2004年1月の日記


1月1日(Thu)  早朝散歩開始
あまり幼い頃から運動量を多くすると関節に問題を起こすことがあるらしいということで、今までは日課としてのお散歩というよりは、1日1回外へ遊びに行くという感じにしていた。順調に?成長して、最近では体力もついてきたせいか、1日1回の外出では昼寝をすればすっかり回復。家の中ではパワーをもてあましているいるように見えるランディ。
そこで、今日からは朝夕2回の散歩をすることに・・・

朝から外で遊べるとあって、ランディは大はしゃぎ。
まだ眠っている旦那の顔を踏みつけソファにジャンプ。寄り添って眠るマッコとジュンジュンを蹴散らし、リードを咥えてムチのように振り回しながら部屋中を駆け回る。
こうなると、もうペットではなく暴走する凶器である。
迷惑そうな顔の旦那とネコたちを放っておいて、ランディと外へ出る。
ファングのお散歩以来だ。この冬の夜明けのシンッと静まりかえった冷たい空気が妙に懐かしい。
「ランディ、行くぞ!」
私の掛け声とともに、弾丸のように走り出すランディ。私も周囲の安全を確認しながら、リードを離さないようギュッと握り締め、ランディと共に走り出す。
元旦の朝から、ランディと全力疾走である。
普段、朝食をとらない私だが、朝9時にはすっかり腹ペコになってしまった。
No.195
1月2日(Fri)  初詣
家族で市内の神社に初詣。もちろんランディも一緒だ。
たくさんの人込みの中でも、ランディは怖がる様子は全くない。
むしろ、興味深そうにすれ違う人の顔をキョロキョロと見上げながらトコトコ歩いている。すると、振袖姿の艶やかな女の子たちに、
「きゃ〜〜〜!かわいい!まだ仔犬ですよね〜」と話しかけられ、あっというまに女の子たちに囲まれるランディ。
シッポをブンブン振って嬉しそうに愛想を振りまいている。
しかし、私にとってはこれは一大事である。
可愛がってくれるのはうれしいのだが、きれいな振袖にランディのでっかい足マークをつけるわけにはいかないし、女の子たちの賑やかな声に興奮してきたランディは、「おもしろうそうなオモチャ発見!」とばかりに、ヒラヒラと動く着物の長い袖を目で追っている。こちらがちょっと油断すれば、まちがいなく袖にはランディの歯跡とよだれがつくであろう。あははは・・・・と笑いながらも、私はランディのリードを手繰り寄せてギュッと握り、
「ランディ、可愛がってもらってよかったねぇ〜。さぁ、行くよ〜」
と、早々にその場を立ち去った。

来年の初詣にランディを連れて行ったら、どんなに人が大勢いてもみ〜んな私たちをよけて歩くんだろうなぁ。きっと・・・
No.196
1月3日(Sat)  目が真っ赤!
朝起きてランディを見ると、目が真っ赤!
またネコに目をやられたか?と慌てて覗き込むが、血が出ているわけではなかった。
よく見ると結膜が真っ赤で、下瞼と眼球の間に隙間がある。

ランディを迎えてから1ケ月くらいの頃から、結膜の赤みは気になっていたのだが、膿みっぽい目やにが出るわけでもなく、痒がったり痛がったりで目をしょぼしょぼさせたり前足で気にする様子もなかったし、日によって赤みが強くなったり治まったりの繰り返しが続いていた。
しかし、年末になると少し興奮したり運動したりすると、赤みが強くなってきているような気がして、病院に行こうか正月明けまで様子を見るか、ずっと迷っていた。
この日は、血が出ていると見間違うほど真っ赤だったので、様子みていていいものか判断ができず、結局病院へ連れて行くことにした。
通いなれた分院は休みだが、本院は午前のみ通常診察。かかりつけのY先生がいてくれて本当に助かった。それにしても混んでいる。
待合室には人と動物たちが溢れ居場所がない。仕方なく外で待っていたのだが、ランディは暇をもてあましているのか、石ころは食うわ、風で飛んでくる枯葉は食うわでどうしようもない。何人かが診察が済んだらしく出て行ったので、待合室に入れたのは良かったのだが、お年寄りゴールデンに向かって、シッポをフリフリ「遊ぼうぜぃ!」と挑発し始めるし、遊んでもらえないことがわかると、今度は眠くなったのか腹出してコロコロ床を転がりながら「クゥ〜ン、クゥ〜ン」とぐずりだす始末。まったく絵に描いたようなガキンチョぶりである。

1時間半待ってやっとランディの診察。目の状態と私が普段の生活の中で原因として考えられることを先生に話す。
1 膿みっぽい目やにがないので、普通の結膜炎ではないと思う。
2 目を痛がっていないので、角膜に傷があるわけではないと思うこと。
3 両目同時だからネコと遊んでいてということも考えにくいこと。
4 食欲も元気もあり、全身疾患から目に症状が出ているとも考えにくいこと。
5 12月24日の2回目のワクチン接種の影響は考えられないか。
6 下瞼と眼球に隙間が出来ているので、乾燥によるものなのか?
7 頬が下がっている気がするので、大型犬の雄特有の顔立ちによるものか?
8 興奮しやすいランディの性格の影響なのか?
先生の見解では、1から4までは私と同じ考えで、5については、1週間以上たってから影響が出るとは通常考えにくく、仮にワクチンの影響としても目に症状が出るのは伝染性肝炎がポピュラーで、その場合は目が赤くなるのではなく真っ白に濁るのだそうだ。
だから5も原因ではなさそう。
残りの6から8については、個体差があるため何とも言えないが、原因としての可能性は十分に考えられるそうだ。
そしてその他に考えられる事として、アレルギーを原因とする場合で、見た限りではアレルギーの症状に酷似しているという。
しかし、瞼と眼球に隙間が出来ることを考えるとアレルギーとも言い切れない。
正直なところは、先生にもわからないらしい。
とりあえず、消去法でいこうと先生と私の意見が一致したので、抗アレルギー点眼薬をもらい様子を見ることに。
点眼薬で改善されれば原因はアレルギーの疑いが強く、改善されなければランディの顔立ちのせいか、もしくは全く別の原因ということになる。
どちらにしても経過観察。幸いランディ自身は目を全く気にしていないので急を要することはないだろう。

No.197

るんば  2004/01/06/17:52:23   No.198
ランディ君も目が真っ赤ですか・・早く良くなるといいですね。家のクーは多分ビーちゃんとケンカしての目の炎症。傷はなかったけど何らか細菌が入ったようです。今はすっかり良くなりました。

1月8日(Thu)  寝不足?
ランディの真っ赤だった目。
何故か正月が明けて通常の生活に戻ったら治ってしまった。
気になっていた瞼と眼球の隙間もなくなった。
3日に病院で目薬をもらって、3日も4日も改善されず5日の朝に急に良くなっていた。
目薬が効いたのだろうか?
でも5日に良くなってきたので点眼をやめたが、その後は全く赤くなくなった。
もし目薬が効いていたのならアレルギーかもしれない。
でも、アレルギーなら点眼をやめたらまた症状が出るはず。
点眼をやめても、症状が出なくなったということはやはりアレルギーではないということなのか?

原因としてひとつ考えられることがある。
それは、寝不足!
年末から旦那が休みでずっと家にいるようになってから、ランディの目は急に赤くなった。そして、正月明けに旦那が仕事へ行き始めたら急に治った。
私は正月だろうがいつもどおり朝起きて夜は寝るという生活だが、旦那は明け方までビデオやTVを見るという生活。
音に敏感な犬にとっては、家族がたてる物音で昼も夜も眠れなかったのだろう。
寝不足で目が真っ赤になる犬なんて、私は今まで見たことがない。
でも、他に原因が思い当たらない。
No.199
1月9日(Fri)  ココアっちと遊ぼう!


るんばさんとココアっちが遊びにやってきた。
果たして仲良くなれるかな?
最近、初めて見る犬に吠えることがあるランディ。
ココアっちが玄関に入ってきた時も、いつもと違う声で吠えていた。でもシッポは振っている。念のためランディをテーブルの足にリードでつなぎ、まずはココアっちが部屋の中を探検。探検が終わるとココアっちからランディに近づいて挨拶してくれた。
ランディは遊びたくて遊びたくてウズウズしている。
挨拶が済んで2匹の様子が良さそうなので、リードを離すとすぐに追いかけっこを開始。
ココアっちもランディもとっても楽しそう。
ギャンギャン吠えながら遊ぶ吠え声と床を走りまわる足音で、るんばさんと私の会話が成り立たない。
ココアっちとランディの遊び方は実家の犬たちとの遊び方と全然違う。
実家の犬たちとランディが遊ぶ時は、どちらかというと取っ組み合いのプロレスごっこという感じで体当たりで床に転がされたりするランディだが、ココアっちと遊ぶ時は2匹で走り回ったりジャンプしてみたりで床にもんどり返ることが少ないランディ。
ココアっちとはランディも体格の違いはあっても体重はほぼ互角。実家の犬たちは重量級でパワーがあるということか?
でもやっぱり、お子ちゃまのランディは顔から首までココアっちのよだれで、溺れた犬みたいにビショビショ。
遊びすぎて喉が渇くと一緒に器に顔を突っ込んでお水をゴクゴク。
でも、ココアっちは「ボクの方がお兄ちゃんなんだぞ!」とランディにウゥーッ!
さくらに犬社会のルールを教わっているので、ランディも素直に譲る。
そしてまたまた、遊びに突入していく2匹。
ココアっちはネコも平気で襲うこともないので、ジュンジュンも今日は犬たちの仲間入り。2匹が遊んでいる時はジュンジュンも離れて見ているが、疲れた犬同士が自然に休憩タイムになって休み始めるとジュンジュンがココアっちに近づいていく。
ジュンジュンもココアっちと遊びたいらしく、ソファの上からしきりに誘っていた。
でも、遊んでもらえないジュンジュン。ココアっちはちゃんとネコの怖さを知っている。
ランディのように瞬膜を切られて血を流しても、鼻にたくさん引っかき傷を作っても、むやみに突進していくようなバカな真似はしないのだ。
遊び盛りということはわかるが、ランディにもココアっちを見習って欲しいものだ。
毎日ネコパンチを正面から受けているランディを見ていると、私のほうが、また目を怪我するんじゃないかとハラハラして仕方ない。

るんばさんたちが帰る時間。ランディは遊び足りないのかワンワン吠えたり、クンクン鳴いたり・・・もっと一緒にいたかったようだ。
また今度遊んでもらおうね!
るんばさんたちが帰った後、遊びつかれたランディは5分と待たずに眠りに落ちた。
No.200
1月15日(Thu)  食いすぎ!
3日ほど前、お腹を下したランディ。
原因は食いすぎ!そして食いすぎの原因は純一郎!

仕事を終えて帰宅すると、いつものように部屋はめちゃくちゃ。
トイレシートをひッぺ返し、シートのなくなった所にオシッコ&ウンチ。
場所は合ってるんだけどねぇ・・・。そして、ウンチ取り用のトイレットペーパーは千切りまくられ、部屋中に散乱。
それらを片付けていると、見事なまでに破壊されたハタキが目にとまった。
何故?ハタキは押入れにしまってあるはずなのに・・・?
ハッと押入れを見ると・・・開いている・・・
ジュンジュンの仕業だ。そしてジュンジュンが開けた隙間から力ずくでランディも突入していったのだろう。押入れの中を確認すると、見事にフードの袋が引きちぎられ、中身が散乱していた。
よく見ると、仕事へ行く前よりもランディが太っているではないか。
一体、ランディのヤツどれだけの量のフードを食べたのだ?
こりゃぁ、下痢するな、間違いなく・・・覚悟を決めて、1日絶食をさせる。
案の定、夜中から激しい下痢。急いでトイレの場所に走るランディだが、間に合わず。
あまりに激しい下痢に、ランディ自身もビックリしている。
夜中にカーペットを洗濯。覚悟したとおり眠れない一夜になってしまった。
翌日、旦那が休みだったのでランディをお願いして仕事に行った。
帰ってくると、お腹が空きすぎたランディは嘔吐したらしい。
そこで、ほんの少しだけご飯をあげると、ものすごい勢いでたいらげた。
何とかお腹の状態も夜にはもどり、一安心。

しかし、やっとお腹が治ったと思ったところなのに、また今日仕事から帰ると押入れが開いていた。トホホ・・・
ボロボロになった空っぽのフードの袋を、得意げに帰宅した私の前に咥えてきたランディ。コノヤローと思ったが現行犯で叱らなければ無駄なこと。唖然と立ち尽くすしかない私。
そして、今日も3時間前よりも太っているランディ。
今夜も眠れそうにない。
No.201
1月24日(Sat)  初めての海


旦那と二人でランディを連れて海へ遊びに行ってきた。
この海は、ファングとも一緒に行ったことがある、私の一番お気に入りのファング写真を撮ったところ。
ファングが歩けなくなってからは、海なんか行ったこともなかったので、堤防にウォーキング用の遊歩道やベンチなどが整備されていて、とてもキレイになっていたのに驚いた。
この海は遠浅でない為、夏も遊泳禁止。そのため、堤防から海岸へ降りる階段は狭く急なものばかり。犬にとっては降りるのにかなり勇気が必要になる。
でも、今日行ったところは、海岸のすぐちかくに車の駐車スペースもあるし、階段も緩やかで幅広。ランディもトコトコ走って降りられる。
ここなら、ランディも思いっきり走らせてやれる。
持って行ったボールを投げると、嬉しそうに全力で取りに行き、また戻ってくる。
ランディにとっては初めての海。
波打ち際まで行くと、ランディは不思議そうに寄せては返す白い波を見て首をかしげていた。でも、ちょっと怖かったらしくすぐに私のもとへ戻ってきた。
あまり波には興味がないらしく、その後はひたすらボール遊びと追いかけっこ。
1時間30分ほど遊んで帰宅。帰りの車の中では、私の膝枕であっという間に眠ってしまった。

海の階段を降りられるようになったランディは、翌日玄関の階段を降りられるようになっていた。
玄関の階段はたった2段だが、今までは4本の足をどういう風に動かして降りたらいいのかわからずに、上から一気に道路までジャンプしていた。
何事も経験することで、できなかったことができるようになるのだなぁ。

ランディの遊び場にもってこいの場所の海だが、ひとつだけ残念なこと。
それは、ゴミとウンチがたくさん落ちていること。
一人一人が気をつければ、きれいな海をいつでも楽しめるのに・・・
No.202

狗呂  2004/01/27/23:08:16   No.203
ランディ大きくなっただろうね。
ピレがたまに我が家に来るけど、6ケ月ですでに25キロ。
ツーショットで見てみたいものです。

1月30日(Fri)  お散歩で・・・


生後2ケ月くらいの頃は、ランディを連れているといろんな人が声をかけてくれた。そして、なんの躊躇もなく「かわいいねぇ」と撫でてくれていた。しかし、生後3ケ月を過ぎた頃から声をかけられる事はあっても、一定の距離を保ち撫でてもらえることはなくなってしまった。確かに、まだ仔犬とはいえ既に中型犬くらいの大きさで、顔もいかつい。犬を飼っている人でも小型犬しか飼っていない人にとっては怖いらしい。一般的にはシェパード=怖い犬とイメージが強いのだろうし仕方がないか。
今日は、ランディと散歩をしていると、久々に声をかけられた。

朝のお散歩では、ウォーキングのおっちゃんに・・・。
このおっちゃん、ファングとお散歩している時からよく声をかけてきてくれた。
「優しい目をしてるなぁ〜」といつもファングのほっぺを撫でてくれた。
やっぱり話は、「あの大きい犬は死んじゃったのか?」とファングのことになる。
おっちゃんも、「そうかぁ、死んじゃったのかぁ。それじゃ寂しいなぁ。でも、今度はコイツが楽しみだな!」と言ってくれた。

夕方のお散歩では、知らないおっちゃんが、「シェパードなんてめずらしいなぁ!」と声をかけてきた。このおっちゃん、なんの躊躇もせずにランディを撫でてくれた。
知らない人に触ってもらうのは、かなりのご無沙汰だ。
ランディはというと、初めはオスワリでおとなしく撫でられていたが、顔は超がつくほど緊張しまくり。最後は私の後ろに隠れながら吠え始めた。
最近では、警戒心というものが出てきたらしく、知らない人に対して吠えることがよくある。もう少しいろいろな人に触れ合ってもらう必要がありそうだが、触れ合ってくれる人がいるかが問題。
おっちゃんと別れ、ズンズン歩いていくと今度はゴールデン軍団のおばちゃんと川を挟んですれ違い。このおばちゃんもファングのお散歩でよく会っていたおばちゃんだ。
やっぱり「その子、あの子じゃないよねぇ。小さいもんねぇ」とファングの話になる。
ファングの死を伝えると、おばちゃんも「そう、死んじゃったのかねぇ」と寂しそうに言ってくれた。

ファングが死んでもうすぐ半年が経とうとしている。
ただお散歩ですれ違って挨拶と世間話を少しする程度の人たちが、ファングのことを覚えていてくれる。そして寂しいねぇとファングの死を悼んでくれる。
改めて、ファングと歩いていたことを実感する。
ふわりと悲しみのベールに包まれてはいるが、とても温かな気持ちになる。
たとえランディであっても、ファングの代わりは出来ない。
でも、ファングのいない寂しさはランディへの愛情で埋めることが出来ている気がする。
今日、温かな気持ちになれたのは、きっとランディがいるからだ。
これからもファングへの愛情を忘れずに歩いていこう。ランディと一緒に・・・
No.204

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