2003年10月の日記


10月14日(Tue)  蜘蛛女


最近、マッコは「蜘蛛女」と呼ばれている。
何故かというと・・・

ある日の夜、私が風呂に入ろうと洗面室へ行くと、風呂場の入り口に何やら黒い物体がある。しかも宙に浮いているように見える。眼鏡を掛けていなかったのだが、なんだかとっても嫌な予感。
眼鏡を掛けて戻ると、案の定、それは手の平程のデッカイ蜘蛛だった。
私は、虫が大の苦手・・・旦那はまだ帰っていない・・・どうしよう・・・

そうだ!!!

NAO家防衛軍!非常事態です!ただちに出動してください!
ジュンジュン隊員、出撃〜!
寝ているジュンジュンを抱いて洗面室へ。蜘蛛を見せるとウニャ〜?
眠そうで、かなり迷惑顔だったジュンジュンの目がまん丸になった。
ヨシッ!ジュンジュン隊員は目標を確認!
続いて、マッコ隊員、出動〜!ジュンジュン隊員を援護してください。
逃げるマッコを捕まえて、蜘蛛のもとへ・・・
マッコも目標を確認すると、私の手から飛び降りてやる気満々!

2匹の隊員が揃うと、マッコは下で待ち構え、ジュンジュンは家具の上にのぼり、上から蜘蛛に手を伸ばす。ジュンジュンの手が糸に触れて蜘蛛が降りてきた。そこを、マッコがジャンピングキャッチ!見事な連携プレーだ。

しかし、ここからが大変だった・・・
マッコは捕まえた蜘蛛をくわえて、私に向かって走ってくる!
「あたし、捕まえたわよー!見てみて〜。」と嬉しそうに走ってくるのだが、
その口からは、蜘蛛の足がニョキニョキ出ている。
ヒャ〜〜〜来ないで〜〜〜!と私も走る。
そのうち、ジュンジュンと蜘蛛の取り合いになり、蜘蛛をくわえて2匹が部屋中を走り回る。
私にとっては、とんでもない修羅場になってしまった・・・
仕方なく、旦那が帰ってくるまで2階の部屋に避難。
階下では、壁に体当たりする音、椅子を倒す音などが、しばらく鳴り響いていた。
仕事から帰った旦那は部屋を見て、泥棒に入られたと思ったらしく、かなり慌てておりました。

No.160

るんば  2003/10/14/22:26:49   No.161
蜘蛛女の由来、おなかを抱えて笑ってしまいました〜。見てみてと走ってくるとは〜。まさしくぎえ〜ですねえ・・・

10月21日(Tue)  お騒がせ、さくら!


夕方、「さくらがいなくなった!探しに来て・・・」と母からSOSの電話。
「なんで?」と状況を聞こうとするが、もう電話は切れていた。

急いでさくらを探す為、実家へと車を走らせる。
もしも、さくらが近くにいて、私の車の音を聞いて、走ってきてしまったら・・・
時間はちょうど帰宅ラッシュで交通量も多い。間違いなく交通事故にあってしまう。そう思い、実家から少し離れた空き地に車を止めて歩いて行った。家の中を見るが、やはりさくらの姿はない。母も捜しに行っているようでいなかった。
リードを持って、さくらを探しにいつもの散歩コースへ向かう途中、母と会うが見つからないと言う。外はもう真っ暗!
母も、1時間近くあたりを探し回っていたようで、心配のあまり疲れていた。
とりあえず、懐中電灯を取りに母と2人で帰る。
母は家の中に入り、私はさくらがいないか外で立っていると、家の中から母の声がする。急いで家に入ると、なんとさくらがご飯を食べているではないか!
「あれ?なんで?さくらが家の中にいるの?」
母に聞くと、タンスの中の洋服が不自然に出ていたので戸を開けてみると、タンスの中でさくらがおすわりしていたという。
一体どうやって入ったのだ?しかも、それほど大きくないタンスの中。ネコじゃあるまいし、まさかこの中に秋田犬が入っているなんて、私も母も夢にも思わなかった。
まぁ、とりあえず何事もなくよかった。よかった。

安心したところで、母から詳しい事情を聞くと、ちょうど吹雪にご飯を持っていくときにフェンスを一部開けてあり、その時にキーボーが新聞屋にけたたましく吠えたので、キーボーを叱ったら、さくらの姿が消えていたらしい。
いつもはフェンスも必ず閉めるのに、今日に限って開けていたので、さくらが外へ出て行ってしまったと母も思い込んでしまったようだ。
しかし、キーボーを叱ったことに反応して、タンスの中で1時間以上も小さくなっていたなんて・・・さくらも見かけによらず気が小さい。それとも母がそんなに怖いのだろうか?まぁ育てられた者として、私自身も怒った時の母の怖さはよーく知っているが・・・

電話を受けて、実家へ向かう道中が、今日ほど長く感じたことはない。
事故に遭っていないか?よその犬や子供を襲っていないか?迷子になって帰って来れないんじゃないか?悪いことばかりが頭の中を駆け巡った。
もうさくらに逢えないんじゃないか?と本当に不安だった。
さくらの無事を確認して、私がさくらを抱きしめると、さくらは牙を剥いて威嚇する。どうやら、もう眠いらしい!
牙を剥く憎たらしい顔も、今日だけは可愛く見えるお騒がせなさくら姫であった。

No.162

狗呂  2003/10/21/22:54:50   No.163
秋田犬さくらの脱走騒ぎ、ご苦労さまでした。
捜しているときの不安はよく解ります。
何事もなくよかったですね。


るんば  2003/10/22/09:45:24   No.164
さくらちゃん、何事もなくて良かったです。ご家族の皆さんにどんなにか大切に思われいるさくらちゃん。
 本当にお疲れ様でした。よかった〜。

10月27日(Mon)  生きろ!仔猫!
昨日から、いきなりネコの子育てをすることになった。

2日前に、母から朝イチで電話があった。
こういう電話は、緊急事態か、捨てられた犬やネコを見つけた時と決まっている。
もう、無理だから・・・と冷たく突き放してみたものの、やはり気になる。
翌日、同じバイト先の子が少し以前に「仔猫が欲しい」と言っていたのを思い出し、何気に、「捨て猫を見つけちゃってさ〜」と話してみると、何と「欲しい」と言う。
その場で、同僚の子に、本気かどうかを確認すると、どうやら本気らしい。
ずっと仕事を一緒にしている子だし、信用できる子だ。
終生飼養・完全室内飼い・ワクチン接種・その他もろもろ・・・
すべて快く了承してくれた!
これはもう、レスキューするしかない。
一晩、放置してしまったが、まだ生きているだろうか?
ドキドキしながら行って見ると、生きていた。
私は、この時初めて仔猫を実際に見た。ヤバイ!小さすぎる!
仔猫というより、赤ちゃんネコである。
しか〜し、せっかく生きる道が開けたのだ。やるしかない。
離乳前の仔猫のお世話は初めてだが、幸い私には、経験豊かな友人がいる。
里親になってくれる彼女も、ネコは初めてということで、話合いの結果、離乳まで私に預けてもらえることになった。
見たところ、カリシウイルスに感染しているようなので、目薬をもらうため、早速我が家のかかりつけの病院へ行った。この日の勤務医は、私が信頼するファングの主治医だった先生。もちろん診察代は支払うつもりでいたのだが、先生の取り計らいで無料で診てくれた。
2匹の姉妹を一緒に欲しいと言ってくれた同僚の彼女。無料で診察してくれた獣医。夜遅くなってからの訪問であったのに、授乳方法など色々とアドバイスをくれた友人。
みんな、みんな、ありがとう!
一人の心無い人間に捨てられ、死を待つだけのはずだった2匹の仔猫は、多くの人間の愛情によって生きる道を与えられた。
この子達は絶対に死なせはしない。幸せになるためにこの子達は生まれてきたはず。
私はこの子たちを生かすためにがんばろう。
No.165

るんば  2003/10/27/20:33:25   No.166
 大変でしたね!助けられた仔猫もすぐに里親さんが見つかり、NAOさんにお世話してもらえるなんてとても幸運でした・・きっと幸せになれる運命だったですよ〜。離乳まで大変ですが頑張って!


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