PD競技会を見学してきた。 TVなどで警察犬のデモンストレーションのようなものは見たことがあるが、生で見るのは初めて。 フリスビー大会のように、大きなフードメーカーが協賛になっている華やかさはなく、なんとも地味。来場している人もほとんどが関係者のようで、ギャラリーのような人はあまりいなかった。そもそも、私たちのような無関係の人間がいそいそと見学しにいってもよかったのだろうか? でも、見学といっても見ていられたのはほんの10分程度。 元々、ランディと2人で行こうと思っていたのが、母も行くと言い出し、おまけにさくらとキーボーも着いてきた。 ランディは知らない犬と人に向かって吠えまくるので、遠くから見るのが精一杯。 おまけに、キーボーやさくらと遊びたがって引っ張りまくる。 落ち着いて競技会に参加している犬やハンドラーを見るどころの騒ぎではない。 まわりの犬たちが、しっかりと訓練が入っているので(当たり前だが・・・)、うちの犬3匹のダメ犬ぶりが際立っている。恥ずかしい。 何故恥ずかしいのかと言えば、うちの犬がダメなのではなく、飼い主である私たちがダメだからなのだが・・・
たまたま私たちの車の近くで練習をする女性とシェパードがいて、その様子をジーッと見ていたのだが、犬というのはこんな動きができるのかと感心してしまった。 別に特別なことをしていたわけではない。ただ、犬と一緒にハンドラーである女性が一緒に歩くだけなのだが、犬のハンドラーに対する集中がものすごいのだ。 近くでサッカーをしている子供がいたし、車の中ではランディがけたたましく吠えているのに、まるでハンドラーしか見えていないような集中の仕方だ。 人と犬が歩いているというより、一体となって歩いてるという感じ。 こんな風になれるまでには、小さなことを毎日コツコツと人も犬も努力したのだろうな。 私とランディも、頑張ったらいつかこんな風に歩けるようになるかな?と、ちょっと夢を見てしまった。
そういえば、会場には成犬にしては小さいシェパの姿もあった。 たぶん、ランディと同じくらいの年齢なのだろう。 あの子たちも、この競技会に参加するのだろうか。体はランディと同じくらいだし、顔もまだ幼さの残る顔立ちだったけど、醸し出す雰囲気というか、表情が凛々しくてがランディとは全く違った。 体形もランディより細かったというか締まっているという気がした。 飼う人の意欲次第で、遊び盛りのランディくらいの年齢の犬でも、ちゃんと落ち着いていられるようになるのだなと改めて思った。
ほんの僅かな時間だったが、今日は見学に来てよかった。
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No.215 |
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