見てるような感覚で楽しいらしいとセミナーで聞いた。
 時折、思い出したように外へ出せコールが始まるが、ここは我慢、無視。でも2階だと比較的落ちついている。ヒステリーも攻撃性もない。
 リードで外へ・・も検討中だが、私の留守を考えると完全室内飼いになってくれたほうが今後、家族にとっても助かるのでできるだけ目指してみようと思う。どうしてもび〜の生活と精神の質が落ちてしまうようなら、リードでお散歩も考えよう。
 び〜、一緒にがんばろうね。毎日猫じゃらしで遊んであげるからね。

窓辺でくつろぐび〜。 外の風を楽しむ。
5月15日

 朝から鳴いてさわぐびー。うっかり、玄関を開け放した義父・・脱走・・・初日からとほほである・・・  お昼どきかえってきたビーを家にいれて、もう出さないぞ!と誓う。  その分、私がねこじゃらしで遊んであげたり、リードに慣らして外にだせないかを検討してがんばってみるつもりである。  猫好きが猫嫌いをふやさないように。  小さな動物への思いやりを忘れないように。  どんなに小さな命でも生きる権利があるのだ。私はちびすずめに元気に巣立ってほしい。  がんばるぞ!

実家のぺぺ。
リードに慣らして1日1回庭で日向ぼっこと散策をする。首輪に直接だとなれていないと首が絞まる事故にあうこともあるので、必ずそばに家族がついている。胴輪をためしたが、何度も縄抜けされて脱走されたり、体の柔らかいぺぺは変なところに手足を突っ込んで危険だったので・・・でも、あまり首輪リードはオススメではない。本当は抜けない安全な胴輪があるといいのに・・何かいいメーカーを知りませんか?

2003年5月14日

 朝、サビ猫びーが巣立ったばかりのスズメの雛を無傷でとってきた。介抱すると何でもなさそうなので、動物園の野鳥保護センターへ。すでにもう1羽おちびさんがいて、餌をもらっていた。年間500羽を越す保護でできるだけ自然に返してくれているという。毎年、びーがとってくるもので、私も3から5羽くらいお願いしている・・・今日は初めてお世話している職員さんと沢山お話できて安心してお願いしてきた。これからはツバメの雛も増えると言う・・頑張ってください!おちびも無事自然に返れますように!  

 さて、我が家で唯一外遊びを許されてるびー・・他3匹を見習って完全室内飼いを考えて挑戦したが、あまりのヒステリー、他の猫や人への攻撃性増加、家具破壊に観念していた・・今まで野鳥は仕方がないにしてきてしまったが、これが人が大事に飼っているペットだったら・・謝ってすむものではない。私も大事にしていた鳩を猫に殺された経験がある。色々考えて家族を説得し、びー室内飼いへの挑戦が始まった!

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