2004年5月の日記


5月6日(Thu)  ココア兄ちゃんと遊ぶぞ!


久しぶりにココアっちとるんばさんとご対面。
あれれ、ココアっち、こんなに小さかったかな?
足長スレンダーで体高のあるココアっちのイメージがあったので、ちょっとびっくり。
ランディの大きさに私が慣れてしまっているので、私に言わせれば大抵の犬は「小さい犬」になってしまうのだ。
前回の対面では、ランディはまだ小さかったし、久しぶりということもあって、初めは吠えまくるだろうと思っていたが、ココアっちを見るなり遊ぶ気満々。
ランディもココアっちも、一度遊んだことがある事をしっかりと覚えていた。
2匹とも挨拶もそこそこに、部屋の中を走り回って追いかけっこ。
とっても楽しそう!
天気もいいので、いつもランディが訓練&お遊びをしている祖母の家に移動。
ココなら、敷地がすべて塀で囲まれているので、安心してノーリードにできる。
ちょっとしたドッグランである。
祖母の家に着くと、さくら・キーボー・ゴンが遊びに来ていた。
ココアっちとは、ヤクザなさくらファミリーは初対面。
キーボーとゴンにリードをつけてココアっちと挨拶。初めは少し緊張していたキーボーとココアっちだが、すぐに仲良し。
超マイペースなゴンにはココアっちも緊張することなく、仲良し。
そして、大御所さくら姐さん。
ココアっちは、仲良くなりたいようで、何気なく繋がれているさくらの近くに行ってみたりするが、ココアっちとさくらの距離が縮まるごとに人にも他の犬たちにも緊張がはしる。
さくらの場合、犬同士の挨拶ができて仲良くなったように見えても、突然豹変することがあるので、とてもノーリードにすることはできない。
危険なので、るんばさんにもさくらとの触れ合いは遠慮してもらった。
義理人情にあついんだし、もうちょっと愛想があれば可愛い犬なんだけど・・・
家族以外には心を開かない生粋の日本犬気質。生まれ持ったものだし、そこが日本犬のいいところ。仕方が無い。
ランディもよその犬にちょっかいを出されて恐がっていたとき、さくらに助けてもらったこともあるし・・・こういう時は、とっても頼りになる姐さんなのだ。
ココアっち・ランディ・キーボーの3頭で追いかけっこが始まると、繋がれているさくらはやきもちを焼いている。3頭の全速力での追いかけっこ。勢いあまってココアっちがさくらのスレスレを通過した時、さくらがガウッ!とココアっちのお尻の毛をむしった。
ビックリしたココアっちは、キャ〜ンッと泣きながらるんばさんの後ろへ隠れてしまった。ごめんよ、ココアっち。幸い噛まれたわけではないので私も一安心。
さくらのガウッ!とココアっちのキャ〜ン!で全部の犬たちがピタッと動きを止める。
さくらの動きひとつで場の空気が変わってしまう。
でも、5匹でゾロゾロとお散歩へ出かけると、さくらもココアっちを仲間?と思い始めたらしく、ココアっちが遅れると立ち止まって待っている。
お散歩が済んで、さくらファミリーが帰った途端に、さくらに気を遣っていたランディとココアっちの元気爆発。
2頭で走りまわって遊ぶ姿は、さっきまでと全く違う。心から楽しそうだ。
ココアっちとランディは、本当にいいお友達になれた。
ココアっちと一緒に「座れ」や「フセ」の練習もできたし、いつもと違う環境でのお勉強?もランディにはいい経験になった。
お別れの時間がくると、ココアっちもランディも「もっと、あそぶ〜!」とちょっとだけぐずった。さくらに毛をむしられるハプニングがあったが、ココアっちも1日楽しんでくれたようでよかった。
一人になったランディは、遊びつかれたようで死んだように眠りつづけ、夜中のご飯も食べることなく朝まで爆睡であった。

No.225
5月12日(Wed)  ハイキング


NAO・NAO母・NAO父&さくら・キーボー・ランディ。
みんなで山へハイキングに行ってきた。
ゴンは、単にマイペースなだけなのか、群れ意識が薄いのか、勝手にズンズン行ってしまうので遭難の可能性ありということでお留守番。
(そもそも、車で出かけるのが好きじゃないらしい)

旧東海道の山超えの近道にと、明治時代に作られたレンガ造りのトンネルがあるハイキングコース。さくらとキーボーはNAO父のお供で何度も来ているらしいが、私とNAO母&ランディにとっては初めて。

山へ入る前に整備された公園があり、芝生の上で持参したお弁当を広げ腹ごしらえ。
犬たちは、傍らを流れる川に入ったり、芝生の上を追いかけっこ。
ランディは初めての場所・みんなと一緒ということで、かなりテンションが高い。
NAO父いわく、全く危険な所はない。ということだが、はしゃぎすぎて山道から転落したりしないか、テンション上がりっぱなしのランディのリードを足場の悪い所でも持っていられるか、私としてはかなり心配。

平日で人も全くいなかったので、犬たちをノーリードにして、いよいよ山へ・・・。
緩やかな山道を登っていく間も、ランディはキーボーやさくらと共に、私たちより先に進んだり、戻ってきたりしながら、忙しく散策している。
川を渡る丸太の橋。これを渡ってそこを上っていくんだよ。とコースを教えてくれるNAO父の指さす先には、かなりの急勾配。おいおい・・・、自然に階段状になっているちょっとした崖ではないか・・・。
膝の悪いNAO母にはちょっと無理!と別のコースへ行くことを相談していると、犬たちが丸太の橋を面白そうに行ったり来たりしている。
コケで緑がかった丸太の橋は、下の川まで2メートルほどの高さ。
「落ちるぞ!」とこちらがハラハラしていると、やっぱりランディがやってくれた。
橋の3分の1くらいの場所から山道側へジャーンプ!コケで滑って踏み切りが甘くなり、飛距離が伸びずに後ろの片足の着地地点が崩れ落ちた。幸い、ランディは落ちることなくそのままキーボーを追い駆けていく。
こういう所へ連れてくるには、もう少しランディにもはしゃぎすぎないような策を練らねば、危なくって仕方が無い。
早々に丸太橋を離れ、別のコースを進んでいく。
木に囲まれ、枯葉で敷き詰められた山道に立つさくらの姿は、実にサマになっている。
さすが、山で狩をするために造られたマタギの犬だ。
ズンズン進んでいくと、今度はキーボーが立ち止まっている。シッポを下げて緊張しながら辺りを見回している。なんだ?
キーボーに追いつき、どうした?と耳を澄ますと、遠くからたくさんの子供の声が・・・。キーボーは大の子供嫌い。普段のお散歩でも、子供が遊んでいるだけで前に進めなくなってしまう。どうやら学校の遠足?で子供たちがやってきているようだ。
案の定、キーボーは前に進まない。大丈夫だよ!と促してみても、リードをつけて引っ張ってみてもダメ。でも、さくらとランディがズンズン進んで、キーボーを待っているのを見て、ようやく歩き出してくれた。
そして、目的地の明治トンネルに到着。
トンネル付近はすぐ近くまで車で入れるためか人もいる。ここからは犬たちにリードをつけてトンネルを通る。トンネルの中は昔のランプのような形の電灯が所々に付いているだけで薄暗くて、なかなか情緒がある。
ハイカーの常識。すれ違う人と、こんにちは〜と挨拶を交わしながら歩く。みんな大型犬3頭(キーボーは中型犬だが、ふくよかな肉体とフサフサの毛ででかく見えるらしい)を引き連れて歩く私たちを、好奇心いっぱいの目で見ている。
そして、トンネルを抜けた先には、キーボーの天敵の子供たちがお弁当を広げていた。
子供たちの数、30人くらい。キーボーもNAO父に励まされながら、勇気を出して進む。
私とランディが先頭でトンネルから出てくると、お弁当を食べていた子供たちが一斉に注目。「うわぁー、シェパードだぁ〜でけー!」とか「すげぇ〜かっこいい!」とか口々に叫んでいる。たくさんの子供たちに驚いたランディが吠えると、子供たちは声を揃えて「ウォ〜〜〜〜〜!!!」2番目にトンネルを出てきたキーボーには、「かわいい〜!」。
ランディとキーボーを見比べて、「俺は前の犬がいい!」とか「後ろの犬の方がかわいい!」とか口々に言っている。ランディは男の子に、キーボーは女の子に人気があった。
そして、少し遅れてトンネルからさくらが出てくると、一人の子供が「あっ!また犬が来たっ!」と叫び子供たちの注目を浴びたにも関わらず、さくらに対しての子供たちのコメントは「・・・・・!」
子供というのは、まことに正直である。
子供たちがお弁当を広げている広場の片隅で休憩をして、またトンネルをくぐり、来た道を戻る。
帰り道の山道で出会った50歳代くらいのハイカーの人たちに、「このワンチャンたちは、兄弟?」と聞かれた。似ても似つかない3頭なのに、知らない人には同じ犬に見えるらしい。
そして、さくらのことを「この犬は何ていう種類?」と聞いてきた。
子供たちには全く人気のなかったさくらだが、年配の方からは、わかりやすいランディやMIXと思われているであろうキーボーよりも、興味をもたれることが多い。
秋田犬といえば、白や赤がポピュラーで虎毛のさくらは珍しく思われるらしい。

途中、川に落ちそうになったランディや動かなくなったキーボー。いろいろあったがなかなか楽しいハイキングであった。
犬たちは、山道へ入る前の芝生の公園が一番楽しそうだったが・・・
帰りの車中、遊びつかれた犬達は思い思いの格好で眠ってしまった。
今度は、旦那を連れてランディと遊びに来よう!



No.226
5月21日(Fri)  NAOの愛、犬缶に負ける!


私とランディはただいま根気比べの真っ最中。
ランディが手作りご飯を拒否しているのだ。
暑くなって食欲がないのならかわいいものだが、もっと旨い食事を出せ!という抵抗なのだ。
先日、たまにはいいだろう!と買ってあげた犬缶の虜になってしまったランディ。
たった1度、生後8ケ月にして生まれて初めて食べた犬缶の味が忘れられなくなったようだ。今まであんなにおいしそうに手作りご飯を食べてくれていたのに・・・
お腹は空いてるはずなのに、匂うだけですぐに立ち去っていく。しかも、匂った後に私の顔を見上げ、首をかしげて「話にならない!」といった風にため息までついて立ち去っていくのだ。
なんとも可愛くないヤツである。
そうは言っても、犬だって腹は減る。腹が減れば食べるだろうと思いきや、ご飯には一切口をつけずに、腹の空き過ぎでゲーを吐いた。
さすがに、吐かれてしまっては少し可哀想になり、犬缶を与えてしまった。
それにしても、旨そうにバクバク犬缶を食う姿にはへこむ。かなりガックリくる。
吐いてまでも、私の愛情のこもった手作りご飯は食べたくないのかっ!
こうなったら、私もボイコットである。
しばらく手作りご飯は作ってあげない!しばらくドライフードで我慢せぃ!おやつもなしじゃぁ!
果たして、ランディが再び手作りご飯を食する日は来るのか・・・
No.227
5月25日(Tue)  手作りご飯、復活!
手作りご飯をランディにすっかり拒否されてへこんだ私も、ご飯復活とともに立ち直った。2日間、ドライフードのみで食事を与えた結果、さすがに空腹には勝てなかったようで、渋々と、かなり不味そうに、そして不満そうに、完食。
そして、2日ぶりに手作りご飯を出すと、待ちきれないとばかりに鼻をピーピー鳴らしながらまとわりつき、すごい勢いで完食。
でも、また犬缶を食べさせたら手作りご飯は食べてくれなくなるかも・・・
そんな不安を感じながらも、やめときゃいいのに試してみたくて、また犬缶を与えてみた。もちろんバクバク食べた。そして夜、再び手作りご飯。
躊躇することなく手作りご飯を完食。
ヤッタ!これで、犬缶でも手作りご飯でもいつでも両方食べられるようになってくれた。

食の好みに関しては問題はなくなったが、ずっと解決できていない問題がもう一つ。
ランディはお腹が弱いのだ。
シェパードの特徴として、お腹が弱い、皮膚が弱い、股関節や脊椎に問題が起きやすい、ということが言われている。
どんな犬でも食べ過ぎれば下痢をするが、ランディの場合ちょっと過敏なのが困る。
おやつに小さなビスケットを6枚くらい食べただけで、ピー。
実家犬とはしゃぎすぎて、水を飲みすぎて、ピー。
留守中にネコのご飯を盗み食いして、ピー。
同じシェパードのファングも食べ過ぎればピーになったことはあるものの、ここまで過敏ではなかった。
ご飯の量も、普段からきっちり計っているわけではないので、私が多いかな?と認識しなくてもピーとなってしまうことがある。
そうかといえば、私が多いかな?と思っても全く平気なこともある。
これから、梅雨の季節。もう少しお腹の許容範囲がほしいところだ。
デンプン質を減らしてみたり、脂肪分を減らしてみたり、消化酵素を含む野菜を多めにしてみたり、手作りご飯でもいろいろと試しているが、未だに「これが原因!」というものは発見できていない。


No.228
5月31日(Mon) 
予報では、今日から天気が崩れるらしい。
朝5時。外を覗くと空は暗いがまだ雨は降っていない。
明日からお散歩もあまり行けなくなるかもしれないから、行ける時に行って置かないと・・・。早速、ランディと一緒にお散歩。外へ出た途端に風で舞ってきた枯葉をパクッ!
ダメだよと口から出そうとしたが、ゴクッと飲み込んだ。
そんなもん食ってると、またゲーが出るぞ!案の定、しばらく歩くと座り込んで、ボク、気持ち悪い〜って顔で見上げてくる。全く、言わんこっちゃない。
背中をさすってあげてスッキリさせると、何事もなかったように歩き出した。
しばらく歩いていくと、いつも出会うラブラドールとすれ違った。
このラブの飼い主さんは、いつもランディにおはようと声をかけてくれる。
出会ったばかりの頃は、見るだけでワンワンと激しく吠えていたランディも、何度も挨拶をしてくれるおかげで、ラブのことをお友達と思い始めてきたらしい。
すれ違う時も、肩の毛を逆立てることもなく、おすわりをして黙って見送るようになった。どんな犬でもダメだったファングと違い、ランディの場合は時間はかかるが、相手が怖い存在じゃないことさえわかれば、きっといろんな犬と仲良くなれるような気がする。
雲行きがどんどん怪しくなって、そろそろ引き返そうかと思い始めた頃、ポツポツと雨が降ってきた。と思ったら突然バケツをひっくり返したような大雨に・・・。
ランディは雨が苦手。濡れた顔を前足でこすりながら雨から逃げようとグルグルまわっている。
行くぞ!ランディ!撤収〜〜〜!近くにあった公園の木の下までランディを引っ張って走る。雨宿りをしようと木に近づくと、木の上でカァーーー!!!カラスだ。
気にせず、木の下に入ると幾分雨も防げる。雨が小降りになるまでここで待とうと思っていただが・・・・。
なんか、様子がおかしい。木の上のカラスがカァーーーと鳴くたびに、1羽また1羽とカラスが集まってくる。気がつけば、前と横と頭上をカラスに囲まれた。
私やランディが動くたびに、カラスたちは代わる代わるカァーーーーー!!!
なんか、ヒッチコックの映画みたい。
まだ、雨は降り続けているけど、ここに長く居たら襲われるかも・・・
怖くなって、どしゃぶりの中、嫌がるランディを無理やり引っ張って、撤収〜〜〜〜。
ようやく家が近づいた頃には、雨も小降りになった。
いつも渡る横断歩道。右へ行けばランディが遊べる祖母の家。左に行けば自宅。いつもここで、まだ、帰んない〜。遊びにいく〜と動かなくなるランディだが、今日はそれどころではなかったらしく、自宅に向かって一目散。
自宅で、ランディを大雑把に拭いて家の中へ入れると、私の布団にまっしぐら。
布団の上で足を突っ張って、ゴロゴロと転がって体を拭きまくる。
ゲッ!やめろ〜〜〜〜!
こんな天気じゃ布団も干せないというのに・・・
あまりにビショビショのランディをもう一度よく拭いて、ドライヤーをかける。
実は、ランディドライヤーが怖い。
スイッチを入れた途端に、ワンワンワン!
首輪をつかんで、お尻のほうから風をあてていくと初めは逃げ回っていたが、怖くないことがわかったらしく、心地良さそうにおとなしくしていられるようになった。
これで、ドライヤーも克服した。
ランディのお手入れが済んで、ようやく私も着替え。
寝ぼけていたジュンジュンとマッコが、お腹すいたー!とご飯の催促。
はいはい、ただいま準備しますよ。
今日も、朝からドタバタな我が家であった。
No.229

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