2003年1月の日記


1月7日(Tue)  日記スタート

今日から、老犬ファング、ネコのジュンジュン&マッコとのしっぽ三昧な日記をスタート!

正月休みも終わって通常の生活にもどり、ファングの寝不足も解消されたようである。
やっぱ、人が家の中で動き回っているとお昼寝もできないらしい。
ということで、元旦からの介護生活も終了。ヨカッタ、ヨカッタ。

でも、スロープ登るの嫌がるんだよな。脚か腰が痛いのかな?

No.77
1月8日(Wed)  ファング病院へ
今日は、ファングの病院の日。
予定では、前庭のステロイドを状態が良ければやめるはずだった。
でも、前庭神経炎は落ち着いているから薬をやめてもいいのだが、腰(変形性脊髄症)がよろしくない。歩行の際、左後ろ足を引きずるから爪もかなり減ってるし、以前より腰を大きく振って歩く。痛がったりすることはないけれど、慢性的な疼痛はあるのだろう。
私が見ていて、一番気になるのは、スロープを登る前に必ず躊躇するようになったこと。
担当獣医師とよく話し合った結果、腰の炎症と痛みを抑える為、高用量のステロイドを1週間から2週間服用することにした。
長期的にステロイドを服用しているから、医原性クッシング症候群も心配ではあるが・・・。
それとあわせて1舛ら2舛慮採未盥圓覆事に・・・
決して、太っているわけではなく、むしろ痩せ気味の体形からさらに体重を落とすのは、食いしんぼうのファングにはちょっとつらいかな。
でも、ファングの腰の悪化は、下半身すべての機能に影響が出る。歩行だけでなく、排泄機能も失う。
ずいぶん前から、お散歩も運動制限のためできなくなり、今度は食事制限。
どんどん、楽しみが奪われていく。かわいそうだが仕方がない。
やはり、前庭炎で歩けなかった時のファングのとまどいを見ているから、出来るだけ自分の足で歩かせてやりたい。他の楽しみをまた新たにみつけてやろう!

そういえば、ジュンジュンが変なゲーを吐いてあった。アイツは大丈夫なのか?
走って遊んで食欲もあるから、大丈夫だと思うのだが・・・。
NAOも早く風邪を治さねば!

No.76
1月9日(Thu)  最低最悪!
今日の朝は早かった。AM3:30である。
ファングが起き上がろうと、勢いをつけて前足で床を叩く音で目覚めた。
うまく起きあがれないので私に助けを求めている。
良く見るとウンチが出ている。「はいはい、気持ちが悪いのね、片付けてあげるよ」
それを片付けようと眼鏡を探すと壊れてる。視力が悪いので眼鏡なしでは何も見えん。
なんとか、眼鏡なしで片付け、うまく起きれなかったファングの寝返りを手伝い、もうひと寝入りしようと布団に入ったとたん今度はオシッコが出た。もう一度起きて、また片付ける。眼鏡がないのでうっかり素足でオシッコを踏んでしまった。AM4:10。寒い風呂場で足を洗い、布団に戻ると、すっきりしたファングは寝ているのに、ジュンジュンとマッコが大きなあくびをしながら、伸びをしている。
小悪魔たちのお目覚めである。しまった〜。目覚めてしまった〜。
それでもNAOは、寝るんだ!という強い意思のもと布団に入った。
マッコが私の肩を「飯くれー」ミャーと鳴いてカリカリしている。無視するNAO・・・
そのうち、すっかり目覚めた悪魔たちの運動会が始まった。
ウ〜ンニャ、グルルル〜ジュンジュンのなんとも間抜けな声とダダダダダーと走るネコたちの足音が夜明け前の部屋に響き渡る。
当然ファングも仲間入り。ウ〜ンニャ、グルル〜、ダダダダダー。ドスドスドスドス・・・
そして、またまたファングのオシッコ。ネコを追いかけてオシッコしたので、部屋中の床を雑巾がけ。「お前ら。寝ろよ!」結局、気付けばAM6:00。ハァ〜(NAOのため息)

風邪で体の節々が痛い。やばい熱出てきた。
さっさと家事を済ませ、AM10:00。
今日、実家の犬たちのお散歩に行ってあげると約束していたので、母にTELで「風邪で無理!」と連絡し、再び布団の中へ。
朝ご飯を食べ、夜明けの運動会で遊びつかれたヤツらは寝ている。
今度こそ、寝られると思ったのに・・・
外で、「ファ〜ン〜グ〜」と聞こえてきた。母と叔母がやって来たのだ。
しかも、実家の犬、さくら・キーボー・ゴン、勢ぞろいである。
無視していたが、ドアをちょっとだけ開けてさくらに家の中を覗かせて、クスクス笑っている。
ファングが気付き、ワンワンワンワン・・・そしてオシッコしながら、さくらに突進。
ドアがバタンとしまる。
アイツら嫌がらせに来たのか〜?また部屋中の床を雑巾がけ。
そっとしておいてほしいから、TELしたのに・・・意味がないではないか。
雑巾がけが終わった頃には、すでに母も叔母も犬たちも、どこにもいなくなっていた。
一体、何しに来たのだ(怒)!

ハァ〜。体中の関節が痛いぞ。早く風邪を治さねば・・・

No.75
1月10日(Fri)  生姜バンザイ
一時期、生姜入りご飯を拒否していたファングだが、最近また生姜入りご飯にチャレンジ!
どうも、匂いが気になるようなので、初めは少量づつでだんだん量を増やしている。
食べる直前にすりばちで摩り下ろしたごまを加えれば、匂いが消されて食べてくれる。

それにしても、生姜という食材はえらい!
生姜入りご飯を食べ始めたら、毎朝震えていたファングが震えなくなった。
このところ風邪でダウンしていたNAO。
ファングの真菌患部のシャンプーが疎かになっていた。が、しかし、3日間シャンプーサボってたのに、ひどくなるどころか真っ赤に炎症していたのが嘘のように治まっている。
痒くて、いつも股を舐めていたのに、それもだいぶ改善された。
NAOも、マグカップにおろし生姜とスプーン一杯の味噌をいれてお湯でといたものを飲んだら風邪もすっかり良くなった。
生姜はえらい。生姜バンザイである!
No.74
1月11日(Sat)  老犬との暮らしかた

正月のファングの介護は2回目である。1回目は去年9月の前庭神経炎で約1ケ月。
幸い、正月の時は病気と言う訳ではないから、3日程で済んだが・・・
この正月の介護の時、私は心の中で決めた事がある。
それは、「絶対に怒らない」ということ。

老犬と暮らす上で、まず頭を悩ませるのは排泄のことである。
どんなに健康であっても、老いからは逃れられない。
足腰が弱くなり、排泄も回数が多くなり所かまわず出てしまう。
寝たきりならば、排泄で汚す場所は限られるが、自分で歩けるとなると飼い主にとっては
かなり厄介である。
毎日、ファング布団の敷きパッドとシーツの洗濯が4〜5枚。
大型犬のシェパードなので、パッドもシーツも人間用シングルサイズ。干す場所にも困る。
私が食事中でも、夜中寝ていても、ファングの排泄にあわせて汚した場所を雑巾がけ。
お腹の下にペットシーツを敷いておいても、わざわざ立って歩きながら出すのである。
こういう生活が続くと、当然イライラしてファングに怒鳴ったり、主人にやつあたりしたり。
そして、次は自己嫌悪で落ち込み、さらにイライラする。
1回目の介護の時は、初めてということあり、私自身の精神状態にかなり戸惑った。
ファングが動けないときは、何とか治してやりたいと思っていたが、回復して良くなってくると
ファングのことより、自分の辛さが前面に出てきた。
治りかけのこの頃が、ファングの実際の介護と自らの精神不安定により、心身ともに一番辛かった。だから、正月の時、「怒らない」と決めたのだ。

「怒らない」ただ、それだけのことなのに、とても自分が楽なのだ。
もちろん、私とて完成された人間ではないので、イライラするときもある。
内心はイライラしていても、口先だけは「オシッコでたね〜」とあくまでもやさしく!
それも無理なくらいイライラしたら、そんな時は、何も言わない!ただ黙って雑巾で床を拭く。
表向きだけでも、怒っていない自分を演出すると、イライラが治まるから不思議だ。

きっと、1回目の介護の時は、突然の病気で私自身の心構えもなく、「何とかしなくちゃ・・」
「ファングには私しかいないんだ!私がやらなくちゃ・・・」と気負いすぎて、私自身が何に対しても神経質になりすぎていた。
もっと、おおらかな気持ちで、汚したんなら拭けばいい。匂いが気になったら匂い消しをスプレーすればいい。そう、簡単に考えていればよかったんだ。

自分自身の精神状態が落ち着いていると、しっぽのある家族にも、ない家族にもやさしくなれる。やさしい時の自分は自分自身が受け入れやすい。
老いたとはいえ、せっかく大好きなファングとの時間を過ごせるのだ。
別れの日まで、残された時間がわずかなら、楽しまなくっちゃ損だよね。

No.73
1月13日(Mon)  野良猫へのごはん

野良猫に与える為、キャットフードを買いに来るお客さんが、私の働く店にはたくさんやって来る。そして、「このフードは、ノラさんにあげるの〜。たくさんいるからすぐになくなっちゃうのよ!」と私に笑顔で話しかけてくる。また、「ノラさん、かわいそうだから私がご飯をあげてるのよ」と、自分がノラさんを救っていると誇らしげな人までいる。
でも、たくさんのネコにご飯をあげるんなら、たった1匹でいい、飼ってあげればいいのに。
私は、そう思う。
ノラさんの生活は悲惨だよ。
家のジュンジュンとマッコも仔猫の時に拾ったネコ。
ノラさんが産んだのか、人に捨てられたのか、真実は今もって謎だが・・・
まだ、私の手の平にのるほど小さかった。なのに体はノミだらけで、お腹の中には虫もいて、
ガリガリに痩せこけていた。カリシウイルスに感染していて、口の中には、潰瘍ができていたし、目やにが厚くこびり付いて固まり、私は、目を潰されているのかと思った。
避妊や去勢をせずに、かわいそうだからとご飯をあげることで、ジュンジュンやマッコみたいに
病気にかかり苦しい思いをする仔猫が増えていくのに・・・
目先の空腹を満たしてあげる事より、もっと現実を知って欲しいなと思う。

ジュンジュンとマッコも今年の春には2歳になる。
初めは里子に出すつもりだったが、ファングとの関係を見ていると、家の子に迎えて良かったなと思う。ファングも1人でいた時より、ネコたちがいる方が目が生き生きとしてるし、ネコたちも、時にはファングを挑発して遊びに誘ったり、ファングが外に出れば、窓からファングを呼んだりしてる。ネコを飼うのは、この子たちが初めてなのだが、ネコがこんなに情のある動物だとは知らなかった。
No.72
1月14日(Tue)  ファングの策略
午前のひだまりの中、ネコもファングもお昼寝中。
ふと、目をやると寝ていたはずのファングが起きて、私をジ〜と見つめている。
寝ぼけたようなバカ顔がたまらなくかわいい。
しばらくして、また見るとまだジ〜と見つめている。
「いつも一生懸命に世話をしてかわいがっているから、ファングもNAOを愛してくれているんだ」と勝手に解釈し、1人でイイ気分に浸っていた。

私を見つめるファングに微笑みを返し、2階の部屋でPCの電源をONにしたとたん、
何やらファングが廊下を歩く爪の音が・・・
そして、ネコのご飯をむさぼり食う音まで聞こえてくる。
なんだ、そういうことだったのね。
私がいる時は叱られるので、私のいなくなるタイミングを今か今かと待っていたのである。
頭の中はネコのご飯のことで一杯。NAOだいすき〜!と私を見つめていたのではなく、コイツ早くどっか行かないかな!と見つめていたのだ。なんという悪知恵!
私が2階のドアを開ける音がしたら、すぐに布団の方へ逃げていき、またバカ顔をしてる。
足音ですべてお見通しなのに・・・詰めが甘いんじゃ、まだまだよのう、ファングよ。

しかし、昔と比べ、予防医療の普及などでペットも高齢化が進む中、痴呆などの問題に悩む
飼い主も多い。これだけ悪知恵が働くファングには、その心配はいらないようである。
No.71
1月16日(Thu)  吹雪の爪きり

今日は、実家で暮らすブルーフォックスのふぶきの爪切り。
最近、顔を見せなかった私の顔を見て、その瞬間に目が漫画のようなニコニコ目になる。
そしてウキャキャキャッと喜びの雄叫びをあげながら腹をみせて極太のしっぽでパタパタと地面を叩く!かわいいではないか。でも、ごめんよ、今日は吹雪の嫌いな爪きりなのだよ。
明日には・・・来週には・・・とずっと先送りにしてしまっていたので、かなり伸びており
なかなか切り応えがあった。
いつも、嫌がって大暴れするので、体を抱っこする母と、足をおさえる叔母と、爪を切る私と
3人がかりである。
一度、頭数がそろわないので、母と私の2人でやったところ、暴れた拍子に切りすぎて大流血した経験があり、それからは必ず3人でやっている。
今日は、ほとんど暴れずとってもお利口だった吹雪。(怖かったらしく震えていたが・・・)
終わった後は、自前の地下室(小屋の下を吹雪が自分で掘って作った地下室)へと、一目散に逃げていった。
そして、爪きりが終わった後、お散歩隊の私達はキーボー・サクラ・ゴン、はちゃめちゃ3人衆のお散歩へ・・・本日も「しっぽ三昧」な1日であった。

No.70
1月17日(Fri)  老犬の心と体
年明けから、急に足腰のふらつきや外へ出たがらないなどが気になるので、高用量でステロイドを1週間与えてみたが、良くも悪くも変わりなし。
次の選択肢は2つ。さらにステロイドの量を増やし短期間飲ませてみるか、現状維持ということで、副作用の心配がない程度の量でステロイドを続けるか。
結局、現状維持を選んだ。
高齢で治療法がない場合、いかに生活の質を落とさないようにと対処法を考えるとき、本当に悩む。ファングの足腰への負担が減るようにと作ったスロープも、最近では少し大変そうだ。

私が病院から自宅に帰り、しばらくすると母と叔母がやって来た。
私が風邪でダウンしていた為、母と叔母がやって来るのは久しぶりである。
すると、ファングはとっても嬉しそう。今まで、私が何回もオシッコ行こうよと外へ誘っても、外へ出ようとしなかったファングがスタスタとスロープを降りて、母と叔母にくっついて、小走りしながら歩いていく。久しぶりの来客が相当嬉しかったらしい。
この時から、夜に外へ出る時も、ファング自ら歩くようになった。
心の中を喜びで満たしてあげると、こんなにも体の状態も変わるのだな。
「生きる力」というものは、何気ない日常の中にあるんだなーと、感心させらた出来事であった。
No.69
1月18日(Sat)  噛まれた・・・
たった今、ファングに噛まれてしまった。
原因は、ビニールを食べようとしていたファングの口から、無理矢理ビニールを出したから。

私の気付かぬうちに、ジュンジュンがゴミ箱から、おやつの空袋をひっぱり出してイタズラしていたのを、ファングが横取りしてクチャクチャと食べようとしている。
ダメー!しかし、かすかに残るおやつの香りに夢中で、歯をガチガチ鳴らしながら食べようとしている。
「うわ〜噛まれたら痛いだろうな〜。きっと、いや絶対噛まれるよな〜。」と一瞬、躊躇したが
1秒後には、指をつっこみ何とかビニールを奪取!
やっぱ痛かった!案の定噛まれたNAO。
まぁ、これも仕方ない。飲みこんだら一大事。ゴミをちゃんとしていなかったNAOが悪い。

腰のためのダイエットで、いつも空腹のようだ。そんなに急激に量は減らしていないんだけど。
食いしん坊には、こちらが考える以上に辛いのかも知れぬ。
もう一度、メニューを考える必要ありだな。
新食材も選択肢の一つとして取り上げながら、いろいろと試してみよう!
No.68
1月21日(Tue)  はみがき
今日、ファングのはみがきに挑戦してみた。
今まで、うまく出来たためしがない。そして挫折。それを何回も繰り返してきた。
マズルも触らせてくれるし、唇もめくれるんだけど、できないんだな。
さくらだとうまくできるんだけど・・・

今日の歯磨き大作戦は、寝こみを襲ってみた。
初めは、「何しやがる!」って感じだったが、膝枕にファングの頭をのせ、かしこいな〜と誉めながら、
頭を撫で撫で・・・
作戦どうり、ウトウトモードである。シメシメ・・・
唇をめくり歯ブラシを当ててみると、おとなしいではないか。かしこいな〜!
コシコシコシ・・・やっぱりおとなしい。かしこいな〜!
しかし、ネコどもが何してるの〜?と様子をうかがいにやって来た。
チッ、邪魔が入った。
あまり長い時間では、歯磨きが嫌いになってしまうかも・・・今日はこのへんで良しとするか。

そういえば、前庭神経炎で動けない時は、割とおとなしくやらせてくれたな。
もしや、ファングが甘えたいときは、おとなしくやらせてくれるということか?

以前、友人の子供のはみがきを見たことがある。まだ子供が小さかったので、母親である友人が自分の膝枕に子供の頭をのせてやっていた。子供の興味が母親以外に向いてるときは、やっぱりおとなしくやらせなかった。なるほど、人の子も犬も同じである。
No.67
1月24日(Fri)  パラシュート?

なんだ?なんだ?
今日は朝からみんなテンション高すぎ・・・。一体どうしたというんだ。

今日は仕事があるので、朝からせっせとファングご飯を作っていた。
そしたら、背後でドドドドーという足音とともに、バサバサバサ・・・
ジュンジュンがスーパーの袋の手で持つところに頭と前足をツッコミ袋がとれなくなったらしい。本人は、袋を取ろうと必死に走るのだが、袋が風を含んで、まるでパラシュートのように
膨らんでいる。
パラシュート?を背負ったまま走るジュンジュンをマッコが追い掛け、その後ろから、ファングが、スリッパや新聞紙を蹴散らしながら追い掛ける。
3匹のその姿があまりにおもしろくて、朝から1人で爆笑してしまった。
袋を取ってやったあとも、ジュンジュンとファングは2匹でバトル。
老犬といえども、さすがはシェパード。マズルで軽く押すとジュンジュンが簡単に転がる。
ジュンジュンはコロコロ転がりながら、ファングの鼻っ面にネコパンチ。
ファングも、ふらつく足でジュンジュンを踏まないように気をつけながら応戦している。
しかし、さすがに若いネコが相手では、持久力が続かずファングはダウン。
遊び足りないジュンジュンは、マッコと追いかけっこ。
お疲れファングの頭上を2匹のネコが飛び越えていく。と思いきや、いきなり頭を上げたファングの後頭部に、ジュンジュンがもろに激突!
ビックリしたのか、フーッ!と威嚇するジュンジュンのシッポは極太。
ファングも、キュ〜ンと鼻を鳴らして、キョトン顔。
おもしろすぎる!笑いすぎて腹が痛い。
こんなに笑ったのは久しぶりだ。
朝からはしゃぎすぎたファング。ゆっくりおやすみ。
No.66
1月28日(Tue)  セラピー
母と喧嘩した。原因は些細な事。まぁ、いつものことと言えばいつものことなのだが。
しか〜し、今回はさすがに腹がたち、めずらしく大声で怒鳴ってしまった。
家に帰ってからも、怒りは冷めない。

NAOがこんなにイーッとなっているのに、ファングもネコたちもスヤスヤとお昼寝中。
つまらんの〜!
すると、マッコが目を覚ました。
大あくびをしながら、こちらへやって来る。
「マッコ〜。おいで〜。NAOの心を癒しておくれ〜」
目があったとたんに、走って逃げた・・・
チッ、マッコは冷たいの〜

その様子をファングが横目で見てる。
「あっ、ファング起きてたの〜。癒しておくれー!」
ハフーッ!
ため息をつきながら、身をよじって嫌がるファング。
「いーじゃん。癒してよ〜」と、顔をファングに近づけたら、ゲパーッ(ファングのゲップ)
またまた、横目でNAOを見ながら迷惑そうな顔・・・そして、再度、ハフーッ!

残るは、ジュンジュン。
しかし、毛布の上で腹を出して爆睡。

こいつら、冷たいの〜。ハァ〜ァ。
旦那が帰ってきたら、グチを聞いてもらうとするか。

No.65
1月29日(Wed) 
私の住む地域では、ほとんど雪が降らない。
今日は寒いと思いつつ、玄関の掃除をしていたら猛吹雪!
掃除の手をとめ、家の中で寝ている3匹にむかって、
「ほ〜ら、すごいよ。みんなこっち来てごら〜ん。雪だよ〜」
勝手口のドアを少しあけて、声をかけると、言葉は通じなくとも楽しそうなのがわかるんだな。
何?何?と3匹とも目をまんまるくして、いっせいに走り寄ってきた。
3匹で顔をくっつけて外をのぞき、真っ白に吹雪いてる雪を不思議そうに見ている。

マッコは気が小さいので、雪が吹き込んでくると怖がって逃げてしまった。
ファングは、天から落ちてくる雪を目で追い、頭を上下している。
ジュンジュンは、雪にむかって手をのばし、そのうちに雪にむかってしゃべりだした。
ン〜〜〜ニャッ。ンニャッ。
勝手口のドアを閉めると、マッコとファングは何もなかったようにしてたけど、ジュンジュンは
雪が気に入ったのか、出窓に陣取り、雪がやむまでしゃべっておった。
一体何をしゃべっていたんだろう?
No.64
1月30日(Thu)  ハッピーバースデイ

今日は、ファングの13歳のお誕生日。
ボランティアさんの所からやって来たファングの誕生日が何故わかるかというと、
役所から送ってくる狂犬病予防接種のはがきに誕生日が記載されていたのだ。
我が家にやって来たときは8歳と聞いていた。ボランティアさんもそう思っていた。
役所のはがきをみるとどうしても計算があわない。はがきの記載を信じれば、我が家に迎えて1ケ月後には11歳になっていたことになる。
後からわかった話では、ファングの元飼いさんと、私にファングを譲ってくれたボランティアさんの間に、もう一人仲介役をした人がいるらしい。
この仲介役の人がファングの年齢をごまかしたのか本当に知らなかったのか、私にはわからない。
なので、本当に1月30日が誕生日なのかというと???だし、本当に今年で13歳かといえば???だし。でも、私にとってはこんな細かい事はどうでもいいのだ。
大切なのは、ファングにめぐり逢えたと言う事実と、今日こうしてファングと同じ時間を過ごせると言う事実。
いうわけで、今日のファングご飯は豪華に黒毛和牛煮込みおじやだ!(お肉はちょっぴり増量)
おやつもスペシャル。手作りクッキーだ!
しか〜し、お昼ご飯のあと、クッキー作ろうと思っていたら、なんだか気持ち良くなってきて、
寝てしまった。
ヨーシ!ファングの為に今から作るぞー!はたして、うまく出来るかな〜?
No.63
1月31日(Fri)  宝物

ファングもとうとう13歳。一緒に暮らしてまだ2年。
もっと、もっと一緒にいたい。

もし、ファングがまだ子犬のころに出会っていたなら、どんなだったろう?
今はおもちゃなんか興味なしだけど、子犬の頃は、おもちゃで遊んだりしてたのかな?
顔も今は茶色の毛で、ところどころ白髪になってるけど、子犬のころはもっと黒かったのかな。
実際には、10歳を超えてから迎えたので、ファングが全力で走る姿を私は見たことがない。
耳を後ろにキューッって倒して、長いシッポでバランスとりながら
背中の筋肉を使って全力で走ったら、きっと、早いんだろうな〜。
2歳・3歳の頃だったら、きっとファングの体格なら40キロくらいあったかな?
筋肉も柔らかくて、後ろ足ももっと太くて、たくましかったんだろうな。
今は、後ろ足の筋肉も落ちちゃって、体を支えてるのがやっとだ。
最近では、特に具合が悪いわけじゃないけど、やっぱ寝ていることが増えたな。
ファングを迎えてから、もっと写真をとっておけばよかった。
特にファングが動いているところを・・・
ファングが家に来たばかりの頃は、仕事でお留守番をさせる前には、必ず一緒に追いかけっこ
して遊んだ。仕事に行く時間でリードをつけようとすると逃げ回ってたな。
まるで、NAOが追いかけてくるのを楽しんでるみたいに・・・
出来る事なら、もう一度だけ、ファングと追いかけっこして遊んでみたいな。
あのときのファングの楽しそうな顔は、本当にキラキラしていたから。
あんな顔をもう一度みたい。
でも、もう無理だね。今は、20メートルほど先の空き地に行くにも、休みながらじゃないと
いけないから・・・
本当は、ファングが元気で居てくれるだけでいいはずなのに、いろんなこと考えてると、ちょっと欲が出てきちゃうんだな。
全力ではないけれど、ファングが走っているたった1枚の写真。これはNAOの宝物。

No.62

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