2004年9月の日記


9月2日(Thu)  しっぽへの奉仕
本日は、しっぽに尽くす1日。
さっさと家事を済ませ、ランディを連れて実家へ・・・
まずは、吹雪の爪きり。
このところ、全く実家に顔を出していなかったので、思ったよりも伸びていた。
吹雪のサークルに入ると、ランディは犬用の室内外出入り自由に作ってあるサークルの中から、ヒャンヒャン吠えながらサークルを体当たりで破壊。
仕方なく、爪きりの間、ランディだけはリードに繋ぎ、犬用サークルを修理。
さくらもキーボーもゴンも、みんなおとなしく吹雪の爪きりを見学しているのに。
まったく、余分な仕事を増やすやっちゃなぁ。
吹雪は賢く母に抱っこされて、爪きり完了。
でも、今日はランディの吠え声にちょっとビビッたか、抱っこしていた吹雪を母が降ろすと、母の膝の上にかわいいウンチがコロッと落ちていた。
それにしても、もう、薄っすらと冬毛が新しく伸びてきているというのに、まだ前の冬毛が取れていない。
吹雪は、犬のように抜けた毛が落ちず、まるで鎧のように剥がれてくるのだが、腿と首の一部がどうしても取れない。
引っ張ると痛がるし・・・これも、どうにかしてやらないとなぁ。
吹雪の後は、犬達の番。
毛玉だらけのキーボーを丹念にブラッシング。
しかし、キーボーの体にブラシをかけると、「あたしの手入れをやりなさい!」とばかりに、さくらがその巨体で割り込んでくる。
同時に、ランディも「キーボー、遊ぼうぜぃ」とキーボーに体当たり。
そして私は、35Kgのランディと20Kgのキーボーと30Kgのさくら、合計85Kgの圧力を受け撃沈。踏ん張ってみたがやはり敵わず、地面に押し倒された。
そんな時でも、ゴンはマイペース。
キーボーやさくらが、ご飯の時にこぼしたフードを探し出しては、拾って食っている。
「ゴン、そんなもん食べちゃダメだよ」というと、しっぽを振りながら愛想を振りまくが、目を離すとすぐにまた、拾い食い。
そんなゴンを見て、ランディも真似して拾い食い。
「こらっ!」
まったく!と思いながらも、犬も人の子供と一緒で、大人たちがしていることを良く見ているなぁと感心する。
そんな、リラックスしたブラッシングタイムと言えない雰囲気の中で、近寄ってきた犬を交互にブラッシングしていると、聞きなれない吠え声を聞いて、隣のおっちゃんが「誰が吠えてるだぁ〜」とニコニコ笑いながらやって来た。
「おっ、ランディもいるじゃねぇかぁ」とランディに手を出してくれたが、久しぶりだったせいか、ランディは微妙な距離を取りながら吠える。
少し時間がたったら、自分からおっちゃんの傍に行って撫でてもらえた。
そして今度は、「ランディが来てるから、カイも連れてくるかなぁ」そう言って、おっちゃんは自分の犬である甲斐犬のカイ君を連れに行った。
カイ君がやってくると、ランディはビビリまくり。
カイ君とは初対面ではなく、ランディが仔犬の頃から遊んでもらっていたのだが、やはりオス同士だからか、大きく成長したランディにはちょっと厳しい。
カイ君が鼻にシワを寄せると、耳を倒し怖がるランディとカイ君の間に、さくらがウゥーッと唸りながら割って入る。
さくらから見ると、ランディは自分の群れの一員で、カイ君はただのお友達らしい。
また、さくら姐さんに守ってもらったランディ。
カイ君も、さくら姐さんには一目置いているので、決してケンカになることはない。
そう考えるとさくらは大したものだ。、犬社会の中で女だてらに、オス犬たちをまとめきっている。ちょっとかっこいい。
でも、ゴンは以前、お散歩中にノーリードの犬に襲われたとき、さくらに守ってもらえなかったと母が言っていた。何故だろう?
ランディよりも、同じ家で暮らしているのだからゴンの方が絆は深いはずなのに・・・
ゴンはマイペースだけど、ランディはいつもリーダーであるさくらの口の周りをペロペロ舐めてご機嫌をとっているからかなぁ?
カイ君が帰っていった後は、暑いのとはしゃいで疲れたのとで、犬達はそれぞれ自由にくつろぎだした。騒々しいブラッシングも順調に進み、ボサボサだったキーボーもきれいな毛並みになって私も満足。
とりあえず、今日の犬たちへの奉仕は終了。
さぁ、家に帰ったら、ジュンジュン坊ちゃまとマッコ嬢と遊んであげなくちゃ!
No.266
9月3日(Fri)  訓練の成果


ランディと励んでいる訓練。
せっかく若いシェパードと暮らしているのだし、以前競技会を見学した時の人と並んで歩く犬の動きが、一緒に歩いているんじゃなくて、人と犬が一体となって歩いているという感じだった。それがすごくカッコ良くて、私もランディと一緒にあんな風に動いてみたい。そう思ったのがきっかけだった。そこで私は、PD(日本警察犬協会)が定めている競技科目をネットで調べて、それを参考に教え始めた。
と、言っても競技会に出場する気など全くなく、ランディと私の楽しめる目標として頑張っているだけのお気楽訓練である。
そういえば、最初訓練の参考にとPDのHPで競技科目を調べた時から半年くらい競技科目の内容を確認することもなく、自分でいつのまにかアレンジしては、勝手にいろいろ教えてるな。まぁ、それはそれでいいんだが・・・
一応、訓練の完成形が私の頭に入っていないと、指示を出すタイミングがわからなくなったりして、ランディもどう動いたらいいのか混乱するだろう。
教えること自体を忘れてるものもあるだろうし、久しぶりにPDのHPを覗いてみた。
とりあえず、現在のランディとPDで定めている一番基礎となる競技科目と比較してみよう。

まずは基礎の、服従第1科目(G1)といわれる科目。
こうして「科目」などというととっても難しそうな訓練という印象があるが、躾の行き届いた犬なら、大抵はできる内容だ。
この科目の受験資格は生後6ケ月以上。要するに6ケ月の仔犬でもできる簡単な内容なのだ。
●紐付脚側行進・・・クランクコース(45歩)を往路常歩、復路速歩、右回転して脚即停座。出発、屈折、回転、停止等各一声視符のみ。
これは、一応できる!ただ、テンションあげないと集中力が途切れるときがある。
●紐付立止・・・立止を命じ、左右各1回まわり停座させる。
しまった!!停座の状態ではほぼ完璧にできるけど、立った状態は教えるのを忘れておった。
●紐無脚即行進・・・紐付脚即と同じ
これも、一応できると言っていいかな。でも、集中が途切れると紐が無いだけにどこかへすっ飛んでいく。
気分が乗っていると素晴らしい動きをしてくれるが、気分が乗らないと話にならない。
●停座招呼・・・停座を命じて10歩前進、回れ右で犬と対面して招呼。正面停座から指示で脚側停座。
これも、一応できる。でも、つい脚側への指示を私が曖昧にしてしまうので、脚側への移動がスムーズにいかないことが多いかな。それでも何とか形になるあたりは、ランディが私の意志を感じて、動いてくれているということだなぁ。
●休止・・・紐付きのままフセ。3分後、犬の元へもどり指示で停座。
できるけど、3分は無理だ。それに、ランディの元へ戻った途端、指示を待たずに停座しちゃう。

ふぅ〜、こうして客観的に比較してみるとまだまだだなぁ。
もちろん、ランディではなく私がだ。
むしろ、ド素人の私の教え方で、ランディはよくここまで覚えたものだと本当に感心する。
何のノウハウも経験もない。実際に訓練の入った犬の動きもハンドラーの動きも見たこともない。頭の中でイメージする完成形に近づけるために、ランディの動きや表情を観察しながら、ランディへの教え方を模索して、それがランディに伝わったときの喜びはたまらないものがある。本当に気持ちが通じたみたいで感動するのだ。
ランディもそんな時は、とても誇らしげな顔になる。
これからも、ゆっくりランディと楽しみながら訓練を続けていこう。
 
No.267

MERUMO☆  2004/09/10/15:04:14   No.268
なんか、感動です〜!!
NAOさんも、ランディも、すごい〜!!
楽しそう〜〜o(*^▽^*)o


NAO  2004/09/10/19:55:13   No.269
MERUMO☆さん、いらっしゃ〜い!(^^)
こんなんで感動?してもらえるなんて・・・恥ずかしすぎるよ!
みんなのアイドル、ラズちゃんには遠くおよびませんわぁ〜(^^;)

9月12日(Sun)  墓堀ランディ
死んでしまったカブトムシたちを土に返してあげた。
カブトムシが好きなクヌギの木の下。
穴を掘る為、シャベルを持ってランディを引き連れ旦那と公園へ。

旦那がシャベルで穴を掘り始めると、「ボクがやってあげるよ〜!」とランディが割り込んできて、穴を掘り始めた。
「そおかぁ、ランディが掘ってくれるんかぁ〜」と旦那に誉められたランディは、夢中になって堀って行く。
時々、穴に鼻を突っ込みながら深さを確認?
「まだ、足りないなぁ」と更に深くでかい穴を掘っていく。
「あのぉ〜、もう充分なんですけどぉ〜」と私がランディを穴から引き離そうとすると、
「NAO、何言ってんの〜、まだまだ、ダメだよー」と振り返って私を見た後、またどんどん掘っていく。
一向に終了する気配がないので、力ずくで穴掘り中止。
ランディが一生懸命掘ってくれたお墓にカブトムシを並べて埋葬。
さぁ、少し遊んで帰ろう!と思ったのだが、埋めたお墓をランディ掘り返す。
「ランディ、それはアカンでぇ〜」とランディの気をボールで引いて、その場を離れた。

少し訓練もいつものようにやってみたが、旦那が一緒にいることが嬉しくて仕方がないランディは私をすっかり無視してメチャクチャに飛び回っている。
ランディに無視され、私は少々いじけ、それを大笑いする旦那と、家族みんなでのお散歩を済ませ帰宅した。
No.270

MERUMO☆  2004/09/13/16:02:06   No.271
ランディ、今日 お誕生日?
蔵人さんのHPのBBSで、ちらっと見かけたら、書いてあったし〜〜〜!!
ランディ、お誕生日、おめでとう〜♪
ランディとの生活楽しんでいるNAOさん!
ホッとします〜o(*^▽^*)o
今日は、ご馳走かな?


9月13日(Mon)  ハッピーバースデー


ランディ、1歳のお誕生日。おめでとう!

思い返せば、うちに来たばかりの頃、君は犬ではなく猛獣そのものだったね。
ちっちゃくて、ホワホワの産毛に包まれた可愛いお顔とは対照的に・・・
初めての夜、トイレを覚えていないからと、ダンボールで作った簡易サークルに入れたけど、ダンボールをなぎ倒して脱走。ずうずうしくNAOの布団を占拠して、満足そうな顔して眠りについたね。
でも、トイレトレーニングはとっても優秀だったよ。あっというまに覚えちゃったもんね。でも夜中に寝ぼけた時は、トイレにしたつもりだったんだろうけど、トイレに辿り着けてなかったよ。君は覚えていないだろうけど・・・
TVのアンテナ線も、懲りもせずに引き千切ってくれたね。そう私の楽しみにしている番組がある日を、まるで狙い済ましたかのように・・・おかげで、電気屋さんに「またですかぁ?大変ですね・・・」と同情までされたんだよ。
でもやっぱり一番心配したのは、瞬膜切られて目から血の涙を流してた時だな。
君があんまりしつこくするから、マッコにネコパンチされっちゃったんだぞ。
でも、マッコの爪きりを怠ってたNAOが一番悪いね。君はまだちっちゃかったのにあんなに痛い思いさせちゃって、本当にごめんね。
獣医さん、「1度、痛い思いしたから、猫に対して慎重になるでしょう」って言ってたけど、君は何も変わらなかった。NAOは毎日ハラハラしてたよ。

お散歩デビューしてからは、何に対しても興味深々で、収集場のゴミ袋を怖がって吠えたり、ウォーキングの人を追い抜いては得意げな顔したり、君のやることがあんまり面白くって笑いが止まらなかった。
でも、君はドンドン大きくなっちゃって、本当はもっといろんな人や犬たちと仲良くできるようにしてあげたかったけど、みんなが君のことを怖がるから、接する機会がなくて、今も知らない人や犬やネコが苦手なまま成長しちゃったね。
NAOの努力が足りなかったんだから仕方がないね。でも、君も知らない人が怖いけど、君に吠えられた人だって怖い思いをしているんだよ。
これは、いつか克服できるようにこれから一緒に頑張っていこうね。ゆっくりでいいからさ。吠えちゃった時は、NAOが謝ってフォローしておくから気にすることないよ。

体も大きくなって訓練を始めてみたけど、最初はNAOが何言ってるんだかわからなかったね。首をかしげては、よーくNAOの言うこと聞いててくれたけど、NAOはオスワリやフセ以外の訓練教えるの初めてだったから、どうやったらいいのかよくわからなくって・・・
教え方があんなにヘタクソだったのに、君は頑張っていろんなことを覚えてくれたね。時々、「何言ってんだか、わかんねーよぉーっ」ってイラチになるけど・・・
いろんなことを覚えてくれたことも嬉しいけど、やっぱり一番嬉しいのは、君がNAOとの訓練を楽しみにしてくれることだよ。
君がいつも張り切っているから、NAOは夏、ヘロヘロになったけど・・・
そろそろ、涼しくなってきたから、いつものように一緒に頑張ろうね。

今日の朝、君がまだヘソ天&股おっぴろげで寝ている時に、こっそり耳元で「ありがとう」と言ったこと、君は知らないね。だって爆睡してたもん。
なんで、「おめでとう」じゃなくて「ありがとう」って言ったかというとね、君が今横に居てくれることが、NAOにはとっても幸せなことだから・・・
君の瞳にNAOが映れることが幸せだからだよ。
君に出会えたことを心から嬉しく思うよ。
ランディ、うちの子になってくれてありがとう!
そして、出来の悪い飼い主だけど、これからもよろしくね!
No.272

NAO  2004/09/13/17:26:16   No.273
MERUMO☆さん、ランディにお祝いのメーセージ、どうもありがとう!
なんやかんやで、いろいろありましたが、無事に1歳のお誕生日を迎えることができました。
もちろん、今日はご馳走に「生肉」を用意しております。
そしてもちろん、現在体調不良の旦那には、内緒です(^^;)


るんば  2004/09/13/17:50:58   No.274
ランディ君、1歳のお誕生日おめでとう!
もう1歳か〜早いね〜。天国のファングおじちゃんも成長を見守ってくれていたことでしょう。
 これからのNAOさんとのコンビ、楽しみにしています。ココア兄ちゃんともどもよろしくね!


NAO  2004/09/13/21:04:37   No.275
るんばさんもお祝いありがとうね。
ファングのようなダンディないぶし銀になれるように、ランディ、がんばるからね。

9月16日(Thu)  人見知り克服作戦
最近、またランディを私のバイト先へと遊びに連れて行こうと考えている。
バイト先は、店舗といってもトタン張りの倉庫だし、この夏は暑すぎてランディを連れて行くにはあまりに過酷な環境だった。
涼しくなってきたし、バイト先でいろんな人と接することは、人見知りするランディにはもってこいの場所なのだ。

散歩や公園などでは、大きなランディに恐れをなして、声をかけてくれる人はいるが、触ろうとしてくれる人は皆無に等しい。やはりシェパード=凶暴というイメージが強いんだろう。
唯一、ランディとお友達になってくれたGRのお父さんとお母さんだけはランディを可愛がってくれる。そういえば、このGRのお母さんも言ってたっけ。体が大きいってだけでみんな怖がって近づいてくれないと・・・
この辺りは、小型犬ばかりだから仕方ないといえば仕方ないのだろうけど。

バイト先には、ランディも小さい頃から何度も行っているので、バイト仲間の女の子たちにはデレデレである。
女の子たちに甘えるランディの姿を見ると、お客さんの方からランディに近寄ってきてくれる。ただ、そこにいるだけだと怖い大きな犬でも、人に甘える姿は大きくてもかわいいただの犬だと思うらしい。フフフッ!私の狙い通りである。
そして、怖がることなく近づいてくれるお客さんには、初対面であってもランディはデレデレに甘える。
最初の頃は男の人がまるでダメで、男の人には誰にでも構わず吠えていた。さすがに見つめられるとまだ怖くなって吠えてしまうが、ランディを気に留めない素振りの人には、男の人であっても吠えることはなくなった。でも、ランディが緊張しているのが私にはわかるので、吠えずにいられた時には、しっかりと誉めている。

しかし、夏の間、連れていかなったせいかまた最近知らない人に吠えるようになってしまった。特に男の人。
先日も、お散歩中、どこの誰かは知らないけれど、私たちとすれ違う時に声をかけてくれた男性がいた。お決まりで吠えまくるランディだったが、この男性は吠えるランディを怖がっている風でもなく、むしろ直立不動でランディを怖がらせないようにしていてくれたので、私がリードを緩めるとランディは自分から男性に近づき、クンクンニオイを嗅いでご挨拶。と思いきや、パッと飛びのき、また激しく吠え出してしまった。
この男性、犬を飼っているのかな?もしかしたら、そのニオイがしたのかもしれない。
こういう、ランディを怖がらず、ランディのような気の小さい犬に恐怖感を与えないように接してくれる人は、ランディの人見知り克服には貴重な存在。
今回は、残念ながらダメだった。
初めての人に慣れるまでに、ランディは非常に時間がかかるから、もう少し時間をかければ大丈夫になったのかもしれないが・・・
まぁ、犬にだってその日の気分というものがあるだろうし、無理はいけない。
それほど多くはない、こういう機会を積み重ねることで、人見知りを克服するチャンスだったけど、またの機会に頑張るとしよう。
No.276

おっかあ [URL]  2004/09/17/06:59:20   No.277
NAOさん、とうとうお邪魔しちゃいましたわ(笑)うちのビー、犬は好きだけど人はあまり好きじゃないみたい・・・と言うか、興味がない感じ。
知らない人が近づくと唸るときがある間違いなく相手が心の中で「怖いぞ大丈夫かな?でも触ってみたい」と思っているとき。
全然怖がらない人には平気なんだけどね。
人嫌いにもいろんなパターンがあるよね。
ランディ君も沢山の人に接して克服頑張れ!!


NAO  2004/09/17/19:27:30   No.278
おっかあさん、ようこそ!
シェパって以外に「怖いけど触ってみたい」と思う人が多いみたいですよね。
今日はランディ、横断歩道渡ったら、角の家でお葬式があったらしく、喪服の群集に囲まれてオロオロ。吠えることも忘れてましたよ。
通りすがりとはいえ、あまりに場違いな状況になってしまい私もオロオロ(笑)

9月17日(Fri)  獣医さんとお話〜歯石除去編
フィラリアの予防薬をもらう為、病院へ行った。
他に患者さんがいなかったので、獣医師に私がちょっと気になることについて話をさせてもらった。
今回のテーマは、歯石除去と逆流性食道炎。

来月、ランディの去勢手術を予定しているので、麻酔をかけるのならついでに歯石除去もお願いしようと思ったのだ。
歯石といっても、ランディはそれほどついてはいない。上顎の臼歯にうっすらとついているだけ。
ハミガキは毎日の習慣として行っているものの、とにかくじっとすることが苦手なランディはゴロゴロ転がって逃げていくので、なかなか「ハミガキしている」と言う状況にならないのだ。
それでも、無理しない程度に続けてきただけあって、最近はなんとか「ハミガキしている」といえる状態を維持できるようになってきた。
しかし、今までうまくできなかった分の磨き残しが歯石となって残ってしまった。
これからはきっと上手くできるから、一度キレイにしてもらうつもりだった。
そこで、先生に去勢の時一緒に・・・とお願いしたのだが。
返ってきた答えは意外なものだった。
ある程度年齢を重ねている場合は除去した方がもちろんいいけれど、若いうちはあまりやらない方がいいと言う。
理由は、この先生の経験上、若いうちから研磨をかけた犬は2〜3年おきのペースで除去が必要になってしまう傾向が強いという。やはり、天然?の生えたままの歯の表面と比べると、いくら除去した後に研磨をしても顕微鏡レベルの細かい傷が表面に残り、そこに歯石がつきやすくなるというのだ。
同じようにハミガキをしても1度研磨をかけた犬と、そうでない犬とでは歯石の蓄積度が明らかに違ってくるらしい。
じっとしていられる犬は、飼い主がスケラーでペリッと剥がすように取ることもできるが、やはり歯の表面には傷がついてしまうということで、もちろんこの方法も勧められないという。
犬の歯は人間の歯と比べると、エナメル質の部分が3分の1だったか3分の2と薄くできているらしいし、結局、日頃のハミガキで「歯石の蓄積を予防」するしかないということだ。
考えた結果、ランディは歯石除去はせずに、毎日のハミガキで歯周病を予防することを選択した。要は、問題になるのは歯周病まで発展してしまうことであって、歯石がついただけなら何ら問題にはならないということだった。

それと、歯石に関して余談だが、先生の知っているバーニーズでオーラルケア用のフードを主食として与えている飼い主さんがいるが、確かに歯の上部半分は歯石がつきにくいが、一番歯周病が起こりやすい歯茎との境には普通に歯石が蓄積するから、あまり意味がないそうだ。
そう、だからやっぱり毎日のハミガキ。これしかない。
歯は本当に大切!高齢になった時、自分の歯でしっかりと噛んで食べられるかということは、場合によっては生き死にに関わる。
食べることは生きること。おいしいものが食べられるということは、老いた時の楽しみにもなる。その楽しみが生きることにもつながるのだ。
というわけだけだから、ランディ、頑張って歯磨きに協力してね。
あんたは、寝転がっているだけでいいんだから・・・
No.279

NAO  2004/09/17/22:11:31   No.280
逆流性食道炎のお話は、次回UP。

9月20日(Mon)  獣医さんとお話〜逆流性食道炎
〜先日の獣医さんと話したことの続き。〜

もう一つ、私が気になっていたこと。逆流性食道炎。
これは、ランディが朝の散歩時、嘔吐することが多く心配していた。
元気もあるし、たまにだったらそれ程心配もしないが、3日に1度くらいと頻繁にみられたので気になっていたのだ。
ランディのように朝、胃液を吐いてしまう犬は結構多いらしく、このような症状は獣医師の間でも、「症候群」ということで認識されているらしい。

この逆流性食道炎とは、胃酸が食道へと逆流することによって食道に炎症やびらんがおこり、慢性化してひどくなると食道が腫れて食べ物を飲み込めなくなるという病気。そして最悪、食道ガンを引き起こすことも・・・。
主に空腹が原因となることが多いという。
ランディの場合、体の肉付きをみても痩せすぎてもいないし、食事量は適量のはず。
以前、少ないのかなと思って少しだけ量を増やしてやったら、下痢してしまった。
もう、食事の回数も1日2回で大丈夫だと思っていたのだが、3回にした方がいいかもしれない。1回食事の時間を増やすなら夜中だ。
この病気、朝の嘔吐が多いのは、就寝中は消化器の働きが活動時間中より弱くなるせいで、十二指腸へと胃液が流れて行きにくくなり、朝、胃や腸に残っていた胃液が食道へと逆流しやすくなるためだ。
だから、先生からは目覚めた時の空腹状態を緩和することで防ぐよう、朝食事を摂らせてから散歩へ行くことを勧められたが、シェパードのような胸の深い体形の場合、食後すぐの運動では、今度は捻転の恐怖がつきまとうからと、先生の意見を私は却下。
本当は、早めに食事を摂らせ十分に時間をおいてから、朝の散歩へ行くのが望ましいのだろうが、それでは私は3時におきなければならない。絶対、無理だ。
病院では逆流性食道炎の治療として、軽度であれば胃酸を抑制する、確かスクラルファートって言ったかな?胃薬のCMでよく聞く成分や食道の粘膜保護剤を使うらしい。
あとは、ガスター10やビオフェルミンなどでもいいと言っていた。
捻転を心配するなら、薬を使う方法もあるという先生の勧めを、またしても私は断り、まずは食事でコントロールすることを選んだ。
まずは、1日の食事量を3回に分けて、朝・夕方・夜中に与えることにして様子をみることにした。
先生が歯石の話とからめて、朝散歩へ行く前にコレをおやつ程度に少し食べさせるのもいいかもと、オーラルケア用のフードサンプルをくれたが、「でもコレ、歯石つくじゃん(笑)」と私が言うと、先生も苦笑い。
しかし、くれると言うなら貰っていこう。「気休めだろうけど、もらっていくよ!」と言ってサンプルもずうずうしく貰ってきた。

本当は、ランディが手作り食を食べてくれれば一番いいのだが、夏に近づくにつれ全く食べてくれなくなった。食べるかどうかわからないから、暑くなってからはずっとフードメインの食事になっていた。
私は経験上、何の根拠もないが、フードと手作り食では、消化吸収のされ方がちょっと違うんじゃないかなと感じている。
フードは消化に時間がかかるわりに、消化されはじめると急激に胃が空っぽになる感じで、手作り食は消化がいいわりにエネルギーとして長く燃焼されるような感じ。
簡単に言えば、手作り食の方がお腹にやさしく、腹持ちがいいという感じかな。
これは、ファングの介護中に私が感じていたこと。
食べたものが、エネルギーとして長く燃焼されていれば、それだけ空腹感を刺激する胃酸の分泌も抑制されるのでは・・・なんて考えているのだけれど、専門家じゃあるまいし、体の中でおこっていることは私には本当はよくわからない。

1歳になったランディ、体の大きさは一人前でも、体の完成というとまだもう少しかかるのだろうし、内臓の働きや骨格の造りが完成されれば、また体調も変わるかもしれない。
夏も終わり涼しくなってきたことで、ランディも食欲がすこしづつ出てきたようだ。食事の回数を増やしたり、手作り食を併用したりしながら、ランディの体にあった方法でやってみよう。
No.281

るんば  2004/09/20/22:42:08   No.282
2つのお話、とても勉強になりました!スケーラーで歯石を取ろうと思っていたからよかったです。ひやひや・・


狗呂  2004/09/21/00:31:47   No.283
ふむふむ。
納得のお話でありました。
うちのジジババ犬たちは、夏をものともせず食欲旺盛です。


NAO  2004/09/21/11:25:45   No.284
るんばさん。
私は実はスケーラー買っていたのさ。
でも、ペリッって剥がすようにとるのは結構大変。だからすぐ諦めたよ。
狗呂さん。
ジジババたち食欲旺盛で何よりです。
やっぱ、おいしくいただけることは、健康で長生きの秘訣だからね。


おっかあ [URL]  2004/09/21/19:58:09   No.285
興味深いお話ありがとうございました。
ジョンは手作り+フードで早7年ビーは3年になるなー。
お腹具合はフードよりも手作りの方が解りやすいと感じます(ウンチで・・・笑)
たまにフードだけで食べさせると喜んで食べる、私がたまーにカップヌードルを食べたいのと同じ?2回続くと断られるわ(笑)


MERUMO☆  2004/09/24/18:16:47   No.286
私も、すご〜〜く勉強になりました〜!
思わず、うなずいてしまいました〜(笑)
これからも、色々 教えてくださいね〜!


おっかあ [URL]  2004/09/26/08:56:47   No.287
おはよございます
中途半端ですが手作りを日記のページにアップしてみました。
随時変更とか追加とかしちゃうと思いますが(笑)

9月26日(Sun)  ココアっちと山へ


ランディのお気に入りの山へ、ココアっちといっしょに遊びに行ってきた。

朝っぱらからせっせっとリュックに荷物を詰める私の様子に、ランディは早くもお出掛けの予感。ピーピーと鼻を鳴らして、部屋中を落ち着きなく走り回っている。
るんばさんが到着。私の車にバリケン積んでココアっちを中に入れると、ランディは、「あれっ?ココア兄ちゃんが四角い箱になっちゃった???}と不思議そう!
ココアっちもバリケンに入れられたのが不満そうでため息。

現地に着き、駐車場から芝生の場所まで移動。しかし、早くココアっちと遊びたいランディは、必要以上にリードを引き息ができずに舌が紫色に変色。
おいおい、ランディ、嬉しいのはわかるけど、息するのを忘れないで!そんなんじゃ、遊ぶ前に死ぬぞ!
予想していた事だが、やはりこの日は皮の首輪にしておいてよかった。チョークだったらヤバかったかも。

目的の芝生の場所、朝、早いだけあって誰もいない。
待ちきれないランディをノーリードにしてやると、早速、前身を低くして腰を上げシッポを大きく振って、ココアっちを遊びに誘う。
しばし、2頭で走り回ったり取っ組み合ったりして遊び、少し落ち着くと、今度は一緒に川へ入ってバシャバシャと水音を立てながら遊び始めた。
ココアっちもランディも満面の笑みである。

ココアっちはロングリードだったが、人も来ないし大丈夫かなとるんばさんがココアっちをノーリードにしてやると、2頭はさらにハイパーに遊びまくる。
しかし、自由の身に気をよくしたココアっち。ランディを引き連れて、ズンズン川を上流へと上っていった。
「おいでー!」と2頭を私達が呼ぶと、ちょっと迷いながらもランディは走ってきたが、ココアっちはその場を動かない。こちらを振り向き、ジーッと見ている。
「ココアっち、るんばさんがどう出るか、試しているよ」
私の印象では、鉄砲玉のランディと違い、ココアっちは従順なイメージだったから、ノーリードは怖くて出来ないと言うるんばさんの言葉が少し?だったのだが・・・
なるほど。ココアっちは、自分で状況に応じて考えられる賢い犬なのね。しかも、飼い主の要求が自分の欲求と違うと飼い主を試す。
私もちゃんと戻ってくるか、少しドキドキしたけれど、ココアっちはちゃんと戻ってきた。そして、すかさずロングリードに繋がれた。ちょっと、凹むココアっち。

9時を過ぎたくらいから、ハイカーの人や犬連れで遊びに来る人たちが増えてきた。
ランディが川に降りている時、コーギーの女の子を連れた男性がやってきた。
ランディの位置からは、まだコーギーちゃんは見えていない。確実に呼び戻そうと、おやつの袋を見せて呼ぶが、今度はランディが考える犬になった。
急におやつを見せて呼ぶ私を、そんなにうまい話はないと怪しんだのか、その場を動かずこちらをジーッと見つめている。
そのうちに、コーギーちゃんの姿をランディがとらえた。
一目散にコーギーちゃんに近寄っていくランディ。
しまった!
ランディは自分から相手の犬を襲ったりすることはないが、この状況は明らかに、公共の場で呼び戻しがきかない犬をノーリードにしているバカ飼い主の私ということになる。
反省!
リードを掴んで、コーギーちゃんと呑気に挨拶を交わしているランディの元へと走り、コーギーちゃんの飼い主さんに「ごめんなさい」と侘びた。
コーギーちゃんの飼い主さんは、ランディを怖がる様子もなく「いいですよ〜」と許してくれた。コーギーちゃんもランディが近寄っても怖がったり大騒ぎすることなく、落ち着いて挨拶をしてくれた。
ランディはこのコーギーちゃんをえらく気に入ったらしく、コーギーちゃんの地面とお腹のわずかな隙間に顔を突っ込んでクンクン・・・
もう、女の子のニオイに夢中になるランディの様子に、私は
「ちょっと、ランディ!恥ずかしいから、やめなさいよ!レディに失礼でしょ!」
しかし、ランディが止めるはずもなく、コーギーちゃんの飼い主さんに笑われてしまった。それにしてもこのコーギーちゃん、聞けば1歳半だというのに、何なのだ?この落ち着きぶりは・・・ランディと大して年齢は変わらないのに・・・
しつこくするランディを気にするわけでもなく、されるがままのコーギーちゃんであった。しばらくコーギーちゃんとも仲良くさせてもらって、ありがとう!じゃあね!と別れると、ランディは遠ざかっていくコーギーちゃんの後ろ姿を、鼻をピーッと鳴らして、名残惜しそうにいつまでも見つめていた。

ハイカーの人が続々と現れたので、時間をみると10時30分。
もう、さすがにノーリードにはできないし、ランディとココアっちも満足した様子だったので帰路についた。
帰りに、私のバイト先でるんばさんがお買い物。
犬同伴OKなので、ランディとココアっちも一緒に店内へ。
バイト仲間の女の子やお客さんたちに一杯撫でてもらうことができた。
ランディ、男のお客さんの手もペロペロできたし、目があっても吠えなかった。
ココアっちは初めての場所で緊張したらしく、ココアっちが吠えたらランディも真似して吠えたがすぐに静かにできたし、ココアっちもバイト仲間の女の子に自分から近寄っておやつをもらえたから、2頭とも賢かったね。

我が家に着くと、ココアっちは扇風機の前で落ち着いていたが、ランディは休んでいるココアっちともっと遊びたいらしく、しきりにちょっかいをだして誘う。
ランディも疲れているはずなのに、きっと楽しい時は疲れとか感じないんだろうな。
若いってスゴイなぁ〜。

ココアっちとるんばさんが帰った後、やはり疲れていたランディは、死んだように眠り始めた。
No.288

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