ランディを連れて実家へ遊びに行った。 さくら&キーボー&ゴンとは、今日で3回目の対面。
1回目の時は、部屋の隅で身動きひとつとれなかったランディだったが、2回目に実家で会わせたときには、キーボーに向かって吠えて遊びに誘ってみたり、ゴンとも鼻を突き合わせて仲良くできた。やはりさくらに対しては、さすがの荒くれランディも一目置いているようであったが、さくらがお水を飲んでいるときに、うっかりランディも一緒に飲もうとして怒られた。でも、しばらくすると怒られたことなどすっかり忘れ、くつろいでいるさくらのシッポをジーーーッと見つめ、前足でいたずらしようとしている。 さくらが怒るときは、ランディが仔犬なのでかなり加減をしているが、見ているこちらはドキドキなのである。 怒られている当のランディは、牙を見せて威嚇するさくらから視線をそらすこともなく、首をかしげて不思議そうにさくらを見つめている。 全く、反省したり遠慮したりしない犬ランディ。ある意味、大物である。
今日は、母と私で4匹の犬を引き連れてお散歩へ。 ランディはまだ、他の3匹と同じ距離は歩けないので、母が先に実家犬だけお散歩を済ませてくれていた。実家犬たちは夕方2度目のお散歩。大サービスである。 いつも、私とランディと2人で歩くときは、ランディは慣れないリードに絡まったり、私の足に飛びついたりして、なかなかうまく歩けない。 実家犬たちと一緒に歩けるか心配したが、先頭を歩くキーボーにランディも真っ直ぐ続いて歩いていく。 川沿いの土手で、呼び戻しが完璧なキーボーとイマイチだけどほぼ完璧なゴンはノーリード。さくらも呼び戻し完璧だが、ランディがいるので念のためリード付き。 ここの土手は、車や自転車は通ることができないし、360度見渡せるので、呼び戻しさえ完璧であれば、安心して犬たちを遊ばせてやることができる。 マイペースなゴンはウロウロ歩き回り、キーボーは一人で草と戯れている。さくらは、どっかり腰をおろしてくつろぎ、ランディはゴンやキーボーの後を着いてまわったり、土の匂いを嗅いでいる。 そして、ポケットに忍ばせてきたビスケットでおやつタイム。 さくらは食べ物が絡むと本当に厳しくなるし、ランディも食べ物にはむしゃぶりつくタイプ。少々心配はあったが、実家犬たちは、名前を呼ばれた犬だけがおやつをもらえるということを理解している。もちろんさくらも食べ物に対する執着が強くても、「さくら」と呼ばれたとき以外は、他の犬がもらっても怒ったりしないのだ。 ただし、キーボーやゴンの口から落ちたおやつはすべてさくらの物となる。 「座れ」と号令をかけると、見事に4匹で揃ったおすわり。そして、名前を呼びながらおやつを与えていく。ランディもおとなしく待っている。 そして、「ランディ」と名前を呼んでおやつをあげたが、さくらは横目で見ているものの怒る様子はない。まだ、新入りランディだからさくら怒るかな?と心配していたが、大丈夫なようだ。 おやつタイムの後、そろそろ帰ろうかと母と話していたら、急にさくらがランディに飛び掛ってきた。もちろん襲うつもりではなく遊びだ。でもランディは怖がって尻込み。 さくらは、ランディのリードを咥えて自分の方へ引きよせようとしている。ランディも踏ん張る。が、急にさくらがリードを離したので、ランディ後ろへ転がって側溝に落っこちた。 「あ〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜。おっこっちゃったじゃ〜ん。だいじょーぶ?」と言いながら、ランディを抱き上げようとするとさくらやキーボーやゴンが心配そうにランディの所に集まってきた。 実家犬たちも、いつのまにかランディを仲間として認めてくれたようだ。 帰り道、前を歩くキーボーとゴンに遅れないようにランディは私を引っ張るように走っていく。さくらもランディの横を一緒に小走り。時々、ランディが遅れると、さくらは自分から立ち止まって、ランディが来るのを待つ。 そう、さくらは顔はイカツイが心は優しい犬なのだ。 なんだか、犬種は全然違うのに、さくらとランディを見ていると母犬と仔犬のようにも見える。 ランディもすっかり群れの一員という感じでとても満足そう。 やっぱり、ジュンジュンとマッコと遊んでいる時とは、ランディの動きや顔が全く違う。 また週末にでも、実家へ遊びに連れて行ってやろう。
写真は、義理人情に厚いリーダー犬・さくら
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No.185 |
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