2004年4月の日記


4月8日(Thu)  お花見


桜の季節。
ランディと実家犬たちを連れてお花見に出かけた。
お花見といっても、普段の散歩コースで、桜ではなく桃の花やタンポポというのが我が家流。
なにしろ、はちゃめちゃ犬ばかりなので、桜見物の人がたくさんいる所には連れて行けない。この場所は、ファングも毎年お花見写真撮影会をしていた所。
ファングと「来年も一緒に行こう」と約束していたのに、ファングを連れてくることができないのが寂しい。
カメラをかまえる私に向かって走ってくるファングの笑顔、タンポポに囲まれて私を見上げるファングの笑顔・・・
この季節、この場所に立つとファングとのいろいろな思い出がよみがえる。
今日はポケットの中に、ファングが我が家に来てからずっと付けていたネームタグを偲ばせ、一緒に連れて行った。

そんなちょっぴり切ない思い出に浸る私をよそに、ランディたちは大暴れ。
いつもの散歩コースなのに、何がそんなに楽しいのだろう?
まったく、ファングの時の風や土の匂いを感じながらのゆったりとした写真撮影とは、天と地である。
動き回る犬達のシャッターチャンスを作る為に持参したおやつに、どいつもこいつも群がってくる。さくらとランディは立ち上がれば、私の顔まで届くのだから、私もカメラのレンズに鼻汁をつけられないようにするのに必死。
「お花と愛犬」という春らしい構図を考えて写真をとろうと思っていても、タンポポや菜の花をなぎ倒しながら、ランディとキーボーは取っ組み合って遊ぶ。
シャッターチャンスを覗っている間に、花たちはみるみるボロボロになっていく。
台無しである。
おかげで、犬の目線にカメラをかまえて撮れた写真は皆無。
すべて上からのアングルになってしまった。
お花と一緒にランディ・さくら・キーボー・ゴンという集合写真を撮るのが今日の目標だったが、無理だった。来年こそは集合写真を撮ってやる!
No.219

狗呂  2004/04/11/11:22:38   No.220
だーっ、ランディでっかくなった!
体重はいくつになったのかな。

当方には最近、バーニーズと秋田の仔犬が遊びにやってくるけど、彼らもあっという間に大きくなるんだろうな。

とにかくみんな元気そうでなにより。


NAO  2004/04/11/21:18:25   No.221
ランディも男らしくなったでしょ!
7ケ月目前、すでに31kgでございます。
体はズンズンでかくなってますが、まだファングよりちっちゃい。だけど体重はファングとほぼ同じだなぁ〜。
体もまだまだ薄っぺらだし、1歳半くらいになれば幅も出てくるので、やっぱ最終的には40Kg超えそうです!

バーニーズと秋田。大型犬マニアとしては是非みたいなぁ〜。特に秋田の仔犬・・・

4月10日(Sat)  赤い首輪・黒い首輪


天気も良いし、思いつきでランディをシャンプーした。
実はランディを迎えて、これが初めてのシャンプー。

絶対に嫌がって大暴れすると思いきや、全身びしょ濡れになっても全くお構いなしといった風。むしろ、シャワーから出てくる水に興味津々。シャワーのヘッドに向かってパクパクッしては、鼻に水が入ってブシュブシュしている。
それにしても、若いということはスゴイことだ!
シャワーをかけると、水をはじく。ファングは水を吸い込むように体毛が濡れていったものな〜。こんな体毛の1本1本にまで、年齢による違いというものが出るものなのか。
そしてもう一つ。犬自身が立っていられるというだけで、こんなにもシャンプーが楽に、しかも短時間でできるものなのだぁとしみじみ思う。
立っていられなかったファングのシャンプーは、本当に大仕事だった。
ファングのシャンプーは、する人間にも、される犬にも苦痛を伴うものだったのに、ランディのシャンプーは、まるで水遊びをしているようだ。
おまけに、自分たちが洗われないとわかっているので、ジュンジュンとマッコも浴室までランディをひやかしに入ってくる。
まったく、自分たちのシャンプーだと、ミャァ〜ゴ、ミャァ〜ゴ泣くくせに・・・
只でさえ狭い浴室の中に、ランディと私と旦那の足元をネコどもがチョロチョロとうろついている。邪魔だ。
邪魔が入りつつもなんとかシャンプーは済み、外で日光浴をしながら乾燥させるため、首輪をランディにつける。普段使っている赤い首輪ではなく、ファングが使っていた黒い首輪の一つをつけてみた。穴の位置はファングに及ばないものの、一番奥の穴にあわせればちょうどよさそう。以前つけてみた時は、まだブカブカだった・・・
それに、以前は幼かったランディの顔に凛々しく見える黒い首輪がどうしても馴染まなかったのに、いつのまにかランディにも黒い首輪が似合うようになっていた。
普段、ランディとファングを言い間違えることなどない私が、思わず黒い首輪をつけたランディに向かって「ファング、おいで」と言っていた。
ランディは、ファングと呼ばれて少し戸惑って首を傾げたが、ヒョコヒョコとついてきた。自分で名前を間違えたことに気付き、私は妙な気分になった。
こんなに自然に名前を呼び間違えたのは、ランディが来てから半年経つが、初めてかもしれない。あまりにも自然に「ファング・・・」と出た自分の声を懐かしく感じるとともに、ランディにちょっとだけ申し訳ない気分になった。
びしょ濡れだった体もすっかり乾いたランディからファングの黒い首輪をはずし、いつものランディの赤い首輪をつける。
黒い首輪も似合うようになったとは言え、やはりファングほど似合わない。
優しい顔のファングと違い、キツイ顔のランディが黒い首輪をしていると恐く見える。
やっぱり、ランディにはちょっとキュートに見える赤い首輪がお似合いのようだ。
No.222
4月15日(Thu)  おやつ争奪戦


ランディは実家犬たちと一緒に行くお散歩が大好き。
今日も、ランディのお楽しみである「群れでお散歩」をするため、ランディを連れて実家へと出かけた。
さぁ、みんなでお散歩へ・・・と私と母は準備をはじめる。
母は、犬たちのためにポケットにおやつを入れていく。
こっそり入れてるつもりだが、目ざとい犬たちはカサカサという僅かな袋の音で、あっという間に母の元へ集まってくる。
そんな中、ランディだけはおやつの気配に気付かず、キーボーにちょっかいを出して遊ぶのに夢中。
おやつが欲しくて母のそばにいたキーボーがランディともつれ合って、2匹で母に体当たり。母はうっかりポケットにしまう前のおやつをバラバラと落としてしまった。
ランディはキーボーしか眼中に無く、おやつが落ちたことに気付かなかったが、おやつの落ちたその場所に、たまたまランディが立っていたということで、さくらの逆鱗に触れてしまった。楽しいお散歩前のひとときが、食い意地のはったさくらのおかげで、ちょっとした修羅場になった。
さくらのガウガウッーという凄まじい唸り声とともに猛烈な体当たりを受けるランディ。ランディは何が起こったのかわからないまま、吹っ飛ばされキャンキャンッと降参の声を上げてうずくまる。いつもなら相手が降参さえすればすぐに許してくれるさくらだが、この日はご機嫌が悪かったのか、降参しているランディに執拗に襲いかかる。
さくらも相手に怪我を負わせるほど襲ったりするわけではないが、ランディがあまりにビビッていることと、おやつを取ろうとしたわけではなく、たまたまそこに居合わせただけで理不尽な怒りを買うことになってしまったランディが不憫で、仕方なく私が仲裁にはいった。
「はいはい、おしまい、おしまい!」
さくらの首輪を持って力ずくでランディから引き離すと、さくらもすぐに落ち着いた。
ランディは私の後ろに隠れて、耳を倒し頬を引きつらせてまんまるの目でビックリ顔になっていた。
こうして、おやつ争奪戦が落ち着き、さくらが悠々と落ちたおやつを拾いに行くが、落ちたはずのおやつは、もうどこにもない!
ランディを睨みながら、不可解な顔でおやつを探すさくら。
ちょっと離れた場所では、キーボーが「あー、おいしかった!」と満足気な顔をしていた。さくらとランディの仲裁に入りながら、チラッと私の視界にも入っていたが、ガウガウーー、キャンキャーンとやっている2匹の様子を横目で見ながら、キーボーがおやつをパクパクと拾っていた。
ランディよ、群れの中で得をするためには、キーボーのような世渡り上手なテクニックを身に着けることも必要なのだよ!
No.223
4月23日(Fri)  帰還


早朝、5時30分。
ランディの大あくびで私は目覚めた。
いつもはまだ眠っているはずのジュンジュンとマッコの姿が見当たらない。
窓際でソワソワと落ち着かない様子で外を気にしているマッコを見つけた。
「また、ノラ猫さんがやって来ているのか?」
そう思いながら、私はランディの散歩の準備をしていた。
でも、何かいつもと違う。
そう、いつもならノラ猫さんが来るとジュンジュンがシャァーーー!!!と「ココは俺の縄張りだぁーー!!」と威嚇しているはず。
「そういえば、ジュンジュンの声がしないなぁ?どうしたんだろ?ノラさんが来てるんじゃないのか?」と考えながら、窓に目をやると、カーテンの隙間から外の塀の上を歩く猫のシルエットが見えた。
「やっぱり、ノラさんが来てたんだ!んっ?でも、あのカギカギのブサイクなシッポは・・・まさかっ!」
急いでカーテンを全開にすると、窓の外にジュンジュンがいた。
慌てて網戸を開けると、ウンニャー!と一声鳴いて、私の膝に飛び乗ってきた。
「お前、なんで外にいるの〜???いつから出ていたの〜???」
ゴロゴロと私の膝の上で喉をならすジュンジュンの体中をさわって、怪我をしていないか確かめる。幸い、事故に遭ったり、ノラさんと喧嘩した様子は見られなかった。
一安心して、何故ジュンジュンが外にいたのかを確認すると、窓がほんの少し開いていた。ジュンジュンが出て行った窓は4枚の吐き出し窓で網戸は中央に2枚。昨夜、うっかり一枚の窓を開けて寝てしまった為、反対側の鍵がかかった2枚の窓がそのまま中央側へずれて、隙間が開いてしまったようだ。
でも、サッシの構造上、ジュンジュンが爪を引っ掛けて自分で開けたとは考えにくい。
もしかしたら、ランディかもしれない!
ランディは、寝相が悪い!ヘソ天で寝ながら足で窓を中央に押してしまったのかもしれない。それで、網戸のない側に隙間が出来てしまったのかも・・・
それにしても、ジュンジュンはどれくらいの時間、外に居たのだろう?
無事、帰還を果たしたジュンジュンは、珍しくお腹がすいたよ〜と催促。
ご飯大好きマッコと違い、催促することなんてないのに・・・
ご飯を食べ終わり、いつもならマッコと一緒に走り回っている時間になっても爆睡。
どうやら、かなりの時間を外で過ごしていたようだ。
たぶん、家からはそれほど遠くへは行っていないと思うが、ジュンジュンにとってはスリルたっぷりの大冒険だったに違いない。
無事に帰ってきてくれたから言えることだが、外の世界は楽しかったのかな?
でも、こうしてちゃんと家に帰ってきてくれたのだから、きっと外の世界より家の方がイイ!そう思ってくれたのかもしれない。
ジュンジュンが戻ったことで、ソワソワしていたマッコも落ち着きを取り戻した。
マッコはジュンジュンが外へ出ても、着いて行かなかったからおりこうだね。
「行かなかった」というより、気の小さく臆病なマッコのことだから「行けなかった」という方が正しいかもしれない。
外でどんな体験をしてきたのか私にはわからないけれど、今日のジュンジュンはいつもよりも、甘えん坊になっていた。

私の不注意で今回、ジュンジュンの命を危険にさらしてしまった。
早朝は交通量こそ少ないが、それゆえに住宅街の狭い道路でもスピードを出して走る車が多い。事故にでも遭っていたら、もう2度とジュンジュンと会えなかったかもしれない。
この時期ノラさんたちが喧嘩する声もよく聞くし、ジュンジュンが猫同士の喧嘩に巻き込まれたら、生活に支障をきたすような大怪我をしていたかもしれない。
私にしてみればちょっとうっかり!でも、結果として、ジュンジュンの命にかかわる大きなミスであったことは、飼い主としておおいに反省しなければならない。
No.224

[前の画面に戻る]

[Admin] [TOP]
shiromuku(n)DIARY version 1.10
SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu