久しぶりにランディの1ケ月下のラブラドール君とお散歩で会った。 すっかり体も大きくなって立派になっている。 立派になったのは体だけではない。さすがに先住犬のラブラドール君とアジの大会に出場している飼い主さんだけあって、お散歩もきちんと脚側で歩いている。 まだ、ランディの方を振り返って気にするあたりは若さが出ているが、落ち着いていられる所はさすがである。 それに比べて、ランディは・・・ ガウガウと吠えまくり、引っ張りまくり。 これも、出張訓練を頼んでしつけを熱心に頑張っている飼い主と、連日の暑さからサボり気味の飼い主の差が犬に出たなということだなぁ。反省である。 せっかく、ランディは訓練が好きで、ランディの方から私の正面に座り「早く訓練しようよ!」と誘ってくるくらいなのに、私が台無しにしてしまっているなぁ。 しかも、公園での訓練はうまく出来るのに、道路を歩くときにはそれが全くできない。 これも、中途半端な私の教え方のせい。ますます反省。
ちっと、今日は気合を入れてお散歩でしつけ&訓練を頑張ってみるか! ということで、まずは、公園に行ってボールを使い服従訓練のおさらい。そして、ありあまるパワーを一緒に脚側で走ったり、ボールを引っ張りっこして消化してやる。 楽しそうなランディに比べ、私はこの時点で汗だく状態。でも、今日は頑張るぞ! 公園である程度満足させた上で、お散歩。今日の目標は、リードを引っ張らずにゆっくり歩くことと、他の犬に出会ったときに引っ張ってもいいからまずは吠えないこと。 ゆっくり歩く目標は、時々強くリードを引っ張って前へ出るが、私がこまめにこちらに注目するように声をかけることで、なかなかいい具合にクリア。心を入れ替えしつけのやり直しの初日としては、私が満足できる出来である。きっと毎日、これを繰り返していけばそれが当たり前の習慣になっていくだろう。大切なのは根気よく続けること。 そして、もう一つの目標である吠えないこと。一般的には基本中の基本のしつけ。でも、これはちょっと私とランディにとってはハードルが高い目標だ。 初めから他犬とすれ違うのは無理があるだろうと、今日は、家の中から吠えてくる犬がいるところをコースに選んだ。 その家の前にさしかかかかると、私の思惑どおり、家の中からワンワンと激しく吠えてくる。吠えられた瞬間に走り出すランディのリードをグイッと引っ張り返し、すかさず「いけない!」とちょっと気合の入った声で指示。 いつもと違う私の雰囲気に、ランディも興奮してリードは引っ張るものの吠えることはなかった。そして、ワンワンと吠えられ興奮しているランディのリードを操り、道路上で停座させるとしっかりと私に注目していられた。そこで、吠えなかったことをしっかりと誉めた。 2軒目も3軒目も同じ要領で通過。 リードを握る手は、軍手をはめていても擦れてヒリヒリと痛かったが、目標である吠えないことはクリアすることができた。大満足の出来である。
飼い主の気持ちが変われば、ちゃんと犬にはそれが伝わる。 犬は賢いから、飼い主の適当さはすぐに見抜いてしまう。 優秀な家庭犬に育てるためには、根気と忍耐、そして飼い主のやる気が必要なのだと改めて感じた。
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No.255 |
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