ファングの膀胱炎が一応完治してから、 膀胱を押してオシッコを出してあげるようにしている。 馬尾症候群は進行性の病気。 このまま、他に大きな病気をすることがなければ、 いずれは、神経麻痺が進み、毎日人の手でオシッコを出してあげなくては ならない日がやってくる。 その時がきたら、体の大きなファングを毎日病院へ連れて行くのは 不可能に近い。ファングも大嫌いな病院へ毎日通うのはしんどいだろう。 そこで、今からいずれやってくるその時のために、練習をはじめたのだ。
病院で先生がやるのを見て、同じようにやっているつもりなのだが、 はじめのうちは、全くうまくできなかった。 かなり力を入れて押しても、一滴も出ない。 時々、偶然にピューと出るときもあるのだが、ほとんどが失敗。 それが、毎日続けているうちに、なんとなくではあるがコツがわかってきた。 上半身よりから下半身よりへと膀胱を押していき、数秒押し続けると、 手を離したときに出ることを発見。 私は、膀胱を押したときにその圧迫から出るものだと思っていたので、 これは意外だった。 今日は、初めて約1回分のオシッコを絞り出すことに成功。 病院では、お腹を押されて痛いのか、キャンッと声をあげて先生に 噛み付こうとする素振りも見せるファングだが、家で私がやる時は、 横になった姿勢ですっかりリラックス。 膀胱内にオシッコが留まる時間がながければ、膀胱炎再発のリスクも高くなる。 もしかしたら、今度再発したら、唯一有効だったセファレキシンにも耐性をもって しまうかもしれない。 もう少し練習すれば、もっとスムーズにできるようになりそうだ。 膀胱炎再発の予防にもなるし、がんばるぞ!
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No.25 |
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