2003年6月の日記


6月4日(Wed)  暴れネコ


今日も朝4時から暴れ狂うネコたち。
ネコたちは、何がおもしろいのか?TVの上から寝ている私の布団の上に何度もダイブ!
そのたびにウォェッ!となる私の横で、ファングはうまく起きられずに前足で布団を叩きながら、唸ってみたり、鼻をならしてみたり。イライラが頂点に達するとネコに向かってでかい声でワンワン吠える。
頼むから、全員!静まれっ!
仕方なく起きて見渡した部屋は、カーテンはかろうじて残った1本のフックのみで掛かっていてあとはダラ〜ンとはずれているし、何度もダイブされた掛け布団のシーツは真ん中に大きな穴が開いちゃってるし、テーブルの上にあったはずのBOXティッシュの中身はすべて床に散乱して、イスもひっくり返っている。
そして、玄関や階段には、何故か私の下着が散乱している。
どうやら、2階の部屋にも侵入して、引き出しから下着を引っ張りだしおもちゃにしていたらしい。
先日買ったばかりの首輪もジュンジュンはどこかへやってしまったようで、付けてない。
まるで、泥棒にでも入られたかのような部屋のありさまに唖然とするしかない。
どうして、うちのネコはこうなのだろう?
叔母の家にいった姉妹ネコはこんなことしないぞ。
同じDNAのはずなのに・・・育て方を間違えたのだろうか・・・トホホである。

No.15
6月5日(Thu)  身辺自立


最近、ファングはマッコに向かってよく吠えるようになった。
ジュンジュンに対する態度とマッコに対する態度が全く違う。
ジュンジュンがファングの横を通ってもファングは何もしないが、
マッコが通ろうとすると、身をよじってパクッとする。
マッコもファングの正面に立って、ファングを見つめながら、
シッポをプルプルと振るわせることがよくある。
これをマッコがやると、ファングはワンワンと吠え立てるのだ。
見ている限り、マッコに対してのイライラ感から吠えてるような気がする。
あの、しっぽプルプルはうまく動けないファングを馬鹿にしている行動なのか?
もし、そうだとしたらマッコ、性格悪いな〜。
以前は、ファングのお腹で一緒に寝るほどファングとマッコは仲良しだったのに・・・

でも、マッコがファングを馬鹿にしているかどうかはさておき、
ジュンジュンとマッコが取っ組み合って遊んでいると、それをファングが
うらめしそうに見ていることがよくある。
以前はネコ同士の取っ組み合いの遊びにファングもよく乱入していたのだが、
最近はそれもできなくなっってしまったファング。
自分の思い通りにならない体にイライラするのかもしれない。
ファングが立ち上がろうとするのを見ていると、神経障害が進んでいるのがわかる。
上半身は、起き上がる為バタバタと激しく動かすが、下半身は全く動かないのだ。
立ち上がった瞬間後ろ足がもつれているのに、体重を支えるために足を自分で動かす
ことができずにそのまま倒れることも多い。
私が補助しているときも、補助しているからいいようなものの、後ろ足2本がクロスした
状態でいるときもある。
自分の足がどういう状態なのかをファング自身が認識できていないように感じることが
最近多くなった。
いよいよ、身辺自立もままならなくなってきているのかもしれない。
私にとっては、もちろんファングの体そのものも心配だが、まだまだ、元気なつもりでいるファングの精神面のほうが心配である。
No.14
6月8日(Sun)  小さな幸せ


朝、いつものように私がファングのご飯を作っていると、ファングが布団からムクムク
起きてきて、キッチンに立つ私の足元に寄りかかるように寝そべってきた。
おっ重い・・・それに、かなり邪魔・・・
でもちょっと、いや、かなり私は嬉しい!

ここ最近は、立つのがしんどいのか、大抵は布団で寝そべっている事が多かった。
立ち上がるのは、ご飯の時、おやつの時、花火や雷で怖くなった時・・・
何かの動機づけがないと、動くことはほとんどなくなっていた。
足腰がまだそれほど悪くないときは、よく私の後をついて歩く犬だった。
洗濯をはじめれば、狭い洗面所まで来るし、私がトイレに入ればドアにもたれ掛かって
寝転がってしまい、トイレに閉じ込められたこともあった。
いつの間にか、邪魔だな〜ということが生活の中から消えていたことを、
今日私は思い出した。
今日キッチンで、ファングの体重と体温を足に感じながら洗い物をしていたら、
ファングの足が今ほど悪くなる前に、時間が戻ったような気がして、とても嬉しくなった。

老犬と暮らしていると、毎日が別の犬と暮らしているように感じることがある。
疲れるような事は何もしていないのに、妙におとなしくしている時もあれば、
急に嬉しそうに、遊ぼう!と誘ってきたり・・・
明らかな体調の変化はないのに、一晩寝るだけで全く様子が変わることがある。
人間にも、なんとなく気分がいい時もあれば、機嫌が悪いときもある。
きっと、ファングもそんな感じなのかな?

明日は、ファングは病院で診察の日。
体重が少し増えてるような気がする。ちょっと心配!
No.13
6月9日(Mon)  ファング診察
今日は予定通り診察の為、ファングを病院へ。

ただ、病院へ行くだけなのだが、荷物がやけに多い。
ファングは、病院では恐怖と緊張から必ず粗相をしてしまうので、
マナーとして持っていくのだ。
ペットシーツ・BOXティッシュ・ウンチ袋・下半身を吊って支える為のタオル・
車内に敷くラミシーツ・おやつ・・・
まるで、赤ちゃんとお出掛けするお母さんのよう。
仕度をしていると、「何処に行くの〜?」と大喜びするファング。
久しぶりの外出で嬉しいのはよくわかるが、ファングの大嫌いな病院なんだよ。
そして、外へ出るとワクワクした顔で車に近寄るファング。
だから、ワクワクしても、嬉しくても、残念ながら病院なんだってば。

病院へ着き、バックドアを開けるとすでに車内でガクガク震えているファング。
いつものことだが、喜ぶファングの気持ちを裏切ったようで、
申し訳ない気持ちになる私。
病院では、ファングはいつもBIP待遇?
先生みずから駐車場まで、迎えに来てくれるのだ。
病院内に入るまで、「ここはイヤだよ〜。家へ帰りたいよ〜」と空をつかいながら、
車へと戻ろうとするし、病院内に入れようとすれば、腰砕け状態で
自分の足で立とうとしなくなるのだ。
今日も、結局先生と私でファングを抱き上げ、駐車場から診察室まで運んだ。
最近では、私と先生との息もピッタリになってきてしまった。

心配していた体重も33.5キロと200グラムほど増えていたが、私の思っていたほどでは
なかった。
でも、あと1キロは腰のためにもダイエットが必要かな。
今日は、久しぶりの診察とあって、先生から後ろ足筋肉の萎縮が進んだね。と
指摘された。確かに、腿のあたりを触ると、骨の継ぎ目までわかるほど筋肉は衰えてきている。
毎日一緒に過ごしている私より、先生の目から見た筋萎縮は進んでいるように
映ったかもしれない。
でもこれは、馬尾症候群の特徴でもあるし、今となっては仕方のない現実だ。
せめて、ファングのベスト体重である32キロを常に維持できるよう、私が頑張らねば!

足の衰えも気になっていたが、最近、体中におできのようなものが、たくさん出来ている。
以前からあったイボとは、また違った感じのおでき。
先生に聞くと、多分、良性の腫瘍だという。老犬には比較的多く見られるということで、
角質成分が皮膚の内側に溜まっているということだった。
なんだか難しい医学用語が並んだ長い病名を聞いたのだが、診察が終わった頃にはすっかり忘れてしまった。
メモなどをとればいいのだが、診察中は、ファングには狭すぎる診察台から落ちないよう保定しなければいけないので、メモをとる暇はない。
キーワードがなければ、自分なりに調べることは、なかなか難しい。また今度聞くとしよう。

今日は、目薬も出してもらうことにした。
ここ2日ほどはいいのだが、白っぽい目やにが出て、白目が充血していることが多い。
原因に心当たりがないので、カルテで前回目薬を出してもらった日付を調べてもらうと、
去年の6月。
ちょうど、1年ぶりということは、季節的なもの?
もしかしたら、花粉などのアレルギーかもしれない。
でも、それほど目を痒がったりするわけではないので、目薬をもらって、ちょっと掃除をこまめにしてみることにした。

膀胱炎が治ったので、診察回数も月1回になったし、薬も2週間分もらえるようになったので、これからは少しは私もファングも楽である。

本日の診察料金  合計  ¥6530
再診料          ¥800
目薬           ¥1000
内服薬 2週間分     ¥4420
(ステロイド。ビタミン剤・ベサコリン)
No.12
6月11日(Wed)  秘儀はみがきブロック
ファングのヤツめ!
とんでもない秘儀をあみだしやがった。
その名も、はみがきブロック。
少し前まで、結構おとなしくハミガキをやらせてくれていたのに、
最近は気分がのらないようである。
頭を背けて嫌がることは前からあったが、あごは上げてくれていたので、
ちょっと強引ではあるが、なんとか出来ていたのだ。
しかし、2日程前から秘儀はみがきブロックを使うようになった。
私が、ハミガキしよう〜ね〜と近寄ると、床にアゴをペッタリくっつける。
それでも、唇をめくろうとすると、微妙に左右に頭を傾け、唇に指が入らないよう
にする。
アゴのしたに手を滑り込ませ、顔をあげるがファングは脱力したままなので、
私が力を抜くとまたペタッと床にアゴを付けてしまう。
片手で頭全体の重さを支えながら、もうひとつの手で唇をめくり磨くことは、
不器用な私には至難の技。なにしろ頭が重すぎる!
はじめは、はみがきブロックも偶然そういう体勢になっているんだと
思っていたが、ハミガキの時には、急いでこの体勢をとる様子を見て、
ファングは意図的にブロックをしようとしていると確信した。
ファングの頭の重みに、腕の筋肉をプルプルさせながら、
ハミガキをしている私の目を、できるもんならやってみろ!とでも
言うかのように見つめるなんとも挑戦的なファング。
あー!やってやるさ!やってやるとも!ふっふっふっ。人間を甘く見るな!
手であげたファングのアゴの下に、私は膝を入れてファングの頭を支える。
なんか、ちょっと、かなり、無理な姿勢だけど、まぁいいか。
ハァーハッハッハッー!これでどうじゃー!秘儀はみがきブロック返しじゃ〜!
ということで、ファングvsNAOのおバカなハミガキ戦争は、NAOの勝利で終わったのでした。
No.11
6月19日(Thu)  ファングのサマーカット


ファングの全身をドライシャンプーでお手入れのつもりだったが、
お腹の部分の汚れがひどい。
やっぱり、寝たままのオシッコでどうしても汚れちゃうんだな。
毎日、タオルで拭いてはいるけど、体毛が邪魔してなかなか皮膚まで
スッキリきれいにはなっていない。
それに、3ケ所に真菌も発見!
このところよくなっていたのに、この時期はやっぱり出ちゃうのね〜。
ということで、全身のお手入れはまた今度にして、今日はお腹のシャンプーを
することにした。

まずは、布団の上で寝転がったファングの体の下に、ペットシーツを敷き詰め
洗面器のお湯を少しづつ手にとりながら、お腹部分だけを濡らし、
手のひらでよく泡立てた石鹸で洗う。
洗い終わったら、タオルで石鹸の泡をふき取る。
何度も何度も、タオルをゆすいではふき取る。
でもやっぱり、体毛が邪魔して皮膚まできれいにふき取れない。
石鹸で汚れはしっかり浮き上がっているのに・・・・。
そうだ!切っちゃえ!
バリカンでお腹の毛を刈ることも考えたが、それではあまりにもカッコ悪すぎ!
しかし、専用のハサミは、マルチーズのポピー君に貸し出し中。
なので、普通のハサミでジャーマン・シェパードのサマーカットに初挑戦!
どこから、手をつけていいか迷ったが、適当にチョキチョキ・・・・
切っているうちに、妙に楽しくなって止まらない。
ファングも気持ちいいのか、半分寝ているような状態。
出来上がりは、やっぱり虎刈り!
まぁ、バリカンでハゲになるよりはいいだろう。
それに、不器用な私の初めての挑戦にしては、なかなか良いではないか。
目的は「おしゃれ」ではなく、「清潔を維持する為」なのだから・・・
カットが終わって、気を取り直してもう一度、お腹をシャンプー。
タオルで泡をふき取ると、とれる!とれる!汚れが・・・
真菌のところにはスプレーをふいて、仕上げはお腹全体ににクレイのお粉をポンポンポン。
皮膚まで、スッキリきれいになって、ファングも気持ち良さそうである!
No.10
6月25日(Wed)  暑さがこたえる・・・
このところ、ファングは歩くことが大変なようである。
ご飯の時も、一度は立ち上がるがすぐにその場に座り込んでしまう。
後ろ足の筋肉が落ちているから、力がはいらないのだろうか。
連日の暑さも影響しているのかもしれない。
やはり、高齢になると暑さはとてもこたえるようだ。

オシッコをしぼる時、以前より出にくくなっているような気もするし・・・
押している感触で、なんとなく膀胱壁?が厚くなっているような感じがするのだが
気のせいだろうか?
オシッコの量としては普通に出ているし、少し尿量が減ったのは
エアコンをつけるようになって、飲み水の量が減ったことが原因だと思う。
今はほとんど飲み水は飲んでいない。
水分摂取量としては、手作りご飯できちんととっているので問題はないと思う。
ベサコリンの量を増やそうか迷ったが、今までどうりの量で処方してもらった。
ちょっとびっくりしたのは、病院に直接薬をもらいに行ったら、すでに
お薬が用意されていたこと。
電話もなにもしていないのに・・・
どうやら、ファングの担当の先生が気を利かせて作ってくれてあったようだ。

No.9
6月29日(Sun)  カブトムシの引越し
カブトムシたちが、毎晩、成虫になって土の中から出てくる。
すでに15匹が無事さなぎから成虫になった。
今までの水槽では狭いので、実家で使っていない90×45センチの水槽を
もらってきて、そちらに成虫になったカブトムシを引越しさせた。
しかし、これが一苦労なのだ。
なにしろ、カブトムシの観察が日課となっているマッコとジュンジュンが、
水槽の上に乗るので、水槽のふたは、10キロの重さに耐えられる頑丈さが必要
なのである。
市販では、我が家の使用条件を満たすフタはないので、ホームセンターで
木材を買い手作り。
水槽の寸法通りにのこぎりでカットして、補強用の角材を釘で打ちつけていく。
旦那はのこぎりも釘を打つのも下手なので、我が家では大工仕事は私の仕事。
ファングのスロープを作ってからというもの、すっかり大工仕事の腕が上がってしまった。
ようやく、フタが完成して水槽を玄関に設置。
カブトムシの引越しを始めると、やっぱりやってきた!ムシムシ大好きのマッコ!
水槽の中に手をつっこんで、カブトムシにちょっかいを出す。
ジュンジュンはカブトムシが怖いらしく触ろうとはしない。
狭い玄関にみんなで集まって楽しそうにしているのを見て、寝ていたファングが
ク〜〜ンと寂しそうに鼻を鳴らしてアピールしながら、バタバタしている。
「ファングも一緒に見よう!おいで〜。」
声をかけると嬉しそうな顔だが、自力でおきられない。
起き上がるのを手伝ってあげて、ようやくファングもカブトムシの引越しを見学。
やっぱり、みんなと一緒がいいんだね!
しっぽたちは、カブトムシや旦那のやることを、とても興味深げに観察している。
こんなの見ていて、しっぽたちは何が楽しいのか?と思いながらも、私は
そんなしっぽたちを見て、十分に楽しませてもらった。
No.8

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